前日祭ウエルカムボード

サイクリングフェスティバルあさま MODE ANIMATION:

グランフォンドKOMORO 2019 参加記

2019年5月11〜12日

日記

5/11()前日祭「スタートゥインクル小諸」
参加賞やキャラオプション

土曜の昼、松本からの輪行で小諸駅に降り立つ。自転車を組み立て、ティーサロン寿徳で小倉クリームトースト&紅茶を頂く。小諸に来たらこれは食いっぱぐれたくないもの。

爽やかな天気のもと、浅間連山に向かって坂道を350mアップほど登れば信州青少年の家、前日祭会場である。ちょっとした補給食やクーポン券、勇者の証(缶バッジ)、あとキャラクターオプションとして「ヤマノススメ」セットを追加してあるのでそのTシャツなども受け取る。ゆるキャン△とどっちにするか迷ったけど「翔んで埼玉」の影響で埼玉かぶれだったから。前回あったロゲイニングめいたイベントは今回ないので、クーポンを使ってケバブを食ったりグッズを買ったりしてまったり過ごす。三宅大志さんらのトークショーは会場の音響が悪く、あまり聞き取れなくて残念。

前日祭ビンゴ大会

グランフォンドKOMOROのメインイベント、ビンゴ大会はお馴染み「さやパカさん」こと東城咲耶子さんの進行で。トップ当選の人は皆が羨むイベント特製ジャージ上下セットを選ぶ。手持ちのカードもわりと早く揃ってくれてまだ高額賞品もよりどりみどりだったが、「planetarianゆめみさん高発光缶バッジ」があるので、これは私が頂かなくてはなるまい。

街へ下りて古久清食堂で夕食、定食の中でいちばん高い煮かつを頂く。松電スーパーで朝食を買い出しして、そこら辺の草地でゲリラキャンプ…毎年こんなパターン。そういえば何で三年連続で同じイベントに申し込んだんだろう。運営さんが徒花ネクロマンシーに扮したキービジュアルに惹かれた訳じゃないぞ?…でも小諸に来れば何か良いことがあるってイメージがあるんだ。夜空を見上げれば北斗七星から繋いでうしかい座、おとめ座、しし座といった春の星座たちが輝く。

ティーサロン寿徳の小倉クリームトースト&紅茶 planetarianゆめみさん高発光缶バッジ
グランフォンドKOMORO2019マップ
5/12()イベント当日「浅間山とカレーめん」
痛ジャージ一斉スタート

日曜の朝、ちょっと冷えるが今日も良い天気になりそう。信州青少年の家に続々集まるオタクな青少年たち(ほぼおっちゃん)。実数は不明だが、値上げにも関わらず去年よりだいぶ増えたらしい。影山ヒロノブさんのゼッケンが340だからそれくらいかな? オタクの大群が公道を堂々駆けるイベントはレアだからな。キャラクタージャージもびっくりするほど多彩で、今年はゆるキャンおじさんが多く目につく。ただし去年急増したけものフレンズは騒動により絶滅…。走り易さを度外視したコスプレさんもちらほらいらっしゃる。あんたら優勝。

見た限りランドナー乗りは私ともう一人だけで、その方と昔話をしているうちに開会式、そしてグランフォンドKOMOROが7時の一斉スタートを迎える。パンツァーフォー! 序盤の1000m林道なら長蛇の列も無問題(?)。乗鞍仲間のKさんGさんらとだいたい同行して西へ、早々に軽井沢エイドに到着して羊羹とうまい棒を頂く。今年は食事がチケット制に変更となっているが、混乱はない。ここからは北へ、峰の茶屋越えなので完全にばらける。

浅間山を間近に

楽に1イベントを完走することより、私が維持増進したいのは旅を楽にするための体力。今年も「クロモリ重戦車ゆるキャン△仕様」と銘打ってフルキャンプ装備を貫きつつ、登り坂は出来るだけ攻める。戦車は重い方が強い。去年との違いは、サイドバッグにガルパン黒森峰ワッペンを、フロントバッグにゆるキャン△ワッペンを夜なべして縫い付けてあること。マップケースやサコッシュはラブライブとプラネタリアンで飾る…いったい私は何おじさんなのか。推しキャラを一人に決めてやったほうが漢らしいだろうけどね。

群馬県に入り、雄大な浅間山を望む北軽井沢エイドに到着。スティックチーズやバナナを頂く。重戦車に声を掛けてくれる方が多くて嬉しい。だがこの先の道中、集団走行における安全確認の声掛けが過剰に感じられるシーンが多くなる。ドラフティング前提のレースみたいにぴりぴりしている。それよりもうちょっとバラけた方がおクルマへの迷惑も軽減できるので、しばらく集団からは離れて進むことにする。みな基本、嫁を背中に背負っているのでそれに恥じない走りはしている。AACR等で問題となるブロークンウインドウは発生しないのだ。

公式写真より、嬬恋村にて

正面にまるでキレットのような毛無峠を見据えつつ吾妻川まで下り、さらに北への登りに入る。干俣のしみずには「ろんぐらいだぁす!」の飛び出し坊やが目印のキュアエイドが登場。わぁいぷいきゅあシールもらっちゃった。ぼくはキュアミルキーちゃん! 少し先には、かつて小串鉱山へ通じていた毛無道の入口を見つけ、いろんなことを思い出す。今日は呑気に新緑まぶしい道をゆっくり登っていれば良い。

嬬恋エイド前後のキャベツ畑が広がる風景も素晴らしい。雨には雨の良さがある、と言いたいけどやっぱり晴れているに越したことはない。エイド食は炊き込みご飯わさび野沢菜乗せ。ツーリング中にスマホを弄るなんて時間が勿体ない!といつもは思うけど、このイベントなら #GFK2019 のハッシュタグを付けてシェアするのがデフォ。今年はタイムラインに絶景が溢れる。ゆるキャン△ウインドブレーカーを着て南へ、パノラマラインの坂を下りる。

カレーヌードルの蓋になでしこ的な

いよいよ体力の残りが心配になってくる地蔵峠への登り。暑くてボトル水も心配になった鹿沢温泉付近、その絶妙な位置にキュアエイドが再び登場。私設とのことだがイベントの完走率を10%くらい押し上げたに違いない。もうひと頑張り、長野マラソンで壊した肺が完治してなくてちょっと苦しいが、どうにか最高標高地点1732mの湯の丸エイドに到達する。

我が重戦車の欠点は、とにかく燃費が悪いこと。エイド食のカレーライスだけだとこの先ハンガーノックに陥る危険がある。おもむろにガソリンストーブで湯を沸かし、カレーカップヌードルを作って食う。そのための水も積んできたあたり地味な努力をした。もう1セット持ってきていれば、ゆるキャンなでしこコスプレの人にご馳走できて、俺は実質しまりんになれたのに。

東御の直線路

長野県に戻り、地蔵峠の下りは先導バイクあり。これが値上げ分か。集団走行から解放されて東御の直線路、正面に霞んではいるが八ヶ岳・蓼科山の眺望が広大。運営サイドが「最も見てもらいたい景色」だろう。ここからずっと続く緩い登りが、もう思うように踏めなくなってきて堪える。最終難関のDevil's slopeは悪魔おじさんさんのエールを受けて何とか攻略。イベントの黒幕菱野温泉薬師館の正面が小諸エイドで、稲荷ずし、苺にミニ桜餅。安寧のひととき。

KさんGさんと合流し、あとほんの少し走れば100kmコースのゴール。去年の苦情を受けてか「これでもか!」ってくらい分かりやすくゴールの表示がしてあって、同日開催のグランフォンド軽井沢の連中が間違って入り込んで来るほどだった。時刻は14時46分。雨でひたすら先を急ぐしかなかった去年に比べると30分以上遅い。それだけ長い時間楽しめたのだから良しとしよう。ピカッとオジ☆チャンどもの背中を見るためのイベントなのだから、ボリュームゾーンの真ん中にいるのが一番おトクなのだ。いや中盤以降はどんなに頑張っても、同じ面子と抜きつ抜かれつを繰り返すばかりだった気もするが。

1000m林道ゴール

しゃかりきにペダルを回した後はちるちるのジェラート。そばのサービスもある。コスプレ組に準じるくらい目立つ格好をしていたので、道中たくさんの人に声を掛けて頂いた。こんな嬉しいことがあるか。名残惜しくその場からお別れし、小諸駅に下りて輪行。駅の階段が凄くキツく感じられるほど、脚を使い切った一日だった。自分のツーリングスタイルは基本ソロだけど、たまには集団大勢でうわーっ!って走るのも楽しいね。と言う訳で俺は実質しまりん。また来年も是非。

つまごいパノラマライン 鹿沢温泉キュアエイド サービスのちるちるジェラート

リンク

グランフォンドKOMORO
オフィシャルサイト。自転車スコアオリエンテーリング「KOMOROGAINING」案内も。
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