SUNFRANCISCO RUSH -EXTREME RACING-

販売:MIDWAY


「It's dangerous!」

1996年ごろ幕張で行われたAMショー、ナムコやセガなどのおなじみのメーカーに混じって、非常に懐かしい名前を見ることができた。「ATARI」である。「Race Drivin'」や「S.T.U.N Runner」あたりを最後に、日本ではあまり見かけなかったのだが、ATARIの日本再進出は海外ゲームファンにはうれしいニュースであろう。ま、もっとも普通の、格闘ゲームの新作とかを見に来てるようなやつにはまったく見向きもされなかったし、ブースも国内のメジャーなメーカーのような大きなものではなく、パーツのサプライメーカーとか業界紙誌みたいな一番小さいコマだったので、目立たなかったというのもある。ATARIが出ていたのを気づかなかった人もいたくらいだ。そこでひっそり(^^;出展されていたのが、この「SUNFRANCISCO RUSH -EXTREME RACING-」である(これともう一つ、「M.A.C.E.」という取り込み格闘が出ていた)。
さて、このレーシングゲーム、アーケード版では全3コース、4種類の車から選ぶことができた。車はBEGINNER、ADVANCED、EXPERT、EXTREMEの4種類があり、BEGINNER→EXTREMEに進むにしたがって、最高速が上がり、グリップ力が下がっていく。この64版では特に表示はされていないが、アーケード版では棒グラフで表示されていた。EXTREMEのマシンを選ぼうとすると警報音が鳴り響き、「It's dangerous!」というボイスと悲鳴が聞こえる。海外ゲームならではのバカさ加減であろう(笑)。
さて、ゲーム本編。普通にやってると普通のゲームでしかないのだが、このゲームの醍醐味は、ショートカット探しであるといってもいいだろう。コーンで区切ってあるところを突破したり、コース外にひっそりと存在するトンネルなどを見つけると、まったく違ったコースが現れるのだ。タイム短縮に役立つようなところはあまりないのだが…。
64版ではもう一つ隠し要素がある。コース上に点在する「鍵」だ。これもやっぱり隠れていて、ショートカットコースの中など、普通に走っているのでは見えないところに各コース6~8づつ存在する。その中からいくつか見つけられるとそのコースで新たな車を使うことができる。さらに全部見つけられればもう一つ新しい車が使えるようになる。


<Cheats>

・自動復帰禁止

壁に当たって動きが止まった場合などに「abort」扱いでコースに戻されてしまうが、SETUP画面で↑Cボタンを4回押すと自動ABORTが起こらなくなる。「0.06」というアイコンが目印。

・車サイズ変更

カーセレクト画面で↓Cを押しながら↑Cを押し、↑Cを押しながら↓C。これで車のサイズがかわる。しかし、「リッジレーサーレヴォリューション」のようにディフォルメがかかるとかではなく、縦方向の大きさだけが変わる。当たり判定も変わっていないようだ。大きくすると後方視点やドライバー視点がやりづらいぞ(笑)。

・霧の色変更

カーセレクト画面でZを押しながら↓Cを3回。効果音が出ればOK。複数回入れることも可能。

・タイヤサイズ変更

カーセレクト画面で→Cを押しながら←Cを押し、→Cを押しながら←Cでリアタイヤのサイズ変更。複数回の入力が可能。左右逆に入力するとフロントタイヤのサイズが変わる。(画面右上のリプレイ風の画面に注目。そのままBボタンで戻るとアドバタイズ画面の車も変わる。)

・重力変更(笑)

SETUP画面でZを押しながら上・下、Zを離してから上・下・上・下。これも複数回の入力が可能。「上・下」は、アナログでもデジタルでも可。

・テクスチャ変更

SETUP画面で→C+L・Z・→C+L・Z。一回入れるとテクスチャほとんどなし、もう一回入れるとサイケデリックなテクスチャが現れる。

・視点変更

ゲーム中、視点変更ボタンを押しながら上か下で通常とは違う視点変更が可能。

・車との当たり判定なし

SETUP画面で左・右+→C・↑C・←C・↓C・Z。バスのアイコンが目印。

・スクラップで走る

カーセレクト画面で↑Cを押しながらZ・Z・Z・Z。入れるたびにただのスクラップか、火を噴くスクラップかを選択可能。

・Foggy Night

オプション画面で「FOG」をCボタン4つ押しながら選ぶと「EXTREME」が「FOGGY NIGHT」に変わる。

・タイム制限なし

SETUP画面でZを押しながら↓C+↑C、Zボタンはそのまま↑C+↓C。斜線付き時計アイコンが目印。

・その場復帰

SETUP画面でZを押しながら、←C+→C、Zボタンはそのまま→C+←C。斜線付き「R」アイコンが目印。クラッシュなどの際、強制的にコースに戻されるのではなく、その場で復帰する。水没や点滅中にクラッシュ、ABORTを押した場合は通常どおりコースに戻される。

・左右逆の…

オプション画面で「MIRROR」にカーソルをあわせてCボタンを4つ押しながら選ぶと「EXTREME」が出てくる。コースの「MIRROR」ではなく、パッド操作が左右逆になる(笑)。

・コーンが機雷に

SETUP画面でL・R・L・R・L・R。コーンのアイコンが目印。コーンが機雷になり、当たるとクラッシュ。

・自分が機雷に(笑)

カーセレクト画面で→C・→C・Z・↓C・↑C・Z・←C・←C。右上のリプレイ風画面の車が機雷になればOK。この状態で始めて道端の機雷に触れると自分が機雷になる。この状態で敵の車に当たると敵がクラッシュして自分は車に戻る。

・主な隠しコース

コース2(ハーフパイプ)
ハイウェイ上のチェックポイントのあと、ハイウェイを降りるところで右にはいかずにコーンを突破して直進する。右車線をそのままいけば道が途切れているところで本線に戻る。しかし、道が途切れているところで左側に向かってジャンプするとまったく別のコースに出られる。この先は行き止まりでハーフパイプになっている(笑)。鍵2つあり。

コース5(豪邸)
このコースはスタートしてすぐに左折するが、この左折標識のところを何とかして直進すると、豪邸の門にたどり着く。そのままいけばショートカットになるが、敷地はかなり広大なので、鍵がいくつか隠れていそう。

コース6(洞窟)
コースのレーダーで言うと一番上のチェックポイントの直後、「DANGER」の標識が出ているところ、本線は左への上りだが、建物の右へいく。右にはずっとフェンスがはってあるが、そのフェンス沿いに山を降りていくと、洞窟への入り口がある。鍵2つあり。天井が2段になっているのに注意。



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