主にインドや中近東を原産地とする「指甲花(和名 ツマクレナイノキ)」という灌木の新葉の乾燥粉末です。
 抹茶に似た薄緑色をしていて、匂いを嗅ぐとハーブや抹茶のような良い香がします。
 古くから文献には、「植物染毛剤」「顔料」「薬剤」「防腐剤」として使用されたと記されています。草木染めとしての歴史は古く、古代クレオパトラも「ヘナ」を利用して、髪・唇・爪に色づけをして、その神秘性を増していたといわれています。現在でもヒンドゥーの人々の間では、「ヘナ」は富と吉祥の女神であるラクシュミーが最も好む植物であると信じられており、タライ地方の女性は、結婚式やおめでたい行事の時に、「ヘナ」で手足に美しい模様を染め付けてお祝いをしています。
 日本へもかなり昔から入ってきており、愛好家の間では草木染め・オシャレ染め等として密かに利用されていました。



100%天然植物成分ヘナの粉末


HENNA(ヘナ)の木