着用した初音ミクT

小諸市内をフィールドに楽しむ! 舞台めぐり CYCLING & WALKING

KOMOROGAINIG2017 参戦記

2017.10.8[]

経緯

事前郵送のマップ(表)

5月に初開催されたグランフォンドKOMOROの実行委員会が主催する、これも初開催のアニメファン向けイベント「KOMOROGAINING(コモロゲイニング)」が長野県小諸市を舞台に行われる。自転車または足で市内のチェックポイントを巡り、写真を撮ったり買物や食事をして点数を稼いでいく、フォトロゲイニングと店舗スタンプラリーをごっちゃ混ぜにしたルール。アバウトながら地図や得点表が数日前に送付されるなど、通常のロゲイニングとは勝手が異なる。制限時間は3時間。当然遅刻のペナルティは大きく、10分を越えると−5000兆Pだとか(「5000兆円欲しい!」という流行語を元ネタにしたと思われる)。

プリントアウト地図で予習

しかし前週の松本マラソンで悪走したダメージが大きく、ネツっぽい体調が続く。もし家に体温計なんてものがあったら仕事を休みまくっていただろうってくらい。そんななか独自に地図をプリントアウトしてチェックポイントをプロット、各エリアの予想所要時間を書き込んだり経路を完全に頭に入れておくなど、自分なりに周到な準備をしておく。小諸と言えば何度も「あの夏で待ってる」の聖地巡礼をしているので、土地勘は充分なはずだ。

迎えた今日も、チャリを輪行して松本から篠ノ井、そして小諸に向かうが、着くまでに少しでも体調が回復してくれと祈るような気持ち。

日記

10月8日()大会当日「コモロゲのおぼろげな記憶」
りのん様

しなの鉄道の小諸駅に到着すると、りのん様御神体が鎮座している。チャリを組み立て、予習がてら近場を見て回る。駅前は第23回ふーどまつりの準備をしていて、歩行者天国になる様子。コモロゲは同時開催という立場で、少し歩いた大手門公園が会場となる。ぼちぼちアニメウェアの人々が集まってきて、チームフォルトゥーナ(ろんぐらいだあす!)がすごく多い。

受付で500円クーポンを3枚貰えるので、買物ポイントに活用しよう。舞台めぐりというスマホアプリで写真を撮るとポイントが加算されるのだが、それは全部の撮影スポットで使わなきゃいけないのか一部で良いのか、スタッフに聞いてみたが返事は曖昧。あとフォトロゲイニングで通常は配布される撮影例一覧が無い。懐古園内の分だけようやく掲示してあるが、他は各自の予習頼みか。得点表も抜けがあるなど突っ込みどころ満載だけど、小諸イベントとしてはこれが平常運転。すっかり慣れたわ。

スタート前

会場では「ろんぐらいだぁす!」作者の三宅大志先生や声優の東城咲耶子様(さやパカさん)がサイン会をしている。原則としてグッズ購入者向けサービスなので…あとで考えよう。競技に必要ない輪行袋や着替えはそこら辺にこっそり置いといて、工具や地図、カメラ等はトレランパックで背負う。ウインドブレーカーはシートポストキャリアにくくっておく。シャツはいつものガルパン黒森峰ではなく、グランフォンドKOMOROの初音ミクを着用。このイベントの正装、と思ったら自分だけだった。

競技説明で「浅間山荘への道はダートなので、ロードの方はパンクしますよ!」とのこと。よっしゃ、ランドナーの面目躍如だぜ。高峰高原からの夜景を使ったろんぐらいだあす!の新ビジュアルが披露され午前11時、80余名の参加者が一斉に、というより狭いスロープをちょろちょろとスタートしていく。さやパカさんにグランフォンドTシャツ気づいて貰えて嬉しい。スタートA〜CグループのうちCになってしまい、なかなか出走できず焦るが、まぁそんなガチな競技じゃあるまい。

はるかに車坂峠

上位狙いは北へ、標高差1,310mの高峰高原を目指すことになる。その前に北国街道沿いに『ほんまち町屋館みはらし庭』『そば七』『萬屋骨董店』『本町つるや旅館横』『光岳寺山門前』と写真を撮っておく。それぞれ40ポイントと安手だが、ちりも積もればってやつだ。さあ長い登り、はるか先の雲の切れ間に車坂峠が見え隠れする。以前ここのヒルクライムレースに参加したときタイム1時間弱だったが、そのスタート地点(天池公民館)まで25分近く掛かるし、若干の荷物はあるし、何より脚に当時の登坂力はない。遅刻せずに帰って来れるのか不安に思いつつチェリーパークラインに突入。

調子は悪くないし、ほどなく右折しへのダート片道4.5km(往復9km)を決行する。平均斜度5%の締まった砂利で走りづらくはないが、当然スピードは出せないし、所々急な所はランドナーのタイヤでも滑る。あと1kmを過ぎ、白いウェアのロード乗りとすれ違う。あいつが遅刻しない限り私の優勝はありえなくなってしまった。ようやく『天狗温泉浅間山荘』到着。入浴や食事でもポイントは入るが、温泉の素を買ってハンコを貰う。安くて申し訳ない。500pと圧倒的な高得点。ここと高峰高原エリアのコンボを決めれば、上位入賞がグッと近づく。

ダートを下り、チェリーパークラインに復帰する頃には予定より10分近く遅れている。エンジンをかけ直すようにヒルクライム再開。しかし峠までまだまだって所で、よく見るウインドブレーカー(チームCB)のロード乗りとすれ違う。もう上を制覇して来たのか! おそらくこれから浅間山荘に向かうのだとしても、いや寄らずとも、あいつが遅刻しない限り自分の2位もないと悟る。逆に、ここらで私に抜かれている人達は大幅遅刻確定な。とにかく今、腰痛をこらえて頑張るしかない。えんやこら、紅葉がそこそこ綺麗だ。

車坂峠付近より 高峰温泉で星座早見盤を買う

スタートからキッカリ2時間で高峰高原エリアに突入する。素晴らしい展望もゆっくり眺める時間はなく、とりあえず『ろんぐロケ地』写真40pゲット。『高峰高原ホテル』での買物300pは…ちょっと重いけど瓶ジャムをクーポン使って買っちゃう。どうせもう登りは無いし。標高1,973mの車坂峠を越えて群馬県に入り、フラットダート1kmほどで『ランプの宿高峰温泉』、買物310pは星座早見盤を購入。これはいくつあっても良いものだ、と思うプラネタリアン好き。

峠に戻り『高峰高原ビジターセンター』での買物300pはウエハース菓子で、さっそく補給食とする。事前にそれぞれの売店の写真を検索して品目を把握しておいたが、ついどれを買うか迷って時間が掛かってしまった。エリア制覇を完了し、もう予定より30分も押している。やばいやばい、防寒装備をして豪快なダウンヒルへ。絶対に事故は起こしてはならず「急いだら負け」と心得るが、効率的なブレーキ操作という観点で市街地へ落ちてゆく。悔しいけど菱野温泉と高原美術館は断念だ。

自家焙煎珈琲こもろ

ふーどまつりで賑わうメーンストリートの歩行者天国。押し歩きながら『(元)佐藤青果店』『相生町2・3丁目交差点』『自家焙煎珈琲こもろ』『相生町』それぞれ撮影40pゲット。『おみやげのみやさか』で山くらげ漬を購入80p、『ひしや本店』で生姜豆購入80p、これでクーポンは使い切った。『観光案内所』『小諸駅』それぞれ撮影40p。ランニングシューズを履いているし懐古園も巡りたかったが時間がない。停車場ガーデンや富士屋醸造等での買物pも諦め、最後に『市町ガード下』『市町・旧本陣前』『大手竹内駐車場前(配布地図とアプリで候補地が違うので両方撮っておく)』それぞれ撮影40pゲットしてスタート地点へ。そうそう、『舞台めぐり』アプリ撮影も一部試みたが、激安スマホではなかなか上手くいかない。40p付くかは謎。

事前郵送マップの裏にスタンプ

こうして制限30秒前、ゴールドカードを受け取ってフィニッシュする。もうバッタリ倒れたいのをこらえ、自己採点シートを記入し提出する。電動補助のない自転車or徒歩なら40p加算され、アプリ分入れてトータル2250ポイント。終盤だいぶカットしちゃって、現金も1,230円しか使わなかったけど、どうだろう。周りの様子を見ると、10分以上遅刻した奴マジで−5000兆pされてやんの。ネタとしては美味しいけど、運営さんに迷惑も掛かるから程々にな。やがて高得点の人だけ写真やスタンプのチェックに呼び出され、私にも3番目に声が掛かる。アプリ使用は全部の写真じゃないとダメだって(でも結局認められたようだが)。

閉会式

だいぶ遅れて始まった表彰式は、三位から発表される。「ナンバー155、中村さん!」私!? ああ、やっぱりね。もちろん一つでも上の順位を目指していたけど、かなり嬉しい。自転車草レースでの入賞なんて生涯最初で最後ではないか? 二位はダートですれ違った方(Uさんだったかな?)で2500p超、未成年なので副賞のワインはお父さんにとのこと。そして一位はあのチームCBの、ヒルクライマーなら誰でも知ってるTさん。勝てる訳ないわ。ヒルクライム自転車載動画の老舗でもあったな。後で知ったがダートに行かずに2600p超を叩きだしている。登壇し、三位副賞の御牧ヶ原コシヒカリ3kgとマンズワインをさやパカさんより受け取る。グランフォンドKOMOROのTシャツに「気合入ってるねー」と喜んで貰えた。そしてポディウムでシャンパンファイトならぬペリエ・ファイト! 二人は遠慮がちだがせっかくだから、ぶっ掛けさせて貰うぜ。

ランドナーと戦利品

さらに一位から選べる副賞として、Tさんがニパ子フィギュア、Uさんはフォルトゥーナボトルセットを選択。私にはフォルトゥーナマフラータオルが残ったが、これで良い。他に前述の土産品や参加賞の味噌300g&リンゴ&なつまちステッカーもあるし、輪行組としてはこれ以上のものを貰っても困るところだった。大会のルールは突っ込みどころ満載だったが大きな破綻はなく、そこそこバランス良く機能していたようだ。四位は2050pくらいで女性だったかな。私なんかいないほうが表彰式は絵になったんじゃないか?…あと徒歩参加ながら土産店巡りの米帝プレイ(重課金)で上位に入った人もいるとか。次回はきっと、もっと面白いものになる。

車坂峠ヒルクライムの時は抽選会でヘルメットを当て、グランフォンドKOMOROではビンゴで一等賞を当て、そして今回も入賞…小諸は私にとって異常にゲンが良い。安堵と満足を感じながら電車で松本に戻りチャリを組むと、タイヤがスローパンクしてらあ。ネツっぽさがぶり返して頭がぼうっとしてきたし、ゆっくり休んで調えよう。明日も休日なのは助かる。もう今年は、ガチで走るレースは無いよね?

後日、手描きの入賞祝福メッセージを添えた参加証明書が届いた。これからも共に盛り上げていけると良い。


リンク

公式サイトより、表彰台ペリエファイト
ニコニコ動画: KOMOROGAINING2017(自転車オリエンテーリング) #コモロゲ
チャリ載動画を編集してゆっくり音声を加え、ニコニコ動画にアップしたもの。BGMがイースなのは著作権的にクリアで使い易い為で、フレプリのイースたんとは関係ない。
グランフォンドKOMORO 公式サイト
KOMOROGAININGの案内も。右の写真は公式より拝借。
スポーツエントリー KOMOROGAING2018申込ページ
2018年10月6日(土)開催、参加料3,800円。制限時間は4時間に拡大。

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