全景と操作感
全景。6枚目のCDの1トラック目1分38秒を再生中。時間の表示が「1:38」ではなく「01:38」なのが何となくマニアックです。(笑)
下の写真はクリックすると拡大します。
(ディテールが確認できるようにワザと重いデータにしてあるので注意。)
各ボタンの説明です。
(そのまんま書くとただの取扱い説明書なので適度に省略します)
中央のディスプレイはグリーンの蛍光管表示です。
シンプルで明るく見やすいです。文字表示部は1文字を5×7ピクセルで表示するので、MDのトラックタイトル等で漢字表示は出来ません。(英数カナのみ)
ラジオ受信中の周波数とFMステレオ受信時の「ST」表示、CD挿入時の「CD-IN」、スロットへのCDの挿入状況、MD挿入時の「MD-IN」、CD/MD再生中のトラックと経過時間、リピート再生時の「RPT」、ランダム再生時の「RDM」等の表示が行われます。
右側中央に見える丸いツマミは、電源ボタン兼ボリューム兼イコライザー/バランス調節ツマミです。
押すと電源がON/OFFできます。電源ボタンとボリュームを兼ねているあたりがいかにも純正オーディオっぽくてちょっとダサイのですが、残念なことに非常に直感的で判りやすいんですよね。(笑) 音量の調節だけでなく、後述するイコライザーの調節やバランスの調節にも使用するツマミです。
ちなみにこのツマミは普通のボリュームではなく、回すとクリック感のある、いわゆるロータリーエンコーダです。左右にいくらでも回り、左下とか右下で止まりません。若者世代には関係の無い事ですが、ウチの親父のような世代になると、この動きが「何か気持ち悪い」らしいです。(←気持ちはちょっとわかる気がする)
そしてこのボタンはディスプレイの調光スイッチも兼ねています。通常はスモールランプを点灯させるとそれに連動してディスプレイが少し暗くなりますが、このボタンを数秒押しっぱなしにするとスモールランプを消灯している時と同じ輝度で明るく表示されるようになります。ツマミの下に「●BRIGHT」と書かれているのがそれを表しています。(何故こんな機能があるのか不思議)
そのツマミの右にある、「CD」「FM/AM」「MD」のボタンはソース切り替えです。
「CD」と「MD」のボタンに関してはディスクが入っていないとボタンを押しても無反応です。社外品オーディオによくあるように「ディスクが入っていなくてもとりあえずそのソースに切り替わって無音状態で待機」という事はありません。
「FM/AM」のボタンは押すごとに「FM1→FM2→AM」と切り替わります。それぞれのバンドで6局メモリーできるので、FMは合計で12局メモリーできます。都会のようにFM局がたくさんあるところではメモリーが6局分では足りないのでしょうか?。自分は田舎に住んでいるので「FM2」については無用の長物です。(笑)
一番下に並んでいる「1」〜「6」のボタンは、CDの選択とチューナーのメモリーボタンです。
CD再生中は押した番号のディスクにチェンジします。ラジオ受信中は押したボタンにメモリーされていた局に切り替わります。こういうボタンが大きいあたりも、いかにも純正オーディオ風。(笑)
「2」と「5」のボタンの下に突起が付いていたり、「3」と「4」のボタンの間が少し離れていたりして押し間違えにくく設計されているようですが、基本的に平らなボタンなので、手探りだけで押すと押し間違えます。
また、現在再生中のCDのボタンを押すと、1トラック目からの再生になります。例えば3枚目のディスクを再生中に「3」のボタンを押すと、3枚目の1トラック目から再生が始まります。
数字ボタンの右にある「TUNE/TRACK」ボタンは、CD/MDの選曲とチューナーの選局のスイッチです。
上下にマークが付いているので分かると思いますが、上下に波動するようになっていて、上を押すと次の曲(周波数を上げる)、下を押すと前の曲(周波数を下げる)、それぞれ押しっぱなしにすると早送り/巻き戻しになります。
このボタンは正直言って使い勝手がイマイチです。ボタンの上下が盛り上がっているので、手探りで押せない事はないのですが、良く使うボタンの割にはサイズが小さいような気がします。左右ではなく、上下に波動するのも使いにくいと感じる1つの理由かも。
「TUNE/TRACK」ボタンの上にあるイジェクトボタンは、MDのイジェクトを行うボタンです。
MDのイジェクトボタンの左にある「FORESTER SOLID FORCE SOUND SYSTEM」と書かれている部分は、MDを挿入するスロットです。
スロットのフタは、パネル面よりも少し奥まったところにあります。なので運転席に座ると、この「FORESTER SOLID FORCE SOUND SYSTEM」と書かれている部分は見えません。(^^;
場所は奥まっていますが、挿入時に不都合はありません。
数字ボタンの左上にある「TITLE」「PAGE」ボタンは、MDのディスクタイトル/トラックタイトル表示切り替えと、10曲ジャンプを行うボタンです。
「TITLE」ボタンは1回押すとディスクタイトルを表示、もう1回押すとトラックタイトル(曲名)を表示します。
「PAGE」ボタンはタイトル表示中は、タイトルが長くて1画面に表示しきれない場合に続きを表示するためのボタンとして働きます。タイトル表示中でなければ、1回押すごとに10曲先→20曲先・・・とジャンプします。始めは何のためにあるボタンか分かりませんでしたが、MDLP等で1枚のディスクに数十曲入っている場合の選曲を楽にするためのボタンらしいです。
「CD」ボタンの上にあるイジェクトボタンは、CDイジェクトを行うボタンです。
ソリッドフォースサウンドシステムではCDが6枚入りますが、現在再生中のディスクをイジェクトします。
長押しすると、全てのディスクを次々にイジェクトします。1枚取ると次の1枚がイジェクトされる仕組みなので、シフトノブのあたりに次々にディスクが落ちてくるわけではありません。(笑)
CDのイジェクトボタンの左の横長の黒い部分は、CDを挿入するスロットです。
普段はフタが閉まっており、その隣の「LOAD」ボタンを押すとフタが開き、空いている所にディスクを入れることができます。(例えば1〜3と5〜6にディスクが入っていれば、4に入ります。)
複数の場所が空いている場合は小さい数字のスロットに優先的にディスクが入っていきます。(例えばCDが1枚も入っていなければ1に入り、2と4が空いていたとすれば2に入ります。)
意図的に特定の空いている場所にディスクを入れるには、「LOAD」→「数字ボタン」と押します。
一番右上にある白い丸いボタンは、交通情報を受信するためのボタンです。
標準で1620KHzを受信します。もう1回押すと元のソースに戻ります。
受信する周波数は変更できます。ただしAMのみで、FMの周波数はメモリーできませんでした。(変更する事は無いと思いますが・・・)
一番左下にある「BAL」「TONE」「RPT」「A/S」ボタンのエリアには、使用頻度の低いボタンが集められています。
「BAL」ボタンは1回押すと前後のバランス、もう1回押すと左右のバランスを調節できます。(この機能って大抵のオーディオに付いてますが、殆ど使いませんよね?。皆さんは使いますか?。)
「TONE」ボタンは音質調整です。1回押すと低音(BASS)、もう1回押すと中音(MIDDLE)、更にもう1回押すと高音(TREBLE)が、-6〜+6の範囲で調整できます。結構変化の幅が大きく、1つ上下させただけでも結構音が変化します。
「RPT」ボタンは、CD/MD再生中に押すと、現在の曲をリピート再生します。全曲リピートはありません。長押しするとランダム再生になります。ボタンの上に「RDM」と書かれているのがそれを表しています。
「A/S」ボタンは、FM受信中に長押しすると、電波の強い放送局を自分で探してメモリーしていきます。FM1のバンドでは、地元のFM局をメモリーしておいて、遠くに出掛けた時にFM2に切り替えてからA/Sボタンを長押しして、その土地で受信できるFM局をメモリーさせる・・・という使い方をするらしいです。
何故かこのボタンだけ「1回押した時」に機能が割り当てられていません。謎です。
このうち、「BAL」「TONE」ボタンの調整はボリュームつまみで行います。
「芸が細かいなぁ」と感じたのは、調整中にツマミを思いっきり回しても、必ず「±0」のポイントで一旦止まるということです。例えば、元々「-3」になっていて、これを「+6」にしようとしてツマミを一気に回しても「±0」までしか動かず、一旦止めてからもう一度回すと+側へ調整できるという具合です。「とりあえず±0に戻したい」という時に操作がスムーズにできるように・・・という気配りでしょう。
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