@ 佐々木 英之さん・gdmさんからの質問
Q.
私は34歳のサラリーマンです。趣味でボウリングをやっていますがやるからには極めたいと思ってやっています。現状では 全然実力がありませんが死ぬまでに1度は冷やかしでもプロテストを受けてみたいと思っています。プロテストの概要など まったく知識がありませんので よろしければお教えください。
A.
どんなスポーツでも一度はあこがれる「プロ」。
プロボウラー資格所得テストの実施要項の概要をお教えします。
なお以下の概要は、私が資料を元にまとめたものですので、いかなる問題に対しても私は一切の責任を負わないものとします。詳しくは本ページ末にある日本プロボウリング協会が発表する受験要項・受験申請書様式に従って下さい。
1.受験申請
申請書受付
毎年2月中旬の1週間が受付期間になっています。詳細は、本ページ末にある日本プロボウリング協会資格審査委員会に問い合わせてみて下さい。申請時には、受験申請書・受験料(現金)・住民票1通・無帽上半身の写真3枚が必要です。
2.受験資格
満16歳以上50歳(満年齢は、テスト実施年の3月1日現在)までの男子及び女子とします。但し、ボウリングセンター現場責任者(支配人等)もしくはプロボウラーの証明を必要としますので、ホームセンターの支配人や、知り合いのプロボウラーに相談して下さい。証明条件としては、前年度30ゲーム以上で、男子170アベレージ、女子160アベレージ以上を有する と認められていなければなりません。つまり、アベレージを認定してもらえるボウリング場主催の大会などに参加し、30ゲーム以上を消化かつ条件を満たしていなければならないと言うことです。
※受験者が満50歳を過ぎていても、以下の条件のいずれかを満たす場合は、受験資格があります。
・過去に受験したことのある人
・他のスポーツ団体のプロライセンス保持者で、資格審査委員会が認めた人
・アマボウラー団体の推薦があり、資格審査委員会が認めた人
また、次にあげる各項に該当する人は、受験資格がありません。
・居住権のない外国人(日本のプロライセンスですので、日本人しか受けられません)
・日本語(文)を理解並びに語・書・話・文の出来ない外国人
・暴力団等の組織の構成員及び準構成員
・競技者及び観客等に対して不快感を与えるような入れ墨を施している人
・禁治産者もしくは、準禁治産者又は破産宣告を受けている人
・協会より過去に除名処分を受けた人
3.受験料
金10万円(第1次テスト免除者は7万円)
受験料は受験申請書と共に、現金にて協会事務局に納付します。納付された受験料は、いかなる理由があっても返却されません。
4.試験方法
第1次テスト(実技)
3月中旬に4日間連続、東日本・西日本別に実施されます(7.その他参照)。
男子は1日15ゲーム、計60ゲームで195アベレージ以上、女子1日12ゲーム、計48ゲームで185アベレージ以上の人が第1次テストの合格者となります。但し、男子30ゲームのアベレージが185(5,550ピン)、女子は24ゲームのアベレージが175(4,200ピン)に満たない人は第3日目以降の受験資格を失ってしまいます。
また、レーン移動は第2次テストを含め、1ゲーム毎に行われます。
第2次テスト(実技)
3月と4月の2ヶ月間に4日間実施されます。
男子は1日15ゲーム、計60ゲームで195アベレージ、女子は1日12ゲーム、計48ゲームで185アベレージ以上の人が第2次テストの合格者となります。第2次テストは、東西合同で東西各2日行われます。
また、第2次テストは、第1次テストのトータルピンは持ち越しません。
第2次テスト不合格者に対する特別規定
第2次テスト受験で、第1次テストから全テストのゲームを完投したけれども合格条件に満たなかった不合格者に対しては、次回に実施される第1次テストに限って免除されます。
第3次テスト・研修会
・(社)日本プロボウリング協会定款・組織その他
・面接テスト及び身体検査
・C級インストラクター講習会(費用は別途3万円)
・筆記テスト
競技ルール、ボウリング知識(特にプロとして要望されるもの)、ボウリング業界知識、一般教養の4科目について行われます。100点満点で平均60点以上の人が合格となります。但し、1科目零点の場合はこの限りではありません。問題の形式は、○×式及び記述式のものが併用されます。
・受験の日時及び場所
第1次テストの日時場所は毎年異なります。日本プロボウリング協会に問い合わせて下さい。
第2次テストの日時場所は、第1次テスト合格者に対して示達されます。
第3次テストの日時場所及び研修会の日時場所は、第2次テスト合格者に対して示達されます。
5.失格対象条件及び失格条件
失格対象条件
・スコアカードの記録及び記入漏れ
・検量証はテスト期間中、常に携帯していなければなりません
・受験証明書は資格所得テスト期間中必ず持参し、各日の受付に提示しなければなりません
・実技テスト中のアドバイスは一切禁止されています
・受験態度及び言動の著しく悪い人
失格条件
・各テスト及び研修会の集合時間に遅刻又は不参加の人は失格となります
・未検量のボールを使用した人は失格となります
・後日受験資格がなかったことが発見された人は失格となります
・その他受験生として資格審査委員会が不適当とした人は失格となります
6.ボール検量
検量日時場所
各会場で実技テスト前日・当日に行われます。ここで試験に使用するボールの重さ・バランス・硬度を検査してもらい、合格となったボールだけが使用することが出来ます。詳しくは、日本プロボウリング協会発表の日時場所に従って下さい
ボールの硬度
ボールの硬度は協会硬度計の測定により、72度以上が合格となります。また硬度測定は、毎日の受付毎に行われます。薬品を使ってボールのクリーニングをしている人は注意して下さい。
検量代
7.その他
受験証明書
受験証明書は、受験申請受付後に郵送されます。証明書は資格所得テスト期間中必ず持参して、各日の受付に提示します。
費用負担
受験者の資格所得テスト期間中の旅費、宿泊等の一切は受験者本人が負担することになっています。ボウリング場に対するゲームテスト実施時のゲーム代は協会が負担します。
実際にプロテストを受けた人に聞いたのですが、受験料・宿泊費・移動費等を含めて全日程で30〜40万円ほど必要になるそうです。ワンボックスとか小さいキャンピングカーを知り合いから借りて、そこで寝泊まりしながら受験して必要経費を抑えている人も多いようです。
記録の確定
記録は受験者本人が記入し、本人がスコアカードに署名することによって確定します。スコアは間違えずに記入したものの、署名を忘れて失格になってしまう人もいますので気をつけて下さい。
服装
服装は、スポーツマンとしてふさわしい服装として、ユニフォームの背中に名前(1文字3センチ角以上)を記入して下さい。
入会手続き
全試験合格者は、入会金5万円・年会費7万円を納付し、協会所定の手続きを完了した後、協会正会員の資格を得ることが出来ます。
第1次テストの場所・東西の指定
受験者の受験場所は、本人の住民票記載の住所を基にして、
・東日本:静岡・山梨・長野・新潟以東の都道県
・西日本:東日本以外の府県
のように地区分けされます。
8.施行者
(社)日本プロボウリング協会 資格審査委員会
〒113−0033
東京都文京区本郷1−16−3 三広ビル3F
(社)日本プロボウリング協会事務局内
03−3813−4671
03−3815−3949
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