【Kidds Bush】
ワナカから車でハイウェイ6号を Haast 方面へ行くと、Hawea湖に出る。さらに40分ほど走ると Kidds Bush キャンピングエリアへの看板が右にみえる。このあたりは釣りの絶好の場所でネックといわれるところ。ハイウェイから右にキャンプ場への道を入り、未舗装道路をさらに6kmほど行くとキャンプ場に出る。ここがトレッキングのスタート地点だ。湖畔はサンドフライが多いので気をつけよう。Kidds Bush には1周15分ほどのネイチャーウォークがある。このあたりで湖見ながらのんびり釣りざおを振るのもいいけど、ちょっと高いところに登って、静かで大きな Hawea湖を一望見下ろすのもいいもんです。
【切り倒されたトラックの木々】
このトレッキングに関する情報は DOC のリーフレットのみ。それも森林限界までの往復2時間で湖の素晴らしい眺めを楽しめるというコメントだけ。でもトラックは最近整備したばかりらしく、ところどころ新しく木を切り倒した跡がある。しばらくは何度も折り返し、かなりの傾斜で高度を稼いだ。
【森林限界を出ると・・】
森を出て、振り返ると「おおっ」コメントに嘘のない素晴らしい眺望。遠くに Hawea の町まで見える。この湖を一望できるところなんてここ以外にないだろう。
【湖を背にどんどん登る】
ここからトラックは Sawyer Burn Hut 方面へ、 森林限界線に沿って山の中腹をトラバースしてゆく。われわれはトラックから外れ山の稜線をどんどん登ってみた。いつか山の向うに Wanaka 湖が見えるのではないかという期待があったから。でも思ったほど視界をさえぎる山は高く、Wanaka 湖を見るという無謀な企みはあえなく却下となった。そして風をさえぎるいい岩陰でランチにした。時々吹く突風に、谷底まで落とされないように。
【Hawea 湖】
その後トラックまで戻り、Sawyer Burn Hut まで行ってみた。Sawyer Burn の谷奥深く、その山小屋は立っていた。板が剥き出しの二段ベッド、小さいテーブル、暖炉となかなかいい感じの小屋だ。ビジターブックをめくると、なんと前日に人が来ていた。その人はDOCからトラック整備に来ていたらしい。どうりで木の切り口が新しかったのだ。

今回のトレッキンッグは情報が少なく、なんとなく探検みたいな感じだった。といってもここではすぐに森林限界線に出てしまうので、方角を間違うことはめったにないし、何かを探すわけでもなかったけど。いい開放感と、ちっぽけな自分を実感した1日だった。

★トレッキング レコード★

日付
1999年10月4日

パーティ
4人