MONOPOLY

販売:PARKER BROTHERS


「ここは誰の持ち物?」

言わずと知れた「モノポリー」である。
コマの移動や、カードを引く時などにちょっとしたアニメーションなんかもしたりする。

モノポリーはモノポリーなのでちょっと説明がしにくいのだが、ジェネシス版の特徴はシナリオモードであろうか。これは全員がある程度の土地を持っている状態から始められるのだ。ゲーム時間の短縮には効果があるだろうが、セーブ機能が無い理由にはならないよな(笑)。

あとちょっと難を言えば、どこを誰が持っているかが一目で分からないこと。端にちょっと書いておくとかボードにアイコンでもちょっとあれば便利なんだけどね。

その辺、モノポリーの日本チャンピオン・百田郁夫と糸井重里の監修でいろいろ気が配られていて、セーブ機能どころかキャンペーン的なことまで出来て、グリーンに固執するとかキャラクターに特徴があったりするスーファミ日本語版が一番よさそう。

ここでする話じゃないかもしれないが、モノポリーって言うのは本当にルールが完成されていて、いいゲームだね。メガドライブ版はあまりやる気にならないが(笑)、私はこれのためだけにスーファミをキープしてます。そうです。モノポリーのルールは完成されているんです。完成されているから、アレンジを加えるとバランスが崩壊するです。とあるボードゲーム(笑)で、コンピュータキャラが立て続けに小さい目を出して同色のグループまとめ買いとかされると、「この有名クリエイターは『どうしてモノポリーはダイスをふたつ使うのか』っていうことを考えなかったのか」、って思っちゃうんですよね。8とか9まででるダイスっていうのが、かの有名クリエイターのオリジナリティなんですかね。モノポリーのダイスふたつ、っていうのは、簡単にカラーグループをそろえさせない、カラーグループは交渉をもって揃えなさい、っていう、チャールズ・B・ダロウ(モノポリーのクリエイター)の意志だと思うわけですよ。土地がふたつしかないダークパープルとダークブルーは1巡で揃えることも不可能じゃないけども、それが成功する確率は手前の土地(地中海通りかパークプレース)に止まった状態から1/36。まぁほとんど無理といっても差し支えない確率。でも、サイコロひとつだと1/6になっちゃうんですよね。そのかわり、あのゲームのコンピュータキャラはあんまり交渉とかしてこないから、それを補うことはできるかもね。これと5倍での無理矢理買いで。これだけモノポリーのルールを破壊して自分のオリジナルのボードゲームだ、なんていっちゃう恥知らずな真似がよくできるなぁ。>某有名クリエイター。
しかし、うまくゲームの見た目やルールを破壊して、オリジナルゲームに見せたつもりだろうが、ちょっとだけ『モノポリー』を残してしまったところがあるよな。「ハワイ」って、「刑務所」だよな(笑)


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