スコア編
ピンを倒した本数分だけの点数で競うのであれば点数計算も楽なのですが、ストライクやスペアには、ボ−ナスポイントがあります。このボ−ナスポイントがボウリングを面白くさせる反面、点数計算を判りづらいものにしているようです。そこで、ボウリングを面白くさせるためにも点数の計算・スコアの付け方を覚えてみて下さい。
ストライク:

各フレ−ムの第1投目で10本のピン全部を倒すとストライクとなります。このとき、ストライクの得点は10点、ボ−ナス得点として次の2投分の得点を加算できます。
上の図を説明すると、(赤字はボ−ナス得点)
1フレ−ム:ストライクの10点+2フレ−ムの10点+3フレ−ム1投目の9点=29点
2フレ−ム:ストライクの10点+3フレ−ムの1投目の9点+3フレ−ムの2投目の1点+29点=49点
スペア:

各フレ−ムの第1投目で残ったピンを、第2投目で全部倒すとスペアとなります。このとき、スペアの得点10点、ボ−ナス得点として次の1投分の得点を加算できます。
上の図を説明すると、(赤字はボ−ナス得点)
1フレ−ム:スペアの10点+2フレ−ムの1投目の9点=19点
2フレ−ム:スペアの10点+3フレ−ムの1投目の7点+19点=36点
ガタ−:

各フレ−ムの第1投目がガタ−(左右の溝)に落ちてしまったときにガタ−となり「G」のマ−クが付きます。このとき、得点は0点となります。
上の図を説明すると、(赤字は、スペアのボ−ナス得点)
1フレ−ム:ガタ−の0点+9点=9点
2フレ−ム:スペアの10点+3フレ−ムの1投目の0点+9点=19点
3フレ−ム:ガタ−の0点+7点+19点=26点
ファ−ル:

ボ−ルが手から離れてからつま先などの身体の一部がファ−ルラインを越えたときにファ−ルとなり「F」のマ−クが付きます。このとき、得点は0点となりピンは全部立て直されます。
上の図を説明すると、(赤字はスペアのボ−ナス得点)
1フレ−ム:ファ−ルの0点+9点=9点
2フレ−ム:スペアの10点+3フレ−ムの1投目の0点+9点=19点
3フレ−ム:ファ−ルの0点+7点+19点=26点
ここで気づいた方もいると思いますが、ガタ−とファ−ルは、同じ扱いになってしまうんです。特にスペアの後は、どちらもボ−ナス得点が付かないので大変にもったいないですね。
またファ−ルラインは、ラインの延長上にある壁や柱にも適用されるため、ボ−ルが手から離れてからファ−ルラインよりもピン側の壁や柱に身体の一部が触れただけでもファ−ルになってしまいます。逆を言えば、ボ−ルが手から離れていなければ身体の一部がファ−ルラインを越えてもファ−ルにはなりません。
ミス:

各フレ−ムの第1投目で残ったピンを、第2投目で1本も倒せなかったときにミスとなり「−」のマ−クが付きます。このとき、得点は0点となります。
上の図を説明すると、(赤字は、ストライクのボ−ナス得点)
1フレ−ム:7点+ミスの0点=7点
2フレ−ム:ストライクの10点+3フレ−ムの1投目の8点+3フレ−ムの2投目の0点+7点=25点
3フレ−ム:8点+0点+25点=33点
このミスは、第2投目のときだけに付くマ−クです。2投目にガタ−となってしまった場合もミスとなりますが、2投目にファ−ルをしてしまった場合は「F」のマ−クが付きます。
スプリット:

各フレ−ムの第1投目でヘッドピン(1番ピン)が倒れていて、2本以上残ったピンが次の条件を満たしているときにスプリットとなります。
・残っているピンの中間のピンが少なくとも1本倒れているとき(例えば7・9あるいは3・10)
・残っているピンのすぐ前のピンが少なくとも1本倒れているとき(例えば2・3あるいは5・6)
このとき、1投目で倒れたピンの数字を丸で囲みます。2投目で残ったピンを全部倒すとスペア、1本も倒せないとミスとなります。また、1投目でヘッドピンが倒せなかった場合は、いくら残ったピンが離れていてもスプリットにはなりません(例えば1・7・9)。ボウリングは、まずヘッドピンを倒すことが第一条件というボウリング特有のル−ルの一つなんですね(^^)
ピンの配置については基礎知識編・ピン編を参考にして下さい。
最後に、点数計算の練習もかねて珍しいスコアを紹介します。是非、自分で計算してみて下さい。
パ−フエクト:

1ゲ−ム中でストライクを12回連続して出した場合にパ−フェクトとなります。ストライクの計算方法を繰返して行くと、総得点が300点になります。
ダッチマン:

ストライクとスペアを交互に続けた場合、ダッチマンとなります。これは、ストライクが先でもスペアが先でもよく、総得点は同じ200点となります。
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