畳平鶴ヶ池

All Japan Mountain Cycling in NORIKURA 2009

第24回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 参戦記

2009年8月29日〜8月30日

日記

8/29() 自走ノーロー

三日前までのツーリングで燃え尽きた気がする上、体重もリバウンド。8月末の乗鞍までが夏だよ…。先々月のツールド美ヶ原で自己ベストを更新できた勢いは残っているか、心配ながらレース前日を迎えた。

前日受付会場から乗鞍山頂

雨の予報もあったが空は明るく、晴れ間も覗く。これなら走れるだろうし、クルマでの楽々乗鞍入りはやめた。ここ数日チャリに乗っていないのと、レース結果的にゲンが良いので、松本市街から自走で行く。でも何だかヘロヘロで、たまにロードレーサーが追い抜いていく。中盤のトンネル地帯は自分もそれなりに急いで走らないといけないが。自転車を積んだクルマがもうたくさん乗鞍高原を目指して登って行く。
2時間半で会場入りし受付を済ませる。記念品はタオルとアミノバイタルプロ粉末2袋。とりあえず座って昼飯に薄皮つぶあんぱんを食い、参加者名簿でも眺める。

寿家の夕食

坂を3km戻り、宿は『寿家』。去年まで一緒だった筑大サイクリング部OBOGの方々が今年は欠場するため、norikura1059さんの紹介でESCA OB主体の『チーム寿』に潜り込ませて貰う。参加登録も大人数の方が出場権の抽選に有利だとのことで、いつも一人で名乗っている『チーム重戦車』は使っていない。どの部屋がウチらなんだろう。あ、居た居た。
夜は豪華な食事で宴会。面白い話がぽんぽんと飛び出してくるさまは、かつて所属したサイクリング部で先輩方の会話がひたすら面白かった頃を思い出す。

8/30() なるほど・ザ・ワースト 夏の祭典スペシャル
会場へ向かう朝

案外良く寝た。夜中の雨は止んでくれたけど霧模様か。晴れないかなー。
鮭の塩焼き朝食と宴会の残り菓子を食べ、スーパーヴァーム缶を飲む。あとはチームの団体行動に身を任せるのみで、早くも第一波は6時に宿を出てスタート会場に向かう。この坂道が良いウォームアップになる? 会場整列の前の方をゲットできて嬉しい。しかし走る分には涼しい気温だが、ここでじっとしていても肌寒くて体が参りそうだ。頂上行きのマイクロバスに下山用の荷物を預けた後、ランニングシューズを履いているメリットを活かして、そこら辺をジョグしてしのぐ。

自転車の元に戻ると、ヘルメットに貼りっぱなしにしてある筑大サイクリング部のステッカーを見て、隣りの人が話しかけてきた。後輩にあたるN君だ。誰それが結婚しただとか昔話に花を咲かせ、良い退屈しのぎになる。このレースは互いのベストタイムが近く、良きライバルになるかな。

スタートゲート

路面はドライだが霧は深いまま8時7分、我らが男子Cクラスのスタートが切られる。キャンピングもこなせる現役ツーリングバイクが火を吹くぜ!…あれ、あっという間に突き放された。スタートダッシュが今ひとつなまま呼吸が苦しくなり、粘りどころの鈴蘭橋から先でも次々に順位を落としてゆく。「とにかく呼吸を落ち着かせよう」とギアを落とせばさらに遅くなる一方。なんでこんなに脚が重くて回らないんだ。やっぱ体重かなぁ。自己ベストを更新してあわよくば1:15切りを、という妄想からはかけ離れた走りとなり、去年同様、脳内時刻表からズリズリ遅れていく。

乗鞍エコーラインマップ

ランドナーのトップチューブに付けたチャリ載カメラでセーラー服男を捉えつつ、第1チェックポイントを通過。ボトルのCCDドリンクで十分なので給水は要らないだろう。同チームの阪神タイガースはっぴ猛虎参號さんを前方に見つけたが、なかなか追いつかない。やっと後ろに付けて数秒撮影して行く。
つづら折り地帯での極端なインベタ走法は気持ちの問題。重量級ではかなわないママチャリウォーリーさんも撮影し、第2チェックポイント通過。いよいよ森林限界を超えるハイライト区間だが、視界は悪いまま。終盤になりペースはやや持ち直したか? 腰痛は軽いし脚は余っている。ただ呼吸だけがつらい。

ゴール地点

霧でゴールがなかなか見えず、ラストスパートの決断が遅れた。見えてから慌ててもがくが、ゴールタイムは1時間18分54秒。まさかの自己ワースト記録となってしまった。パワーはあった筈なのに何故だ、訳分かんねぇ。とりあえず最大の敗因は肥満傾向だろう。あまり食べ過ぎないように注意しなくちゃ。走行動画をネットにアップする予定だから、もっとベストな快走をしたかった。まぁ1時間20分以内というチャンピオンクラス出場権水準だけは確保できて良かったが。

下山開始

ごった返す畳平駐車場に止めた自転車の隣が、これまた偶然にN君だった。彼は1時間15分台。いいなぁ。こちらは敗戦の弁を述べつつ、昼飯にカロリーメイトを食う。「むらよしさんって、歩きながらタバコを吸う人が見ちゃいけないサイトを作ってますよねぇ?」sukebelinksのことか…前にもどこかでそんなことを言われた気がする。誰だよ根も葉もないデマ流してるのは。
同チームのハッスルHKさんは私と同じ位とのこと(というのは勘違いで、後日確認したら1時間15分台とのこと)。このあとチームメンバー全員のゴールを待つには寒いしよく分からないので、すまんが先に下山する。荷物にたまたま入っていた輪行用の軍手をしても厳しい冷え込み。みんな大丈夫か? あまり写真を撮る気にならず、先導車に行儀よく付いていく。

下山後、計測チップ返却

スタート会場まで下り計測チップを返却してから、N君が同じく筑大OBのG君の所に連れていってくれた。G君はたまに同じ大会に出ているのは知っていたけどなかなか会えず、十年振りの再会となる。後から思い出したけど、そういえば彼はかつてチーム重戦車の一員として、つくば4耐で計測員をやってくれてたような。
宿に戻って白い湯の温泉で疲れを癒し、昼飯に薄皮栗つぶあんぱんを食う。やがてみんなも戻ってきて、順番に風呂など。宴会の残り菓子を昼飯にバリバリ食っていると、さらに宿の昼食もあると言う。おにぎりとそば、食い切れるか? 冷や汗をかきながら何とか完食した。

そして夏の祭典もお別れの時間。記念撮影をしてから、一台一台とクルマが宿を去る。また一緒に走れるだろうか。私も自走での帰途につくのだった。
う〜、やっぱりレースで力を出し切れなかったのが悔しい。松本市街地まで戻ってから、アルプス公園まで200mアップのヒルクライムを敢行。これで充分に疲れた。今日が投票日の衆議院選挙は期日前投票を済ませてあるので、あとはバタンキュー。

結果

Web発表による公式リザルト
時間
(全長20.5km 標高差1,260m)
1時間18分54秒 (最速者0:56:08, 最終完走者3:47:17)
一般男子Cクラス 順位
(ロードレーサー31〜35歳)
115位 (/完走468名/登録494名中)
総合順位
(61歳以上,女子,MTB含)
687位 (/完走3,917名/登録4,431名中)
※ジュニア・ビギナー登録42名除く

まじめに振り返れば、精神的にも肉体的にもなるほどと思える問題が多々ある。仕事を辞めて自転車通勤をしてないのが響いているな。今後しっかり自信回復を図らなければ。
さてチャリ載動画は予定通り5倍速にして動画サイトにアップ。走りに納得してないし、霧で視界が悪いので出来は今ひとつ。次の機会はもっと良い作品をと思いつつ、これでもひとつの走った記録。

ニコニコ動画:【人大杉】第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍【5倍速】
zoome:【人大杉】第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍【5倍速】※高負荷版

また、等倍速で見たいという需要も少数ながらあるようなので、チェックポイント毎に3つに分けてアップしておいた。ただし呼吸音がうるさいので見るなら音声OFFをお勧めする。

zoome:第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(等倍速1/3)
10:15あたりでセーラー服男さん出現。
zoome:第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(等倍速2/3)
13:05あたりで猛虎参號さん、29:30あたりでママチャリウォーリーさん出現。
zoome:第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(等倍速3/3)

リンク

YouTube "heavytank1"
kinottyさんが車載カメラで私のランドナーを撮影してくれました!(当日のブログ記事
JCA(日本サイクリング協会)
ツール・ド・美ヶ原やマウンテンサイクリングin乗鞍などの主催団体。
TRI-X
トライアスロン専門サイトだがヒルクライムイベントのエントリーやリザルトも扱う。
オールスポーツコミュニティ
スポーツ写真サイト。運が良いと撮ってくれる。

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