お答えします


解説:図1 まず、左の図を見て下さい。
 これは、「ピン」・「スパット(三角印)」・「板目」の関係を示していて、1番・3番ピンを例にしています。
 ファウルラインの少し先に、7個のスパット(三角印)があるのはみなさん御存知ですよね? このスパットは、板目にして5枚間隔で並んでいて、ピンは板目にして6枚間隔で並んでいることが左の図からわかってもらえると思います。


次に、右の図を見て下さい。
 図の矢印は、板目に対してボ−ルが平行 の場合と、板目に対してボ−ルが斜め の場合とで、1番ピンの同じところにボ−ルが当たった後の ボ−ルの進行方向の例を示しています。
 1本でも多くのピンを倒すには、合計10本のピンで構成された三角形の内側にボ−ルを食い込ませてあげるのが1番の近道です。このことを考えながら右の図を見ると、ボ−ルが板目に対して平行だとポケットに向かって一直線に進んでいるからストライクだ!と思っても、実際はボ−ルが食い込まずに外に跳ね返ってしまっています。
 ところが、ボ−ルが板目に対して斜めに入射すると、外に跳ね返されずに三角形の内側に食い込んでいますね。
解説:図2

「でも、いつも構えている場所から移動すると、思っているところにボ−ルが行かないし、不安・・・」と言う人は、結構います。では、「どこに」・「どのように」目標を置けば狙ったところにボ−ルが行くのか、以下で「2つの理論」を使って説明しましょう。

解説:図3 解説:図4 345 理論:
 これは、主にタップする時に参考にして欲しい考え方です。
 構える立ち位置を移動してボ−ルを同じピンに行かせるには、どのスパットを狙えばよいかを説明したものです。


312 理論:
 これは、主にスペアを取る時に参考にして欲しい考え方です。
 狙いどころのスパットを固定して 構える立ち位置を移動すると、ボ−ルがどのピンに行くかを説明したものです。


ちょっと長い説明になってしまいますが、もうちょっと頑張ってね (^_^;)

解説:図5  図の中の数字は、「比率」を示しています。簡単に説明すると、いつも狙っている立ち位置・スパット・ピンを基準に考えた場合、
・構える立ち位置を右(左)に5枚移動して
・いつも狙っているスパットの3枚右(左)側を狙う
とすると、いつもと違ったラインながら、いつも狙っているピンにボ−ルを行かせることが出来るわけです。

例えば tomoyo さんが
・右足のつま先を右側のガタ−から数えて20枚に構えて
・右側のガタ−から数えて15枚のスパットを狙って
投げてタップしてしまった場合は・・・

H
・右足のつま先を板目にして右側に8枚移動して
・右側のガタ−から数えて10枚のスパットを狙って
投げれば、ストライクが出るかも知れません。

もしストライクが出なくても、残るピンの位置は さっきとは違ってくるはずです。


 このようにして、ちょっと頭を働かせながら「立ち位置」・「スパット」を探ってゆくと、そのレ−ンに合ったストライク・ラインを探すことが出来ますし、タップしにくいラインを見つけることだって出来ます。

345 理論を勉強したところで、ついでですからスペアに有効な、312 理論も覚えてみて下さい。

解説:図5  図の中の数字は、「比率」を示しています。簡単に説明すると、いつも狙っている立ち位置・スパット・ピンを基準に考えた場合、
・構える立ち位置を右(左)に2枚移動して
・いつも狙っているスパットを狙う
とすると、ボ−ルが1番ピンに到達するときには 板目にして3枚左(右)にすることが出来るわけです。

例えば 1投目を
・右足のつま先を右側のガタ−から数えて20枚に構えて
・右側のガタ−から数えて15枚のスパットを狙って
投げて、ボ−ルが1番ピンに直撃して3番ピンのみが残ったとすると・・・

H
ピンは、板目にして6枚間隔で並んでいるので
・右足のつま先を板目にして左側に4枚移動して
・先程と同じスパットを狙って
投げれば、ボ−ルが1番ピンに到達するときには 6枚右になっているのでスペアがとれるというわけです。



 慣れてくれば 345 理論も312 理論も自然と出来るようになるのですが 初めのうちは、1・2・3・・・と板目を数えても良いので「立ち位置」と「狙うスパット」を投げる前にしっかりと決めて、正確に投げられるように練習してみて下さい。
こうやって考えてみると、ボウリングって奥が深いし 結構頭を使うんですね (^_^;)

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