「貴方はそこまで考えなかった?」 「え・・・?」 疑ってかかってきた相手の言葉をあえて肯定して、その上で聞いてみせると大きな瞳が見開かれる。 少し脅えたような表情をしてから、まるでそれを恥じるように、キッと睨み付けてきた。 「もし私にそんな力があるのなら、貴方の口を塞ぐことも簡単だ」 「・・・・・。」 一歩足を踏み出すと、一歩後ずさる。 瞳はこちらを睨み付け、気丈な振りをしながらも、動揺しているのは明らかだ。 「・・・こっちに来るな」 殊更にゆっくり歩み寄り、口元に一見優しげに見えるであろう笑みを貼りつけてやった。 「・・・来んなって言ってんだろ!」 「貴方が逃げるからですよ」 嘲るように呟いた言葉で、長身の・・・青島というらしい刑事は立ち止まる。 怒りが脅えをいとも簡単に拭い取ったようだった。 どうやらごく単純な思考をしているらしいと読み取って、高山は青島に対する行動を決めた。 「俺は逃げてなんかない」 「そうですか。それは私の失言でした」 そうして、立ち止まった青島に更に歩み寄り、高山は笑みを浮かべたまま顔を寄せる。 少し身を引いたものの、逃げていないと啖呵をきった以上、青島は動かなかった。 「・・・この島は危険だ」 長くいない方がいい、と耳元で囁くと、息がかかったのかびくりと身体を震わせる。 ほんの少し顔を離して覗き込んで。 目を合わせたまま、何の前触れもなしに、唇を重ねた。 一瞬惚けたように硬直した身体を捕まえ、驚いて何かを言おうとした唇の隙間を縫って、深くくちづける。 「・・・っ・・・」 やめろ、と。 呼吸をさせてやるために一度力を緩めると、弱々しい声がする。 「このまま、貴方を殺すこともできるんでしょう?・・・私には」 囁いて、嘲笑って、もう一度くちづけた。 押し返そうとしていた腕が急に力を無くす。 脅えきって観念したかのように俯こうとする顎を掴んで、唇でまぶたに触れた。 −呪イハ、カケラレル− 「・・・貴方はもう、私を忘れられない・・・」 |
大変っす。事件です。 だって今日のリング第6話がいけないんだ・・・。 吉野=青島が持論の俺にとって、 (でも今日見てて青島くんはあんなに情けなくないもん、とか思った) 今日の展開はどう見ても高青・・・。 あの後一体何されたんだ青島くん!!(だから根本的に何かが違うって) えっと、でも、ほんとにちょっとなぐり書きしただけだから。 見直しもしてないし。高山なんか違う人かもだし。 見逃して・・・(逃走) カウンタゲット記念の高青はもっとちゃんと書きますです。 |