りんごの品種

 北澤果樹園では、約10種類のりんごをつくっています。
 「さんさ」「つがる」 「ようこう」「こうぎょく」「おおりん」「シナノスィート」 「こうとく」「しんせかい」「あきばえ」「ふじ」・・・みなさんは、どれだけの種類 知っていましたか?
 たくさんりんご名前をあげてみましたが、りんごにはまだまだ種類があるのです。
その種類は、海外のりんごや試験中のりんごをあわせると、18世紀後半以降 2万5000種類以上の報告があると言われています。すごいですね!
それでは、いっしょにみてみましょう。
さんさ
さんさの花 さんさの果実  農林水産省果樹試験場盛岡市場生まれ。
 「ガラ」に「あかね」を交配して育成。
  昭和61年に「さんさ」と命名。
 諏訪での収穫期は8月下旬。
  甘味、酸味のバランスが良く、歯ぎれが良い。
花 5月10日撮影 果実 9月上旬撮影
つがる
つがるの花 つがるの果実  青森県りんご試験場産まれ。
 「ゴールデン・デリシャス」と「紅玉」の交配実生から選抜育成。
  昭和50年に「つがる」と命名。
 諏訪での収穫期は9月上旬。
 果汁が多く、甘いりんごが好きな人におすすめ。
花 5月10日撮影 果実 9月上旬撮影
紅玉
紅玉の果実  アメリカの古い品種「エソーパス」の実生と言われている。
 日本へは明治4年に導入された。
諏訪での収穫期は9月下旬〜10月上旬。
 すっぱいりんごが好きな人におすすめ。料理、加工用にも適している。
  果実 9月下旬撮影
シナノスィート
シナノスイートの花 シナノスイートの果実  長野県果樹試験場生まれ。
 「ふじ」に「つがる」を交配し育成。
  「シナノスィート」と命名。その後、愛称が「あじぴか」となる。
 諏訪での収穫期は10月上旬。 果汁が多く、味は抜群。
花 5月10日撮影 果実 9月下旬撮影
秋映(あきばえ)
秋映の花 秋映の果実  長野県中野市の小田切健男氏が「千秋・せんしゅう」に「つがる」を交配。
 諏訪での収穫期は10月上旬。
  シャキ、シャキしていて、甘味 がつよい。
花 5月10日撮影 果実 9月下旬撮影
陽光(ようこう)
陽光の花 陽光の果実  群馬県園芸試験場生まれ。
 「ゴールデン・デリシャス」の自然交雑実生から育成。
  昭和48年に「陽光・ようこう」と命名。
 諏訪での収穫期は10月中旬〜下旬。
 甘味がつよく、香りがある。
花 5月10日撮影

果実 10月下旬撮影

スターキング 
スターキングの果実  諏訪での収穫期は10月中旬〜下旬。
 ほのかに香りがあり、果汁が多い。形に特徴のあるりんご。
  果実 9月下旬撮影
王林(おうりん)
王林の花 王林の果実  福島県の大月只之助氏が「ゴールデン・デリシャス」と「印度」の混雑園の「ゴールデン・デリシャス」の実生から育成したと言われる。
 昭 和 27年に「王林・おうりん」と命名。
  諏訪での収穫期は10月下旬〜1 1月。
 甘味がつよい青りんご。
花 5月10日撮影 果実 9月下旬撮影
こうとく 
 諏訪での収穫期は10月下旬。
 香りがあり、甘味がつよい。なぜか、 果実のほとんどに蜜(みつ)がはいる。我が家では、「びっくりりんご」と呼んでいる。

果実 10月下旬撮影

輪切りの写真
ふじ
ふじの花  農林水産省果樹試験場盛岡市場生まれ。
 「国光・こっこう」に「デリシャス」を交配して育成。
  昭和37年に「ふじ」と命名。
 諏訪での収穫期は11月上旬〜中旬。
  味が抜群に良く、日本で一番有名なりんご。
花 5月10日撮影
  果実 11月中旬撮影
実生とは・・・りんごの種を育成したもの。

参考文献   長野県果樹指導指針

 発送は主に「ふじ」のみとさせて頂きます。その他の品種につきましては、発送はしておりません。