Broadband Edge! |
未来はやってくるのか? |
Bフレッツ/ニューファミリータイプを申し込んでから開通するまでのアレコレ。 |
2003年6月中旬 申し込み そんなこんなで光ファイバーを引こうと決心した訳だけど、実は自分が住んでいる地区でも2002年から光ファイバーを引くことは出来た。NTT東日本のBフレッツである。 しかし、どうして早々と光ファイバーに切り替えなかったかと言うと、やはり初期費用や月々の料金の高さが障壁になっていた。いくら「高速に通信を行いた〜い!。ブロードバンドを満喫した〜い!」といっても、仕事で使うわけでもない趣味のインターネット接続環境に月々1万以上かけるのはどうだろう?という考えがあったからだ。 しかし、ここに来て状況が変わった。ニューファミリータイプの値下げ、そして長野県内のみで行われた「工事費無料キャンペーン」である。
大手のプロバイダでは既に珍しくなくなった工事費無料キャンペーンであるが、それらのキャンペーンと違うのは、プロバイダが工事費を持つのではなく、NTT東日本長野支店が持つという点である。現在NTT東日本は工事費半額キャンペーンをやっている(というか期間がずーっと延長され続けているので事実上半額が正規の値段っぽくなっている)が、残りの半分をNTT東日本長野支店が持つので、実際に利用者が負担する金額はゼロ。わざわざ大手プロバイダのキャンペーンに乗らなくても、今まで使っていた地元のプロバイダのままで初期費用を浮かせる事ができるわけだ。イカスぜ!NTT東日本長野支店!。
そして、早速116へ電話。Bフレッツ/ニューファミリータイプを申し込んだ。オペレーターの話によれば、「申し訳ございませんが3ヶ月程度お待ちいただいておりますので、開通は9月中旬頃になります。」との返事。光ファイバーの工事にはとにかく時間がかかるという噂は以前からネット上で見て知っていたので、そのまま素直に受話器を置いた。 |
2003年9月中旬 ご近所での光ファイバー敷設状況
来ない・・・電話が来ない・・・。忘れられたのだろうか?。
で、ただ待ってるのもなんなので、自宅周辺の光ファイバーの敷設状況を調べてみた。調べると言っても車での通勤中や、どこかへ出掛ける時に、電柱の上に青いテープの巻かれた線がないかどうかとか、光クロージャが無いかどうかを見るだけなんだけど・・・。(^^;
結果としては、「無いわけじゃないけど、少ない。」という感じ。 また、インターネット等で調べて見ると、都会の方では人口が密集しているせいか、光ファイバーが地下から地上へ立ち上がる電柱(いわゆる「き線点」というヤツ)が自宅の近くにあるというケースが多いようだが、ウチの場合は家からかなり離れた場所にその電柱があった。
最近、電柱の上のクロージャとか光ファイバーを見るたびに「エヘヘ・・・」と笑みを浮かべてしまう危ないヤツになってしまった。徐々にダメになってきてるかも、オレ。(←既に十分ダメです) |
2003年10月上旬 工事日の問い合わせ
我慢が出来なくなったので、NTTに問い合わせをしてみました。
オレ:「あのー6月中旬に申し込んで9月中旬に開通予定と言われたんですが・・・」 実際には、もう少し長いやりとりがあったのだが、NTT-MEの担当者は終始申し訳なさそうな腰の低い喋り方をしていて、聞いてるこちらの方が申し訳ない気持ちになるくらいだった。明るい声と笑顔で、待つことを伝えた。(電話だから顔は見えないんだけどさ)
別にひきつった笑顔ではない。本当の笑顔だ。どの業界でも「表向きは大々的なキャンペーンをやっておいて裏では全然体制が整っていない」というのはよくある話だ。「現場と営業は仲が悪い」と言われるけれど、それと同じ事がNTT内部でもあるのだろう。以前PC関連のサポートの仕事をしていた自分には他人事とは思えず、「いつまで待たせるんだ!」と言う気にはなれなかった。 |
2003年10月中旬 工事延期の電話 数日後、再度MTT-MEから電話が入る。 担当:「誠に申し上げにくい事なのですが、お客様の所まで光ファイバーを敷設するまでにあと1ヶ月程度かかってしまう予定でして・・・本日はそのご連絡を・・・。ホント、申し訳ないです・・・。」
具体的には、11月下旬まで待たなくてはならないらしい。
1つ前のページにも書いたが、ウチの家は線路長が5.6km。道路に沿って電話線が引かれているわけではないが、電話局まで道なりでだいたい5.6kmある事になる。 |
2003/11/04 改めて工事料金を確認 実はここ数日、気になっていた事があった。
6月中旬に申し込みをした時、工事費無料キャンペーンの適用期間として「申し込みの期間」と共に「開通日」の制限があった事も思い出した。 そして、116に電話。
オレ:「あのー工事費無料キャンペーンの申込期間中の6月中旬に申し込んで9月中旬に開通予定と言われたんですが、私の場合はいつまでに工事が終われば無料になるんでしょーか・・・?。」
オイ・・・過ぎてるよ。もう11月だよ。
116:「あっ・・・そういたしましたら、こちらで確認いたしまして、折り返しご連絡差し上げます。ご連絡先は以前にお伺いしている携帯の方で宜しいですか?。」
そう、今になって思い出した。
このまま工事費は有料(というか現在NTT東日本がキャンペーンを行っている半額)になってしまうのだろうか?。・・・不安は募る。 |
2003/11/05 工事料金についての回答 昨日の質問に対する回答は結局、昨日のうちには来なかった で、今日改めて問い合わせ、NTTから「工事が遅れているのはウチのせいですから、無料でやらせて頂きます。」との嬉しい返事。そう来なくっちゃ!。(^^) それと併せて、改めて11月下旬まで開通できない事を告げられた。今回は料金について問い合わせただけで、工事日についてはもう了承していたのだが、でもやっぱりダメ押しされるとツライなぁ・・・。>11月下旬
電柱までファイバーが来ているのに、あと2週間待たされるものヘンな話ではあるのだが、おそらく電話局側の設備が出来上がっていないのだろう。じっとガマンだ・・・。 |
2003/11/30 導入前の余計な心配事とか まだ連絡が来ない・・・。Bフレッツが来ない事によるストレスで、かなりヤバいです。精神状態が。(笑)
実は2週間程前(2003/11月中旬)に、「家の前の電柱までファイバーが来ているのに、どうしてなかなか開通しないのか?。」という話を電話でしたのだが、き線点から電話局までのファイバーの敷設が完全に終わっていないのがその理由という回答を頂いた。 ここ最近、「本来は途中で分岐してなきゃいけないはずのBフレッツニューファミリータイプが実は分岐してませんでした。」とか、「Winny利用者が逮捕」とか、いろいろありましたね。前者はどうでもいいんですが(オイ・・・)、後者は結構考えさせられるものがあります。 確かにPeer to Peerというテクノロジーは面白いと思いますし、芽を摘んではイケナイとは思いますが、実際、WinMXやWinnyの利用者の大半は違法コピーを目的に利用しているケースがほとんどでしょう。これを書いている自分だって、光ファイバーが来たら、MXやnyで「アレやナニなファイル」を超高速でサクサク手に入れたいと全く思っていなかったと言えば嘘になります。「ファイル交換ソフト利用者の大半が違法コピー目的だなんて、どうしてオマエにそんな事がわかるんだ!。」と言われそうですが、これはもう周知の事実。このあたりは利用者が一番分かっているのではないでしょうか?。
Bフレッツの導入という本ページの趣旨から、ちょっと話が反れてしまったように思いますが、ここで私が問題にしたいのは著作権の侵害うんぬんよりも、上記のようなファイル交換ソフトの利用による爆発的なトラフィックの増加、それによる帯域の圧迫と他ユーザーへのシワ寄せです。
インターネット黎明期、ユーザーの増加と共にプロバイダ側のバックボーンが追いつかずに速度が出ないという問題があり、その後はユーザーの回線速度に対してバックボーンの回線速度が潤沢になった時期を経て、最近では高速ADSLや光ファイバー等の高速なアクセスラインの普及によって、またもバックボーンが圧迫されるという状況が発生しています。 問題はファイル交換・共有アプリケーションとその他のアプリケーションでは、その消費する帯域や時間の差がケタ違いに大きいという事でしょう。いくらOSのセキュリティーパッチが肥大化したりストリーミングコンテンツを楽しむ機会が増えたとは言っても、個人が数十〜数百メガバイトのファイルを何時間(何日間?)にも渡って転送し続け、しかも下りだけでなく上りの帯域まで消費するというシーンは、通常のアプリケーションや通常の利用形態の中では、そう多くは無いと思います。大きめのフリーソフトでもせいぜい数メガバイト〜数十メガバイト程度ですし、ストリーミングでも3〜5Mbps以下のものがほとんど、しかも長時間なコンテンツは現状ではあまり見かけません。 こんな偽善的な事を書くと「貴様はACCSの手先か!」とか言われそうですが、別にそういうわけではありません。ただ、たまには逆の立場に立って考えて欲しいというだけです。
ファイルのダウンロードやストリーミングコンテンツの視聴中に回線速度が突然細くなってデータの転送が滞ってしまった。その原因がMXやnyでの著作権侵害の恐れのあるファイルの交換だとしたら・・・。
止めてくれとは言いません。ちょっと帯域を絞ってくれればいいのです。(^^;
・・・でも、「開発者の自宅も家宅捜索」ってのは、ちょっと違うような。(汗) |
2003/12/02 再度工事日の問い合わせ
12月に入っても連絡なし・・・。11月下旬に開通予定のハズだったのに・・・。(泣)
オレ:「あのー、その後の進捗状況はどうなってますか・・・?。」 なんだかなー。(^^;
数分後、折返し電話が入り、「12/23までには開通できる。それ以降にズレ込む事は無い。」との回答をもらう。こちらの12月中の休みの日を伝えて、出来るだけ早く工事をしてもらうようにお願いして電話を切った。 |
2003/12/13 ブロードバンドルーター購入&ご近所での光ファイバー敷設状況(その2) 光ファイバー環境への移行を前に、ブロードバンドルーター(NTT-ME/MN8300)を購入。
実は今までウチにはルーターが無かった。今までも自分のPCと親のPCを同時にインターネットに接続することはあったが、それは自分のPCを介して親のPCを接続して実現していたため、仮に親のPCだけを使いたいという場合でも、わざわざ自分のPCの電源を入れなければならなかった。これは結構不便だし、何しろムダに電気代がかかる。(^^;
適当にフィルタリング等の設定を済ませて、とりあえず現在使用中のADSLモデムに接続してみたが、ちゃんと不正なパケットをブロックしてくれている(当然だけど)。また、自分のPCの電源をわざわざ入れなくても、それ以外のPCからネットに接続できるというのも、別に特別な事ではないかもしれないが結構快適だ。 さて、そのルーターを買いに行く途中に、ご近所の光ファイバーの敷設状況を改めて確認してみた。こんな田舎で光ファイバーを引くような物好き(笑)はウチぐらいで、前回9月中旬に調べた時と状況と大差無いと思っていたのだが、調査した結果は驚くべきものだった。 こんな田舎なのに、光ファイバーやAOクロージャが異様に増殖しているのだ。(笑) まずウチに届いている光ファイバーが地上に立ち上がっている電柱(き線点)から追って見ていくと、途中でウチに向かっているファイバーとは別にもう1本のファイバーが別の方向へ伸びている。更にそのファイバーを追いかけていくとその先で更に2つに分岐し、そのうちの1本はもう家が無くなるような人里離れた場所まで伸びていき、残るもう1本も畑のど真中まで伸びていた。いずれもウチより標高が高い場所だ。1つのき線点だけでこのような状況で、それ以外のき線点からのものも含めると、ファイバーやクロージャが「至るところに」存在するといっても過言ではない。
ただこれらのファイバーの先端にはAOクロージャがついているものの、その先は分岐していない。つまりその近所にまだ申込者がいない(先を見越してとりあえず引いてある)か、申込はあるが工事が間に合っていない状況であることが考えられる。
・・・恐るべし、NTT東日本。 |
2003/12/19 工事業者からの電話
そして遂に工事業者(日本コムシス)からの連絡が入る。
コムシス:「どうも!、隆樹さんですか?。実は12/23の工事の前に、明日12/20あたりに電柱から軒下までの工事を済ませる事も可能なんですが、いかがなされますか?。」
最終的に開通するは12/23でも、それまでにジリジリと進む途中の状態を見るのも悪くはない。
コムシス:「もし宜しければ、そのまま宅内(部屋の中まで)の工事も済ませて、そのままお引渡しという方向もアリですけど・・・。」
どうやらスケジュールが空いたらしい。当初の予定よりも早めに工事が出来るらしいのだ。 オレ:「すいません・・・、全部12/23にやってください・・・。」
オレは奥歯を噛み締めながら、静かに携帯を閉じた。
でもインターネットには接続できなくても、フレッツスクエアとか(・・・以下略) |