着用したニパ子T

小諸市内をフィールドに楽しむ! 舞台めぐり CYCLING & WALKING

KOMOROGAINIG2018 参戦記

2018.10.6[]

経緯

事前郵送のマップ(表)と作戦自作マップ

「あの夏で待ってる」や「ろんぐらいだぁす!」の舞台となった長野県小諸市で昨年初開催され、一定の成功を収めた「KOMOROGAINING(コモロゲイニング)」が今年もやってくる。自転車または足で市内のチェックポイントを巡り、写真を撮ったり買物や食事をして点数を稼いでいく、フォトロゲイニングと店舗スタンプラリーをごちゃ混ぜにしたルールは去年と変わらない。観光マップをアレンジしたアバウトな競技マップと得点表は事前に送付されるので、体力に見合った作戦を入念に立てられる。歪みない作戦マップは自作しておく。

制限時間は1時間拡大し4時間となった。車坂峠への往復だけで大遅刻というケースは減るだろうし、ゆっくり食べ歩きも出来る(お店が儲かる)。あとは土曜開催になったことなど若干の変更点がある。

自分は去年、優勝を狙って必死こいたものの3位、でも表彰台に立てて嬉しかった(→参戦記)。今年はツールド美ヶ原やマウンテンサイクリングin乗鞍に不参加だったので、脚力がごっそり落ちている。上位を目指すより、ちょっと違った楽しみ方をしようと思う。前週の松本マラソンが台風で中止になったので、休養だけは充分だ。ちょっと腰痛だけど。

日記

10月6日()大会当日「我が名はゆめぐりん」
開会式さやパカさん

土曜の早朝に松本駅で輪行していると、同様に輪行旅へ出ると言うピラータ仲間のEさんに出くわす。吉兆かしら。という訳で篠ノ井線としなの鉄道を乗り継ぎ、車内でほしのゆめみちゃんチャーム等をバックパックに取り付けるなどアニメ気分を盛り上げていく。りのん神が迎える小諸駅で降りチャリを組み立てていると、レースには不要なフロントキャリアを付けっぱなしにしていたことに気付く。慌てて取り外し、大手門広場の会場へ。

台風の懸念は去り暑いくらいの天気の下、第2回コモロゲイニングに50人くらい?のアニメ好きが集まる。自分はグランフォンドKOMOROのニパ子Tシャツを着用。ろんぐらいだぁす!の三宅大志先生、はやめブラストギアの竹山祐右先生&CHOCO先生、さやパカさんこと東城咲耶子さんもゲストで登場。隣のオートバイ祭会場からTruth(F1のテーマ)が流れてきて俄然レーシーな機運が盛り上げがる。スタート順はA〜DブロックのうちAを引き当てたので、今回はちょっと有利だ。

高峰高原へ向かう

10時30分スタート。牽制が入ったので猛ダッシュをぶっこき笑いを取る。つーか2分前にスタートというユルさ。最後尾に配慮してだと思うが、念のため2分前ゴールを心掛けよう。

写真撮影はデジカメでも良いが、今回はスマホの「舞台めぐり」アプリにイベント専用コーナーが設けられ、GPSを使った撮影で得点を証明できるなど格段に分かりやすくなった(出来れば写真例も欲しいけれど…)。しかし撮影後に画面を一番下までスクロールして投稿ボタンを押さないと反映されないの、最初は気付かなかった。大手竹内駐車場前は、最後に撮り直そう…。配布クーポンは500円券×2枚で去年より1枚減ったが、アプリにそれ以上の価値は感じる。ほんまち町屋館みはらし庭[40点]、そば七[40点]、萬屋骨董店[40点]、本町つるや旅館横[40点]、光岳寺山門前[40点]と撮影をこなして北へのヒルクライムに取り掛かる。

天狗温泉浅間山荘

基本戦略は去年と同じ、浅間山荘へダート往復してから高峰高原・車坂峠を目指すもの。ただし上位を狙うんじゃなくて、なるべくたくさんの温泉に入浴するのが今日の目標。買物・食事ではなく温泉入浴でもポイントをゲット出来るのだが、あまりやる人はいないだろう。ゆったりたっぷりの〜んびり♪な気分で、まず熊の糞にびびりつつ天狗温泉浅間山荘[700点]に到着。困難なぶん、得点が断トツに高い。スタンプを貰って浴室に行くと容赦なく赤茶けた湯、これに入るのが憧れだったんだ。「温泉で時間を気にしたら負け」だが、今日だけは仕方ない。居合わせた人にスタンプラリー中であることを告げ、そそくさと出る。濡れたレーパンが穿きづらい。全然の〜んびり♪してないが、単に買い物でポイントを得るより10分余計に掛かるわ。

車坂峠

他の参加者とようやくすれ違いつつ、舗装路のチェリーパークラインに復帰。ゼリードリンクを補給して登坂を再開する。山のほうは曇りで景色が今一つだが、日焼け止めが流れてしまったので有難い。晴れていれば紅葉がもっと綺麗だろうな。やはり練習不足と腰痛が災いして、車坂峠ヒルクライム区間は(中断分差し引いて)66分掛かってしまった。やって来ました標高1973m。高峰高原ホテル[写真40点+温泉300点]は薬師館から運んでいるという透明の湯。卓球台が気になる。

群馬側の林道を少し進んで最深エリア、ランプの宿高峰温泉[310点]に到達。外来入浴できるのは内湯のみだが、秘湯感たっぷりの白い湯であつ湯とぬる湯があり、飲泉もできる。宿の人によれば、参加者でここまで来たのは私が3人目と言う。もしかして表彰台の可能性ある? 高峰高原ビジターセンター[300点]でウエハースを買い食いし、ゆるキャン△ウインドブレーカーを着込んで下山。手袋は指切りのままで充分そう。

四つの温泉

途中で右折し、菱野温泉上の湯薬師館[写真40点+温泉200点]へ。今年は制限が3時間から4時間に拡大しているからこれができる。湯温三種の浴槽で、冷え冷えの体を気持ちゆっくり温める。いよいよ時間が迫り温泉巡りは以上4つでおしまい、もはやこれまで。豪脚な人なら中棚荘・布引温泉・あぐりの湯を含めた七つを全制覇できるんだろうな、悔しいな。でもなかなか行きづらい標高の高い方は制覇できて良かった。

飯縄山公園より

今さらながら目標を上位入賞に切り替え、小諸高原美術館[80点]やハローアニマル[80点]は写真スポットとしては高得点。他の参加者と抜きつ抜かれつになるが、近道とか俺は詳しいんだ。街中に戻り自家焙煎珈琲こもろ[40点]と相生町[40点]で写真。土産はおみやげのみやさか[80点]でみすず飴を、ひしや本店[80点]で栗かの子を購入。信州人でもたまには食べたい素朴な逸品たちだ。あとは写真スポットで観光案内所[40点]、小諸駅[40点]、市町ガード下懐古園入口交差点[40点]、市町・旧本陣前[40点]と稼ぐ。最後に大手竹内駐車場前[40点]を撮り直して、このへんで切り上げよう。

14時26分にゴール。ダメ押しに会場のアウローラブース[40点]でフォルトゥーナ防水ポーチを購入しておく。これだけたくさん周ると得点表の提出に時間が掛かって申し訳ない。ひしや本店の写真を撮り忘れたが、土産購入のスタンプは貰ってあるので得点は認められた。去年の優勝者より高得点だと褒めていただくが、そりゃ1時間多いからね。 参加賞はりんご、味噌、ランプの宿温泉の素、ろんぐらいだぁすクリアファイルと盛りだくさん。集計に時間が掛かっている間、フォルトゥーナ防水ポーチにさやパカさんのサインをねだっておく。これで価値は無限大!

フォルトゥーナ防水ポーチ

結果発表、四〜十位から。四位はレンタル電アシの女性が2000点、六位に徒歩フードファイター、八位に1400点が3人並ぶなど。いよいよ表彰台登壇者の発表。三位は道中素早い動きを見せていた女性の方で2340点。二位は何点だったかな、凄い体格のフードファイター…食べ歩きでも高得点になるのがこのイベントの特異性である。優勝は温泉巡りの私、2730点であった。何というユルさ。タラレバを言えば温泉じゃなく買い物にしておけば3000点は越えただろうが、今回のメンツでそれをやったら余計にKYだった。ヒルクライム大会との相乗効果を促すためと思われる得点配分や、参加表明してたはずの去年二位の方が来てない?など、運が幸いした。来年はもっと競技志向が来ても良い。

私が存在しちゃまずかったのでは?という疑問をとりあえず抑え、米俵っぽいのを持ち上げてオーディエンスに応える。シャンパンならぬペリエファイトをして、全員で記念撮影。背中側もやるのが小諸流? みな嫁を背負ってるからな。

優勝賞品

さて問題は御牧ヶ原こしひかり10kg、ソラリス(マンズワインの高級ブランド)、ろんぐらいだぁす!のえっちなタペストリーという豪華すぎる商品をどう持ち帰るかだ。参加賞や土産品で手一杯な輪行組には罰ゲームなレベル。篠ノ井線では席も確保できず、疲れ果てて松本到着。米を背負おうとした簡易ビニールリュックが破け、仕方なくフロントキャリアに乗っけて押し歩く。キャリアがあって助かったが、いま人に襲われたら防御力ゼロじゃんという恐怖。アパート2階に持ち上げれば無事ミッションコンプリート、ありがとうございました。

草津温泉3hや松本春5hを含め、これでロゲイニング三連勝…と言えるのかな。とにかく小諸のイベントは幸運が転がり込んでくることが多いので、その幸運を逃さないだけの努力は続けて、また訪れたい。


リンク

ペリエファイト
舞台めぐりアプリ日記ページ「コモロゲイニング温泉めぐり。」
キャラクターを重ねて撮影できたりする。23.4kmと表示されているが、実走は49kmくらい。
グランフォンドKOMORO 公式サイト
KOMOROGAININGの案内も。(右の写真は公式ツイッターから拝借)
スポーツエントリー コモロケ こもろロケーションラリー2019 申込ページ
2019年10月5日(土)開催、参加料3,500円+手数料。イベント名が微妙に変わっている。

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