松香寮・梓水苑近くの梓川

駆け抜けよう! 秋の梓川路

第54回 松本市山田杯梓川ハーフマラソン 参戦記

2010年10月17日

日記

10月17日()大会当日 「山田杯たまたま出てみたが」
松香寮グラウンド前スタート

松本旧市街の自宅からチャリで30分ほど西へ漕ぐと、梓川倭(やまと)の松香寮グラウンドに着く。ここが54回の伝統を誇る山田杯梓川ハーフマラソンの会場で、記録計測がある平地ロードレースとしては現松本市で唯一の市民大会と思われる。「人がえっれー並んでるじゃん」と思ったら、受付の手際が絶望的なまでに悪い様子。元々は梓川村の小規模な村民イベントなので、このへんはノンビリしている。後ろから怒号が飛んでいるし、おばちゃんと中学生のチームワーク、何とかならないかな。

四日前に「しまなみ海道」で75kmのジョギング旅行をした時の疲れは、脚には残っていない。しかし膝や心臓に負担を掛け過ぎており、また夏以降続く呼吸器系の不調も気掛かりだ。
風はあるが薄晴れで涼しいコンディション。写真を撮ったりサプリを飲んだりしながら徐々に準備を整え、スタート地点に並ぶ。前から4列目あたりで、ほぼロスはない。9時30分に号砲が鳴る。

梓川コース序盤(レース後撮影)

スタートダッシュでとりあえず先頭集団を追うが、そんな力がある筈ない。呼吸と折り合いを付けながら4分/kmペースに落とし、序盤の向い風区間を中堅集団から離れないように粘る。コースは河岸段丘を登ることがなく、大町ハーフや旧三郷村マラソンに比べれば平坦なので、ペースを維持できれば自己ベスト更新も可能だろう。

しかし・・・心臓に残る疲労は予想以上だった。だんだん苦しくなり、4〜5kmあたりで集団から脱落する。6km地点で折り返し、わずかな下り勾配と追い風で楽になることを期待したが、そうでもない。女子トップの選手に抜かれ、悔しいので息の頻度を上げてしばらく粘ってみるが、呼吸器系の不調も相変わらずだった。またジリジリ遅れだす。

山田杯梓川ハーフマラソンマップ

梓川支所(元村役場)前の中心街を抜け、川手の田舎道に入る。コースは車両通行止めだが、リンゴ農家の軽トラが係員の制止を振り切って侵入したり、野焼きをしてる人がいたりと、大会が村民に浸透し切っていない部分がある。自分はもはやノミの心臓、虫の息で、目標を1:30に下方修正。心臓が絞め殺されるような恐怖感との闘いになる。脚は楽なのに、順位は下落する一方。

ゴールゲート

最後の折り返しを過ぎても、風向が変化してまた向い風になっているのが小憎らしい。後からスタートした10kmの部の選手がコース上に残っているが、このへんはペースが違いすぎて風除けにはならない。また女子2位、3位の選手にも抜かれて粘り切れなかった。ラストスパートも殆ど掛けられず、力を出せないもどかしさの中でゴール。

ゴールにも給水所があり、記録証が即時発行される。1時間28分56秒。諦めて大崩れ、とならなかったのは良かった。凡走そのもの。これで2010年の出場レースは全て終了し、自己記録を更新できた種目は皆無というありさまである。初参加だった塩嶺王城10マイルと富士登山競走山頂の時は好調だったと思うのだけど。

ケバブ500円

完走後はりんごとミニヨーグルトと豚汁が貰え、りんごジュースも小さなコップながら飲み放題が嬉しい。さらにイベントお約束の怪しい食い物としてケバブを500円で売っている。見かけによらず丁寧な接客で、美味しかった。最終ランナーもゴールしたようだし引き上げよう。チャリでレースコースを若干トレースしつつ、トボトボ帰宅。今後の事は考えたくないが、とりあえず来年の長野マラソンの募集が始まる前に、ということで長野駅近くのホテルを予約しておいた。しかし向こう暫くは心肺と膝の養生に努めねば。

結果

ハーフマラソン リザルト
記録 1時間28分56秒 (最速者1:10:38, 最終記録2:35:45)
高校一般男子(40歳未満)の部 順位 35位 (/完走170名/登録208名中)
男子総合順位 52位 (/完走337名/登録401名中)
総合順位(女性含む) 55位 (/完走410名/登録483名中)
※完走者数は速報の張り紙による値で、正式ではない。
他に10km,5km,3km,2kmペアの部を加えて登録1449名の大会だった。

リンク

完走証ほか
山田杯梓川ハーフマラソン大会
公式サイト。
RUNNET
各マラソン大会のエントリーや速報など。
スポーツエントリー
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