金沢駅の鼓門

金沢の魅力が満喫できる7つのゾーンを走るフルマラソン!

金沢マラソン2016 参戦記

2016.10.22[]-10.23[]

日記

10月23日()大会前日「途中の飛騨高山も気になります」
高山市、宮川の流れ

10時に長野マラソンのネットエントリー合戦が始まるが、今回はすぐ繋がって完了。さて何のために走るのかな…。さらに全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の下山誘導協力員報酬として箱入りのリンゴが着弾し、ここまであっさり用事が片付いた。空いた時間はゆっくりしようか。いや、やっぱり高山観光したい。松本バスターミナルまで駆け足し、予定より早めの特急バスに乗り込む。乗客は十名ちょっと。黄葉が綺麗な梓川の峡谷、そして安房トンネルを抜け、岐阜県の高山駅前に到着した。三つ星ルートきっぷで予約しておいた金沢行きバスまで3時間たっぷり観光できる。まぁ普通に、古い町並みとか宮川沿いとかを歩く。途中で「氷菓」舞台探訪マップを入手し、いよいよ聖地巡礼感。やよいそばで高山ラーメンを頂き、駅前に戻ってもまだ半分時間が残ってる。小雨だけどもう一周! 土産屋でモナカアイスを食ったりアイスキャンディ食ったり、氷菓づくし。えるたそ〜

金沢駅もてなしドーム下で受付

外国人客が多い高速バスは東海北陸道を北へゆく。もう外は真っ暗になり、車内は白川郷で満席に。なるほど予約大事。どこで峠を越えるのかしらと思ったら、そのまま小矢部砺波ジャンクションまで北上して北陸自動車道ルートだった。早着すると見せかけて、市街は渋滞。結局定刻通りに金沢駅前に到着する。ようやく本題、第2回金沢マラソンの受付だ。ほぼ駅構内で済むのは便利だが、EXPOはやっぱり昨年の富山並にしょぼい。サプリ類は予め地元で買っておいて正解。あれ、もてなしドームの天井からファーwwwって落下するオブジェ、無くなっちゃったんだっけ。

明日のコースとなる下堤町付近

バス酔いで全然食欲が湧かないし、香林坊まで歩くことにする。雨は止んでるし、勢い片町まで。こうも歩き回ってしまっては、今日のうちに疲れを取る計画は失敗に終わった。しかも目ぼしい店は八時だョ全店終了。晩飯はパッと食えるサイゼリヤでいいや。BBAもといアパホテルだらけの街だが、半年前に予約しておいた香林坊の東横インにチェックインする。貧乏人向けと言われようが、テント泊が基本の自分にとっては超贅沢な設備だと感じる。明日の給食ポイントの予習をして、24時前にやっと就寝。

中の湯付近バス車窓 飛騨高山、古い町並み やよいそばの高山ラーメン
10月23日)大会当日「LAP忘れてもエイド食忘れるな」
スタート市役所前

ホテルの朝食バイキングは控えめに、のんびり支度してチェックアウト。リッチではないが、3分も歩けば香林坊のスタートエリアという恵まれたリッチのホテルだった。荷物預け締切はスタート40分前まで。もうちょっと待ってくれると良いのだが。ウォーミングアップはあまりせず、少トイレに並んだり、給水をもらったりしてAブロック後方に整列する。開会宣言の「昨年の課題を踏まえて出来る限りの準備をしました」に救われる思い。来年の開催日を富山マラソンにぶつけたのはいただけないけどな。スタート前に消防団がやって来る。ヤァ!ヤァ!ヤァ!と威勢良く纏をくるくる回している。吹奏楽が響き、ペースランナーの紹介はそこそこに、8時50分号砲。

4車線まるまる使える道が広くて、松本民としては羨ましい。広い所では両側に距離表示があるのも気が利いている。序盤こそ通行規制もあって沿道の見物客は少ないが、武蔵、そして片町あたりは総出の大声援。金沢マラソンと言えば強烈なマイカー信仰を持つ住民、そして観光客をも敵に回した第1回が黒歴史になっているし、今年もツイート検索をする限り相当の反発があるが、これだけ受け入れてくれる人達も居る。ようやく顔がほころんだ。

金沢マラソン2016マップ

金沢城の周りを左回りに一周し、さらに大きく左回りする渦巻きコース。緩やかに登る住宅街もさすがの声援が嬉しい。さて今回の目標は? 練習量は少ないが体脂肪率が落ち着いているので、3時間10分は切れそうだ。そんなことより、エイドの「食べまっしステーション」を完食したい。空は時折陽が差し、東北東の風が気になるが全体としては有利な追い風。山側のトンネル地帯を抜け、最初の給食は石川県産フルーツスポット。皮ごとブドウを頂いてる間にラップ欠測。距離表示とエイド位置を重ねないで欲しい。ライバル達と競いながら天神町の隘路を早々に駆け抜けると、次は百万石和菓子スポット…カステラが出ていた。無くなり次第、別のきんつば等に変えるのだろう。もぐもぐ、次の給水大事。

卯辰山の西麓を北上。もうあとは平地ばかりなので気楽だ。中間点通過1:32'55"、線路を西へくぐると後半戦の舞台。向かい風区間でソロにならないよう気をつけながら進む。石川県産コメ・野菜スポットでお汁粉とお稲荷さんを両方頂く。こんなこと繰り返す毎に数秒ずつロスしてるだろうし、そろそろお腹が痛くなって来ないか? いいや、日本一頑丈な胃腸を見せてあげる!(誇張)

金沢カレー(写真は出店のもの)

30km地点がクライマックスの金沢カレースポット。「今年はカツ乗せ!」の黒カレーライスとミニスプーンが紙コップに入っている。ゲストのワイナイナ=サンが立ち止まって余裕こいて食べている。私もゆっくり、美味しかった。流石に腹がたっぷんたっぷんでペースも鈍るが、周りのランナーの方がだらしないので順位はガンガンズンズングイグイ上昇。ぐええ、サプライズエイドなんてあるのか。もう意地で、うどん入りめった汁(豚汁)を頂く。

金沢駅西口付近

県庁あたりも見物客が多い。ようやくラスト食べまっし、金沢のスイーツスポットはパウンドケーキ。これで全制覇の目標達成! コースを塞ぐヤクザのシーマは今年は不在で、さあ後はタイムだ。2ヶ所の折り返しが地味に響くし、一箇所距離表示がだいぶずれていてビビったが、どうせLAP欠測も多いからいいや。いよいよ脚が回らないし呼吸も荒い。あれだけ食べたのに腕がじんじん痺れ、気持ちを切らさぬよう押す最終盤。出来る限りのスパートでツェーゲン競技場に入り、さらに2人抜いた所でフィニッシュ。振り返りコースに一礼し、記録は3時間07分58秒。追い風に助けられたのもあるけど秋マラソンとしては上々の結果。いやそろそろ秋もサブスリー欲しいけどな…。順位は男子205位で、Aブロックの面目を保ったくらい。爆弾の左足首痛はサポーターでしのいでいた。

完走賞一式

タオル、メダル、アクエリアス、とり野菜みそ(!?)、バナナ、そして学生ボランティアさん達のハイタッチを頂きながら進む。完走証は印刷が上下逆になってるが、紙幣なら希少価値があるってとこか。更衣を済ませカニ入りつみれ汁を頂き、ランナーエリアを出る。さらにフェスティバル出店ゾーンで金沢カツカレーやジェラートダブルを買い食いし、お腹は完全にフルハウス。食い意地ばっかり、卑しくてゴメン。

石川県西部緑地公園陸上競技場

競技場の様子を見に行くと、常人離れしたオーラを放つ松本薫=サンが4時間ちょっとでフィニッシュする所だった。専門外の競技なのに凄い。金沢の格言で「弁当忘れても傘忘れるな」と云われるあるだけあって雨が降り出すなか、シャトルバスで会場をリーブ。金沢駅西口前はまだ走ってる、というか歩いてるランナーが沿道の声援を受けて頑張っている。自分は東口から歩いて旭新温泉という銭湯へ。ランナー用入浴券があったことを忘れ、現金払い。ともかくさっぱりし、ガストのパフェで時間を潰し、駅で土産を買ったらがたんごとん、しんかんせ〜んの時間。交通費はバス乗り継ぎの倍かかるが時間は1/3で済む。かがやき号の車窓は富山の散居村や日本海を流し、1時間余りで長野駅着。後は特急しなの号でブログの下書きでもしながら、寒く乾燥した松本に帰る。

北陸新幹線かがやき

そう言えば抽選制で2.3倍だった参加権利。走れただけでもラッキーだったうえ、予想以上に満足した。去年の富山マラソンとどっちが良いかは…すぐに結論は出ない。そして来年秋に第1回を迎える松本マラソンは大丈夫か、自分自身は何処で何をやっているのか。とりあえず脚休め。明日は有休を取れなかったし、風邪を引かないように今しばらく気を引き締めよう。

結果

即時発行の完走証(※速報値)
金沢マラソン2016 公式リザルト
記録 3時間07分58秒 (最速者2:21'34", 最終完走者7:04'06")
ネットタイム 3時間07分25秒 ※スタートラインからの計測参考記録
男子順位 205位 (/完走10042名/出走10332名/申込11375名中)
総合順位 217位 (/完走12843名/出走13265名/申込14605名中)
※記録・人数は公式サイトの確定結果より。救急車搬送件数まで公表している。
※併設レース無し。天候くもり、気温28℃、湿度63%、東北東の風4.0m/s。

リンク

オールスポーツ写真のサンプル
金沢マラソン
公式サイト。大会概要、最新情報など。
RUNNET
各マラソン大会のエントリーや速報など。
オールスポーツコミュニティ
スポーツ写真サイト。(右のサンプル写真)

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