白馬大雪渓 | |||
データ 日程 2002年5月18日(土)〜19日(日) 参加者 14名 ガイド 永田、高橋、水越 |
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5/18(土) 雨 | ||||||||||||||||||
7:00白馬駅集合 ― 7:30猿倉到着 ― 8:10猿倉出発 ― 10:05白馬尻 ― 13:05葱平 ― 14:30避難小屋 ― 15:45村営頂上宿舎 ― 16:20白馬山荘 ― 18:00夕食 | ||||||||||||||||||
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どういうわけか毎年この白馬大雪渓ツアーの時は天気が悪く、今年も朝からザンザン降りの雨。白馬駅で集合した後、それぞれの車でとりあえず猿倉へ移動。その間にも僕の心の中では「今日は中止で、明日日帰りで往復だな。こんな雨だからお客さんも納得するだろう。」と考えていました。しかし、猿倉に到着するやいなや、皆黙々と出発準備をし始め、なんだかヤル気がみなぎっています。「あのー、ちょっといいですか。ちょっと集まってください。」と皆を集め、「今日はこんな天気だし、無理して行って何か起きたら嫌なので、今日は行動中止にして明日大雪渓を往復しましょう。」と進言しました。次の瞬間、シーン。誰も何も言いません。そして殺気を感じます。サングラスとかで表情はわかりませんが、明らかに「なんで中止にするんや!俺達ははるばる大阪から来とるんやで!」と言いたがってるのがわかります。思わず「そ、それじゃあ行けるところまで行ってみましょう。」と言ってしまいました。あー怖かった。でも結果的には出発して良かったです。その後、雨は小降りになってしまいました。あれで中止にしてたら殺されたでしょう。 |
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夏だとあっさりと登れてしまうのに、雪があると時間がかかります。その分とても長く感じます。小雨といえども夕方に白馬山荘に着く頃にはなんとなく全身が濡れてしまいました。 今年の春は雪解けが早く、猿倉から白馬尻までの林道も上の写真のように砂利道が出ていました。そして葱平から小雪渓の間も夏道が露出していて、滑る幅が狭くなっていました。 |
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5/19(日) 晴れ | ||||||||||||||||||
6:00朝食 ― 7:10出発 ― 7:40白馬岳山頂 ― 8:10白馬山荘 ― 8:45滑走開始 ― 9:10避難小屋 ― 10:00白馬尻 ― 林道の途中で昼食 ― 12:00猿倉 解散 | ||||||||||||||||||
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昨日とは打って変わって晴天。正直ホッとしました。 まずは山頂まで往復。素晴らしい眺めにお客さんも感動していました。右の写真の後ろに大日本帝国の旗が見えますが、右翼団体のお客様が一人いました。その方は立山ツアーの時にも現れ、滑りながらその旗を振りかざし、「大日本帝国万歳!」と叫んでいました。 そして山荘まで戻り、待ちに待った滑走です。今年は雪が少なく、岩が露出してたり、シュルンドが開いたりしてる箇所が多いので慎重に行きました。雪渓上には石もいっぱい転がっていて、決して快適な状態とは言い難かったですが、それでも良い天気で気分は最高。 腿がパンパンになったところで白馬尻に到着。ここでティータイム。おいしいワインも開けて極楽極楽と思ってたら急に天候が怪しくなり、雨が降ってきたので慌ててまた滑走開始。林道の端の残雪を拾いながらギリギリまで滑り、滑走不可能になったところでお昼を食べ、そこからはテクテクと歩いて猿倉まで下山。無事終了。 |
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後記 | ||||||||||||||||||
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正直言うと、いつもこの白馬大雪渓のツアーが近づくと憂鬱になります。いっつも天気が悪いし、長いからです。「来年は止めようか。」と話しながらも結局は計画に入れてしまいますが。元々「三大雪渓を滑る」で始まった我々のツアーですので、オリジナリティーを残すためにもここを外すわけにはいきません。今度は時期を変えてやってみようかなとも思います。 |