白馬 金山沢
データ
 日程 2003年5月3日(土)〜4日(日)
 参加者 11名
 ガイド  永田、高橋、水越 


5/3(土) 晴れ
9:30栂池ゴンドラ中間駅 ― 11:00栂池ヒュッテ着 ― 12:05栂池ヒュッテ出発 ― 14:20天狗原 ― 15:30乗鞍岳 ― 16:20栂池ヒュッテ着

  
    イエー、今日も晴れだぜイエー。(←手のひら下で前へ出す)

 昨年のこの金山沢ツアーは2日目が雨で中止でした。その時に雨男と言われ、ののしられ、散々な目に遭ったお客さんのAさんが今年もリベンジをかけて参加。やはり昨年参加のOさんは最初に名簿を見て「あ〜あ、Aさんがいるから明日は雨だなあ。」なんて本人の前で情け容赦ない発言。かわいそうなAさん、僕はその気持ちがよくわかります。僕もついこの間お客さんから「P.S 雨男は水越さんあなたです。」なんてメールが来ましたので。

 「スキーやボードを持った人はロープウェーには乗れません」情報はウソだったようで、何のお咎めもなくスムーズにゴンドラ〜ロープウェーを乗り継いで栂池自然園へ。そのまま今夜のお宿、栂池ヒュッテへ直行して余分な荷物を置かせてもらいました。

 この栂池ヒュッテはとてもきれいな建物で、山小屋ではなく、もうホテルですね。宿泊も完全予約制。今だから話せますが、実はこの予約をするのをすっかり忘れていて、気付いたのがナント出発3日前ぐらい。電話したら「もう部屋いっぱいですねえ。」って言われました。「そりゃそうだよなあ。」と思いながらも引き下がるわけにいかず、なんとか頼み込んで強引に入れてもらいました。どうも地下の従業員部屋を空けていただいたようです。支配人のYさん、本当に感謝です。


 「今日はここに何しに来たんだっけ?」とわからなくなるほど今日も暑かったです。それでもめげずに、後でビールをおいしく飲むために天狗原〜乗鞍岳をめざしました。

←なにはともあれ体操
うだるような暑さの中を天狗原へ 暑くてもヤル気満々。
乗鞍岳頂上付近で。


5/4(日) 晴れ
6:30朝食 ― 7:30出発 ― 11:50船越ノ頭 ― 12:45小蓮華岳手前で昼食 ― 13:10滑走開始 ― 14:50白馬尻の下(御殿場付近) ― 15:40猿倉着

 今日はちょっと長い登りなので、ここでもまた無理を言って朝食の時間を我々だけ早めてもらいました。たぶん俺達は嫌な客だと思われてるんだろうなあ。

 ロビーのテレビでは「今日の甲府の予想最高気温は30℃です。」と言ってました。朝から半袖Tシャツ1枚でも全然寒くない。

 新型肺炎のため昨日の足慣らしは行かずに、ずーっと隔離されてたFさん。今日は咳をしながらの苦しい戦いになりそう。でも今回はお客さんの中に3人もお医者さんがいるので安心。ちょっと科が違ってましたが。
出発してまずは一面雪原の栂池自然園を突っ切り、どん詰まりから尾根に取り付いて
船越ノ頭の稜線めざします。稜線の手前はけっこう急斜面なので、シールの人も
スキーをザックにつけて登りました。
 
稜線に出たところで昼食。ワインと泡盛で乾杯!
↑フローズン泡盛。これ最高。
酔ったところでいよいよ滑走開始。
ちょっとザクザク雪で潜りましたが、この広い雪面を滑るのはメッチャ気持ちいいです。
  

気持ち良さげに滑ってるように見えますが、ちょっと滑るとすぐに太ももはパンパンに張り、しんどい滑りでした。
この金山沢は実に長い!堪能しました。

一瞬ギョっとしますが、途中でカモシカの骸骨がありました。しかも2頭。 猿倉までの林道は完全に雪に埋まっており、駐車場まで滑っていけました。おかけでだいぶ楽でした。(スキーの人のみ)
無事、全員が猿倉に到着。お疲れ様でした。


後記

Aさんも「脱・雨男宣言!」しました。めでたしめでたし。
皆さんはG.W中、どこかに行きましたか?僕達ガイドはひたすら仕事でした。皆が休みの時は働くサービス業なのです。なんだか慌しくG.Wが過ぎ、八方や五竜のスキー場のリフトも完全に止まり、ここ白馬の街中は閑散として淋しげです。でも素敵な季節です。新緑が芽吹いてきました。山菜でも採りに行こうかなっと。


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