@ななふしさんからの質問
Q.
最近、我が職場では空前のボウリングブームが起きています。1週間に2回くらいはボウリング場に通う程の熱の入れようです。しかし、ばかにならないのが料金です。少しでも出費をおさえようと、ボウリングシューズを買おうと思いましたが、結構値段が張るので驚きました。ボウリングシューズって普通の靴とどこが違うんですか?何で値段が高いんですか?また、自作することはできますか?何か規定があるのですか?
A.
まず規定のことですが、ボウリングの規定集の中に「ボウリングシューズはこうあらなければならない」といった物はありません。ですが、アプローチの状態変更の禁止の条項に「・・・靴用の樹脂、ソフトゴム製の靴底や踵(かかと)は禁止する」とあります。ですから、ボウリングシューズは、このことをふまえた靴でなければなりません。また、なぜボウリング場ではボウリングシューズを履かなければならないかというと、アプローチの床材の保護と、ボウリングをする上で機能的であると言うことが理由ですね。
では、次に普通の靴との違いですが、上の写真の右側がハウスシューズ(ボウリング場で借りる靴)、左側がマイシューズです。普通の靴との一番の違いは、滑る構造になっていることです。「ボウリングシューズは滑って投げづらい」と言う人がいますが、正しいフォーム、スムーズなリリースを追求すると、右利きの人は左足が滑る(スライドする)方が良いことがわかってきます。ですから、右利きの人のマイシューズは、左足の靴底は滑る構造(天然もしくは人工革やフェルトなどのすべりやすい材質)になっていて、右足(蹴り足)の靴底は逆に滑らない構造(ゴム質の滑らない材質)になっています。
これに対してハウスシューズは、右利き・左利きのどちらでも使用することが出来るように両足の靴底が滑る構造になっています。安定したフォームもさることながら、怪我の無いようにボウリングをすることを考えたら、出来ればマイシューズを購入していただきたいですね。
次に、ボウリングシューズを自作できるかと言うことについてですが、結論からすれば出来ます。
ボウリングのアクセサリーの中に張り替え用の靴底があります。ボウリング場のプロショップで販売していますから聞いてみて下さい。私のボウリング仲間の中には、自分の足にあったボウリングシューズがないことを理由に、スニーカーの左足の裏にこの張り替え用の靴底を貼り付けている人がいます。ですが、ボウリング場の人に「下足でボウリングをしている」と勘違いされてしまいがちなことは覚悟して下さい。自作している人に話を聞くと、テニスシューズやデッキシューズが適しているようです。
最後になぜ値段が高いのかについてですが、これはメーカーさんに聞かないとわかりません(^_^;) 私が思うに、特殊な構造をしていることが理由としてあげられると思います。ボウリングシューズは、一見滑るものと滑らない物を靴底に貼り付けているだけのように見えますが、靴への負担がかなり大きいスポーツであるが故に縫製がかなり丈夫に作られています。ちょっと値段のはる革靴と同じくらいしっかりと出来ているんですよ。
それからマイシューズを購入する人口が少ないことも理由だと思います。多くの人がボウリングシューズを購入するようになれば、バリエーションも豊富になるだろうし値段も下がって来るんじゃないかなと思います。ちなみに、マイシューズの相場は、\4,000前後〜上限無しと言ったところでしょうか。入門用としては、\4,000〜\15,000くらいの間になりますので、財布とやる気度を考えて購入してみて下さい。
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