土曜開催の「春の松本ランニングフェスティバル2015 in 信州スカイパーク」。去年10kmの部で40分切りという目標を達成したので、第4回の今年は初めてハーフにエントリーした。ハーフは出走時間が10時15分と遅めで、受付はその1時間前までOK。穏やかな日差しのもと、花粉症に悩みつつチャリでのんびり会場入り。10kmランナーのゴールたけなわである。チャントが似合いそうな松本山雅ユニフォームのランナーも多い。
一方チャンコが似合いそうなのが、体重体脂肪それぞれ5%マシマシ状態の私。先週からようやく朝練に取り掛かったとは言え、練習不足に絞れていない体が情けない。いっそ大寝坊してDNSした方が良かったのでは、と思うが起きてしまったものは仕方がない。さらにソイジョイとアミノバイタルゼリーを補給して、約千人エントリーのハーフの部、スタート行列へ。北アルプスはうっすら雲をかぶっているが平地は晴れて暖かく、手袋は要らなそう。前の方の左端をキープしたので、松商トワリングバトン部の応援をガン見できる幸せ。
号砲スタートで、ラインまで5秒ほど。速い人が前に並ぶシステムではないので始めはゆっくり。隙間を見つけてガンガン上げていく。一応サブスリーペースで行けるとこまで行く作戦だが、脚の重さと呼吸の苦しさで序盤から心が折れそう。でも競走となるとつい掛かり気味で、後先考えず4分/kmちょっとの速いペースになる。頑張る意味なんてあるのか? でも、少なくとも一人は応援してくれているはず。
コース南端を過ぎたところから、ズラズラと後続が見える。ここにこれだけの人数が走ってる、すごいなぁ。最近「信州スカイロード10」という愛称が決定した松本空港周回10kmコースを、ハーフの部は2周+αする。先は長い。苦しいし一旦下がってペースを組み直すべきか? でも15秒差で前を走る集団が気になる。あれに追い付けば風よけになって楽だろうけど…、しばらく葛藤する。でもせっかくのレースなんだから楽しんじゃえ、とばかりに7〜8km区間で跨道橋のアップダウンも利用し3'49"/kmという猛チャージ! どうにか追い付いてみると、どうやら女子1位とその先導ランナーと愉快な仲間たちのようだ。次のアップダウンで勢い前に出てしまうが、無理がたたって持病(?)の肺がおかしくなった。万事休すか・・・。
9〜10km区間は4'33"/kmまでペースダウン。どうにか集団後方でこらえ、呼吸と折り合いを付けながら2周目に突入する。ピッチを上げて肺活を抑える作戦で少しずつ精神的余裕を取り戻す。そして13km過ぎ、さっきまで苦しかったのが嘘のように楽になった。ハーフの距離だとこういうこともあるんだ。もう集団は要らない。ペース復活で順位を上げていこう。効率的とは言えないが、アップダウンで揺さぶって少し粘ればどんどん脱落していってくれる。距離表示は1km毎に18kmまで。残りは「あと◯km」表示になる。前走者を吸収しライバルたちとの壮絶な叩き合いを一つ一つ制しつつ、呼吸の頻度を三拍子二拍子と上げトラックへ帰還。あと一人抜けないか…?
真後ろに付けたところで気付かれ、ラストスパートで突き離されてしまった。それにしてもここまで強気の勝負を繰り返したにも関わらず、潰れずフィニッシュできたので気分が良い。走って良かった! ゴール後すぐ発行される記録証によれば1時間27分26秒で40位(男子完走695名/申込829名中)。今の自分にこんな力が残っていたとは。過去の栄光は悪だが、腐ってもサブスリーランナーと言うことか。もちろん満足してはいけない数字だろう。
完走者サービスのバナナとヨーグルトはビニール袋に入れられてて、去年までより持ち易くなった。あと豚汁やおにぎり等を貰ってスタンドで一休み。あとは例によってうろうろと写真を撮り回り、知り合いは見つからないしリーブする。早々と終了する10kmの部と違って時間と体力に余裕が少なく、新村の鉄道まつりを見に行くのもやめ、チャリでまっすぐ帰宅。長野マラソンに向けては、スタミナ不足が深刻だ。完全に諦めるにはまだ早い。明日からも頑張ろう。
記録 | 1時間27分26秒 | (最速者1:11'02", 最終完走者3:07'15") |
男子順位 | 40位 | (/完走695名/申込829名中) |
総合順位(女子含む) | 40位 | (/完走851名/申込1019名中) |