Broken River ブロークンリバー

【クラブ】
このスキー場は、ブロークンリバースキークラブによって運営される、クラブスキー場です。駐車場からスキー場へは徒歩で20〜30分。ウォーミングアップにはちょうどよい距離で、森林トレッキングを楽しめます。状況がよければナイタースキーも出来ます。(日本のナイターを想像するととんでもないことに・・・)

*大きいマップはこちら(13KB)

スキー場最高地点
1730m
標高差
360m
雪上車
あり
コースレベル
初級20%、中級50%、上級30%

*各レイティングについてはスキー場についてを参照してください

アクセス★★
 スキー場の入り口は73号線にあり、クライストチャーチからアーサーズパスに向かって左側に、およそポーターパスから14kmの地点に看板があります。そこから約6km、砂利道を走るとスキー場の駐車場に到着。森の中の駐車場から上を見ると、グッズリフトと呼ばれるスキー・ボードなどの荷物を運んでくれるモノレールがあります。このリフトに荷物を入れ、内線電話で上の従業員に連絡をとり動かしてもらいます。このときリフトの蓋はきっちりと閉めないと、キア(オウムの仲間の鳥)に荷物をつつかれてしまいます。グッズリフトの終点がロッジ(宿泊棟)になっていて(ここまで20分くらい)、ここでリフトチケットを購入。荷物をもってさらに10分程度木製の階段を上ります。スキー場は森から抜けた場所にあり、一気に視界が広がります。車でのアクセスはやや道が狭いものの距離が短いので特に問題ないでしょう。歩く時間も、テンプルベイスンマウントロバートに比べるとはるかに楽です。
リフト★★
ロープトウ5

 全てがロープトウで、さらにロープが右・左両方あるのでスノーボーダーは特に大変かもしれません。スキー場に着いてすぐに乗るロープ、デイロッジからみて左側のロープ、正面の尾根のロープがメインとなります。 尾根のロープは力がないので一度に5人しか乗れませんが、横のアランズベイスンに行くためには必須で、ここだけロープ待ちが発生します。アランズベイスンを途中まで滑ってトレイル沿いにスキー場に戻ると、一番下のロープにたどり着きます。バックカントリー斜面を、登らずに楽しめるスキー場です。

施設★★★
 なんと言ってもスキー場内にあるデイロッジがいい。サンデッキからスキー場を眺めてランチやティータイム。クラブメンバーはBBQまで楽しんでいます。さらにロッジ内のキッチン施設は自由に使えます。たとえばトーストと簡単な野菜やハムでホットサンドを作ったり、お湯を沸かしてインスタントヌードルを作ったり。ロッジにある売店では、チョコバー、ヌードル、ドリンクなどが置いてありますが、ランチは持参した方が良いでしょう。スキー場にはレンタル設備はありません。
バックカントリー★★★★
 アランズベイスンはスキー場のコントロールエリア内ではありませんが、ロッジにその日の状況が発表されています。大きくトラバースして向かいの斜面を狙うもいいでしょう。斜度、雪質とも結構いい感じです。積雪によってはかなり下まで滑られます。また、サニーピークの左側もいいバックカントリーエリアがあります。コントロール外へ行く時は、自己責任のもとで装備をしっかり身に付けて、が基本です。
宿泊
 スキー場にクラブが運営する宿泊施設があります。60人収容で、寝袋は各自が持参します。駐車場からの歩く時間と体力を惜しむなら、この施設に泊まるのも良いでしょう。近い町はスプリングフィールドでモーテルとユースホステルがあります。スキー場から1時間くらいです。また、山を降りて国道をアーサーズパス方面へ左折すると、すぐ右手にバックパッカーがあります。
その他
 クラブスキー場の中でも、比較的設備が整っていて、斜面も楽しめ、総合的にお薦め度合いの高いスキー場です。ここでのポイントはやはりロープトウ。ロープトウのトレイルが厳しい部分もあるけど、これをクリアしなければ、おいしい雪と斜面にたどりつけないです。しっかりとロープトウの乗り方(掴まり方?)をマスターして、幻想的なナイトスキーも体験してください。