SUV Edge!

フォレスターで車中泊
フォレスターのカーゴルームに寝ることが可能かどうかを検証。
(2005/09/01)


ホテル代、浮かしたい。(笑)

みなさんは車の中で寝た経験はあるだろうか?。
「もうバリバリ寝まくり!」
・・・って人も居れば、
「車の中に泊まるなんて、そんなビンボー臭い事出来ない!。」
という人もいるだろう。(笑)

もっともバリバリ寝まくりという人でも、その寝る車というのは大抵はミニバンやワンボックスだろう。
これらの車はリアシートをアレンジすることで2列目以降のシートが完全にフラットになる事が多く、まさに寝る事ができるように設計されていると言っても過言ではない。

さて、ミニバンでもワンボックスでもないフォレスターの中で快適に熟睡する事は果たして可能なのだろうか?。


車の中で寝るということ。

まずは、フォレスターの中に寝れるかどうかを考える前に、「車の中で寝れる」という事がどういう事なのかを考えてみる。

というのも、ただ寝るだけであれば、運転席に座ったままの体勢で少しだけシートを倒してそのまま寝るという事も不可能ではないからだ。これを許容すると、どんな車でも「寝れる」ことになってしまう。

そこで、自分が「寝れる」ための条件を以下にまとめてみた。

1)寝る場所が平坦で手足が伸ばせる。
2)フトンが敷ける。
3)天井が低すぎない。

一つ目の条件は自分にとっては非常に重要。
友人にシートに座ったまま寝ちゃう奴がいますが、自分には考えられません。(笑)
自分は、平らな所で手足を伸ばして寝たいです。(^^;

二つ目の条件も快適に寝る為には欠かせない条件です。
寝袋でもいいじゃんという話もありますが、自宅と同じ条件で寝れるというのは快適な睡眠には欠かせない条件です。

三番目の条件ですが、これは快適に寝るための条件というよりは、寝たり起きたりする作業をラクに行いたいというのと、できれば寝るスペースを使ってちょっとした着替えや飲食をしたいという事を考えた場合に必要な条件です。
ミニバンとかキャンピングカー程の高度な居住性は要求しませんが、上記のような作業をある程度車内で行う事が出来れば行動範囲が広がる事にも繋がります。


検証。

上記の条件を満たすことができるのか、後部座席を前に倒してカーゴルーム(ラゲッジルーム)にフトンを敷いて寝てみることにする。

結論から言うと・・・。
敷けちゃいました。(笑)
あまりにあっさりと敷けたので、拍子抜けしてしまいました。フォレスターはサスペンションの関係で後部座席のすぐ後ろに出っ張りがあるので、「横幅が足りないかな〜」と思いましたが問題なし。

・・・しかし、全く問題がないわけではありません。次の写真をご覧下さい。

右後ろのドアを開けて、前に倒した後部座席を見たところ。
長手方向が足りず、フトンが「へ」の字に曲がっている。
横幅はOKでしたが、縦方向のスペースが足りませんでした。

しかも上の写真、よく見ると分かりますが、撮影の為に運転席と助手席のシートを一番前までスライドさせてあります。つまりこの状態では前の座席に人が座ることができません。人が座れるように前の座席を後ろにスライドさせると、「へ」の字状に曲がったフトンがシートの後ろに干渉します。

そこで、走行中は、この余った部分を折っておく事にしました。

フトンの一番前を折った状態。
比較的日程の長い旅行の場合は荷物が多めになるので、前に倒した後部座席の足元に物を置く事もありますが、これならそれらの荷物へのアクセスも多少容易になります。
まぁ、後部座席のヘッドレストが少々ジャマですが・・・。
さて、ここで疑問。

それは、「走行中は折っておけばいいけど、寝るときには折ったままじゃ寝れないでしょ?。それに折った部分を元に戻したところで、結局フトンの頭の部分は「へ」の字に曲がったままだから普通に寝れないんじゃ・・・。」ということ。

しかし、問題ありません。
身長が、「180cm以下なら」という条件が付きますが。(笑)

具体的には、フトンを折ったままの状態で、助手席シートは少し前にスライドさせます。この時、運転席シートは助手席と同じく少し前にスライドしても、ドライビングポジションのままでも良いです。

そして折ったフトンを元に戻す(前に広げる)と、助手席側のシートの後ろにフトンの前の部分が少し乗り上げる形となり、身長がそれほど高くなければ助手席の後ろあたりに頭を持ってきて、カーゴルームの右後ろ方向に足を投げ出すという形でナナメに寝れば、無事寝ることができます。頭が下がってしまったり首に負担がかかることもありません。

次に天井の高さについてですが、若干低いものの大きな問題はありませんでした。
フォレスターのカーゴルームの天井の高さは85cmありますが、これは普通に座ると頭が当たるのでカーゴルームにフトンを敷いた上に座る時には少しだけ前屈みにならなければなりません。しかしながら、起きたり寝たりする動作やちょっとした着替えは十分可能な高さです。

というわけで、快適かどうかは微妙(笑)ですが、フォレスターのカーゴルームではフトンを敷いて寝る事が可能。そして、窮屈ではあるものの衣食住も可能である事が実証されました。(でも、閉所恐怖症の人には辛いかも・・・。)

え?、ちょっとムチャだって?。
・・・いや、ムチャじゃないですよ。なぜなら筆者は、この方法で5回以上ドライブに出掛けて、10回近く寝てるんですから・・・。(笑)


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