@Camelopardさんからの質問
Q. 楽しく拝見させていただきました。質問なのですが・・・・。
自分はボウリング歴5年で結構上手になったと思うのですが,Deepインサイドに入れないのです。(例えば25枚目とか)スパットに対してまっすぐ腕は振れるのですが,外に触れないのです。何となくイメージはあるのですが,コツを教えてください。
A. レ−ン上のオイルが乾いたり削れたりしてレ−ン表面にオイルが無くなってくると、同じライン取りをしていてもボ−ルが曲がりすぎてブルックリンになってしまいます。そこで、ボ−ルをポケットに集めるために右投げの人が、立ち位置を左に移動していってレ−ンの中央から外側(ガタ−方向)に向かって投げることを「インサイドに入る」と言います。
日本人の多くは右利きですね。ボウリング人口を見てもやはり右利きの方が多いので、同じレ−ンで投げる人がみんな同じようなライン取りをしているとレ−ン上のオイルがどんどん剥れていってしまうので、どうしてもインサイドに入るライン取りを強いられます。
でも、腕だけを外に振ったのでは、上体のバランスを崩してしまうのでスパットに対して正確なコントロ−ルを付けることが出来ません。それに、腕を振りだす角度が通常と違ってくるのでリフト感も少なく、インサイド投法をいっそう難しくしてしまいます。
そこで今回は、私自身のインサイド投法のコツをお教えします。慣れるまでには少し時間がかかりますが、参考になれば幸いです(^^)
右の図を見て下さい。これは、人間を上から見た図でありまして
青色の矢印が腕のスイング方向
赤色の十字が腰の位置
を示しています。つまりこの図は、上体も腰もピンに向かって真っすぐ向いている状態を示しています。この姿勢は、言ってみればボウリングの基本ですね。
次に、左の図を見て下さい。
これは、上体も腰もピンに向かって真っすぐに向いているのですが、腕だけを赤い矢印の方向に振っている例です。これだと、重いものを持った腕を身体の外側に振りだすわけですから、上体が右側にバランスを崩してしまいます。当然右側に倒れそうになるので正確なコントロ−ルが出来なくなってしまいます。
そこで私が採っているインサイド投法は、ボ−ルをもってアプロ−チ上に立ったときに右の図のように構えるのです。
例えば、右斜め30°にボ−ルを投げ出したいときに
肩の角度はピンに向かって右斜め30°
腰の角度はピンに向かって右斜め15°
に構えると言った具合です。簡単に言えば、腰から上を右方向にねじっているわけですね。これを一般的には「上体を絞る」と言います。
そして上体を絞ったまま助走・スイングしてあげればよいのです。上体はねじれてはいるものの肩をスパットに対して真っすぐに向けることが出来るので、普段と同じようにスパットに対して真っすぐにスイングしてあげれば、ボ−ルを自然に外に投げ出してあげることが出来るわけです。
しかし、ここで注意しなければならないのが、腰が外側に向いているがために、アプロ−チが斜めになりがちになることです。つまり、斜めに助走してしまいがちなんです。ですから、身体を絞っていてもアプロ−チは常に真っすぐにするように心がけて下さい。
この投げ方を身に付けるためのポイントは、「大げさにやる」事です。
自分では、十分に上体を絞っているつもりでも実際には、ちょっと右に向いている程度しか絞れていないものです。ですから初めのうちは、絞り具合も「ちょっと絞り過ぎかな?」くらいが丁度いいんです。
インサイドからの攻め方が出来るようになると、Camelopardさんもご承知の通りライン取りに幅ができますし、スコアメイクも楽になります。今回ご紹介した方法が Camelopardさんに合うかどうかわかりませんが (^_^;) よろしかったら試してみて下さい。
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