電話を切って向きを変えた所で、行く手を遮った影が・・・青島が自分の顔の前で手を振った。 「あー・・・いいっすよ。俺一人で行ってきますから」 その言葉の意味する所を一瞬だけ考えて、溜め息をつく。 またコイツは俺に気を遣う。 それはとても嬉しいことには違いないが、だが。 「お前と陽一を巻き込んだのは、俺だ」 本当に一人で行こうとしていた背中が、驚いたように立ち止まる。 振り返ってこちらを見遣る茶色の瞳を見据えて、一語一語区切るように言葉をつくる。 「・・・俺には責任がある」 見開かれた瞳が俺を映して揺れるのを、俺は見逃さなかった。 それは、俺を続けて何かを言わなければという想いに駆り立てるに充分な、あまり見ることのできない表情で、だから俺は無意識のうちにある決定的な言葉を青島に向かって吐き出してしまうところだった。 しかしまさにその時、ふわりと柔らかく笑った青島の笑顔に思考の全てを持ってかれ、俺はすんでの所で踏みとどまることができた。 少し息を吐き出して視線を一度逸らす俺の前に戻ってきた青島が、更に甘く甘く微笑む。 周囲でざわめいていた人々の声を一瞬で消すほどの、その鮮やかさ。 「・・・じゃあ、責任取ってくださいね」 が、しかし、その口から漏れ出した言葉といえば俺の予想の外もいいところで。 「な、に・・・?」 「責任。取ってくれるんすよね?」 にっこりと笑って、それなのにまるで見当違いの言葉を吐く相手を見遣って目眩がした。 「俺が言ってるのは・・・!」 「はいはい。わかってますって」 じゃ、早いとこ行きましょっか。 脱力してしまった俺を引っ張って、青島がエスカレーターに乗り込む。 ちっとも悪びれない横顔を見ると自然に苦笑が口元に上る。 そして、まだ充分笑える自分に気がついた。 高山の言葉を借りれば、最高に楽しいゲームの期限は残り、あと数日。 今の今まで何をふざけたことを、と思っていたが・・・。 たったひとつだけは、このゲームに巻き込まれて良かったと思えることもあるのかもしれない。 ・・・それに。 「・・・? なんですか?」 「いや。何でもない」 コイツと一緒なら死ぬ気がしないのは、単なる俺の思い込みだろうか。 |
大変です大変ですーーー!またやっちまいました!! ヤバイ・・・これまじでもうリングじゃない・・・「踊る」じゃないか思いきり!(爆) いんだよ、もう・・・世の中に逆行してても・・・←開き直り とりあえずこれももちろん殴り書きなんで。本気にしないでね♪←(殴) しかし・・・これじゃあ浅青じゃん。浅川さん総受のはずなのに。 しかも高青の方と青島くん別人・・・。いんだよどうせ妄想の産物だし。 気にしないようにしよう。うん。 ところで実は私「リング」一切ビデオとってません。←何故ってコワイから(爆) だから台詞違うだろうけど、見なかったことにしてます。 了承願います。 (ってそれ以前にこんな馬鹿を許してね〜←ちょっと投げやり) |