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ナビゲーションゲームシリーズ2016

霧ヶ峰ロゲイニング2016 (3hチーム) 参戦記

2016.7.3[]

経緯

ソロで出場した2014年波田ステージと2016年塩尻ステージに続き、3戦目は旧友三人と組んで、ようやくロゲイニング本来のチーム競技として霧ヶ峰ステージに挑む。とは言っても高原でわいわいレクリエーションできれば良い。

じゃが芋バター

土曜の昼過ぎ、東京から鉄道で来たO君と上諏訪駅で落ち合う。ここから憧れの高原バス、つーか普通の路線バスに乗って霧ヶ峰強清水(こわしみず)地区に到着。さすが標高1,600m超、蒸し暑い下界に比べて寒いくらい。新潟からクルマで来たHA君とも落ち合い、ヒュッテ霧ヶ峯にチェックインする。廊下を歩く音が味わい深い? とりあえずテレイン(競技エリア)の下見がてら、付近を散策する。太陽が隠れて寒いから、ドライブインのじゃがバター(多分マーガリン)食っちゃおう。高台からは八ヶ岳や富士山を望むが、明日の天気が心配だ。

城戸ワイナリー

夕食はすき焼き、ニジマス、エビフライ等でご飯3杯。宿の温泉も良い感じ。茨城からのHM君も到着し四人揃った所で、5月の塩尻ワイナリーフェスタで運良く入手した城戸ワイナリーをここで空ける。オープナーを忘れてたがHA君が持ってきてくれていた。読みが鋭い。ワインはナイヤガラの甘い香りに、滑らかな辛口。これが塩尻のテロワールだ。戦略会議もそこそこに、就寝。

日記

7月3日() 霧の霧ヶ峰にキリキリ舞いさ
霧ヶ峰スキー場

6時半に宿から歩いてすぐのスキー場で「霧ヶ峰ロゲイニング2016」の受付を済ませ、宿に戻って朝食ご飯2杯。8時に改めて会場に集合し、開会式が始まる。時折雨がぱらつき、上着を忘れた私は寒い。エントリーは合計260名程で、5時間の部から先にスタートして行く。自分ら四人は3時間の部。三人はロゲイニング初参加だし(サイクリング部時代に自転車でやってるけど)、足首痛が長引いている自分も含めガチで山道を3h走る力はないから、移動は徒歩が大半になる。霧深い天候と配布された地図をみて車山ピークハントは諦め、手前の沢渡(さわたり)地区で細かくコントロール(得点)を集める戦略となった。なおコントロールは写真を撮って通過証明とするフォトロゲ形式、ではなく手持ちのE-cardを各所で読み取らせる本格的な競技スタイル。準備・回収する運営は大変だろう。

35点コントロール

「チーム重戦車」。18年くらい前の自転車筑波4耐でランドナーの後輩と組んだチームだが、以降はずっと一人で名乗っていた。久々に、チームとして復活することになった。9時にスタート。近場の32点や35点をゲットして調子を付けつつ、東の坂を登る。山岳ロゲなので高低差には注意だが、せめて車山肩近くの1817mピークくらいは行こうと主張。身体が温まってきて、みな軽装にチェンジしつつ76点ゲット。地図を見た印象と実際に歩いた感覚をキャリブレーションしながら進む。

蝶々深山

山道は笹ヤブに近く、この日のために買ったロングタイツが活躍。しかし下り坂は滑りやすく、マラソンシューズではなくトレランシューズが欲しいところ。行き交うガチ参加者達のスピードが凄い。自分らはゆっくりニッコウキスゲを愛でながら進み、36点をゲットしつつ予定通り沢渡に到着。ここから102点ピストン、77点ピストン。しかしメンバーのシューズに、アウトソールが剥がれるというアクシデント発生。ン十年ぶりに履けばそんなこともある。両足とも剥がれ、そのままでは痛いので他メンバーがインナーソールを分ける。45点ピストンは諦める。もっと東には蝶々深山が美しい。いつかあっちにも行きてえな。

君よ憤怒の河を渉れ

四人の役割はだいたいHA君がペーサー、O君が地図読み&E-card持ち、私がカメラマン、HMがシンガリ? 相談もなく進むソロ参加に比べて、スピードでは劣る。しかしコントロールを見失ったり現在地をロストするあの不安感がない。なるほどチームスポーツだと思った。75点をゲットし復路に入る。62点をゲットするにはビーナスラインで行くか、トレイルを行くか。効率よりは「この道のほうが楽しい」をモットーにしたい。トレイルで行くと、渡渉もあってやはり楽しかった。心配していた雨は時折ぱらつく程度で、晴れ間が射すことも。

蛙原(げえろっぱら)

41点をゲットし、岩の坂道を下りてビルマ寺を見て宿裏の40点。ほぼゴール地点だが、南側の丘を周る時間は充分にある。31点から霧ヶ峰薙鎌神社の34点。64点からハイライトの蛙原(げえろっぱら)104点。行き違った三人組チームが、規定の30mよりだいぶ大きくメンバー間の距離を開けているのが気になった。斥候が必要な場所でもなし、競技への温度差で喧嘩になっているっぽい。

私は得点を暗算していた。最後に霧鐘塔44点をゲットし、計15ヶ所853点。当初600点程度を想定していたから、意外に頑張ったんじゃないだろうか。時間はまだあるし、昨日散策してないHM君をグライダー館に案内しつつ、7分余してフィニッシュ。サービスのトン汁が旨い。間もなく12時、エーデルワイスのチャイムが鳴り響く。

入賞商品、諏訪の鳥ぱん

強豪チームは5時間の部でまだ走っている最中というところで、3時間の部の表彰式が始まる。ソロは3hのみなので大勢いるが、3h男子チームはわずか5組のエントリーだった。うち2組はガチであると事前に分かっていたし、やはり大差を付けられた。でもそれに次ぐ3位に「チーム重戦車」が呼ばれ、よっしゃあ。棚からぼた餅もとい賞品「諏訪の鳥ぱん」ゲット。4位とは僅差。反省点は各自あるだろうし、それを含め上々の収穫となっただろう。

利久庵の韃靼そばと名物かき揚げ

参加者用の風呂券があり、双葉荘の温泉で汗を流す。HA君のクルマでビーナスラインを東へだいぶ進むと、5hの部で明らかに大遅刻というチームの姿があり。ロゲイニングはチームの歯車が狂うと、かくも恐ろしい競技となる。大門峠から少し北に降りると利久庵という蕎麦屋がある。美味しい韃靼そばが食べられる店で、名物の巨塔みたいなかき揚げにも挑戦。競技後だしサクサク完食したが、やっぱり後で少し胃にもたれる。満足。茅野駅の聖地巡礼コーナーで解散、二人は鉄道で帰る。自分はクルマでさらに松本まで送ってもらい無事帰宅。

私から思い付く反省点は、四人揃って喧嘩になることを恐れ、気を使いすぎていたかもってこと。大人なんだな。レクと割り切ってはいたが、もっとエキサイティングでも良い。みなが「またやりたい」と言ってくれれば成功だと思うが。ともかくこれで、自分にしては過密だった競技スケジュールは一旦緩む。腹も緩みませんように。

結果

走行マップ(左回り)
3時間の部 公式リザルト
総合点 853/2000 (最多点1496, 最少点-1315)
コントロール数 15/30 (最多22, 最少5)
男子チームの部 順位 3位 (/出場5組/申込5組中)
総合順位
(混合,女子,シニア,ソロ含)
43位 (/出場87組/申込89組中)
(人数は出場134名/申込137名)
※5時間の部は出場54チーム126名/申込55チーム129名。

リンク

後日郵送された表彰状
霧ヶ峰ロゲイニング公式サイト
次大会の募集要項、過去大会の様子など。
Navigation Games 2016
日本オリエンテーリング協会が選んだロゲイニングのシリーズ戦。(ブラウザのテキストエンコーディングをShift-JISにしないと文字化けするかも)

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