予報通り小雨が降る朝、ポンチョを着て自転車でいつもの通勤路を走る。会社に隣接する信州スカイパークに着く頃にはほぼ止んでくれた。さすが雨が少ない松本だ。今年で5回目を迎える「春の松本ランニングフェスティバル2016in信州スカイパーク」。信州まつもと空港を周回するサイクリング&ウォーキングコース「信州スカイロード10」を利用したイベントで、競技場に新しく出来た大型スクリーンも今回から活用されている。去年はハーフの部に出て、今年は伝統の10kmに復帰。参加賞はソックス、ソイジョイ、おぶ〜銭湯やスポーツデポの値引券など。天候ゆえDNSが多そうだが、上位戦線には関係ない。競技場外側を2周するなど念入りにウォーミングアップして臨む。
ウェアは、買ったばかりのガールズアンドパンツァー黒森峰デザインを初着用。別に女の子の絵が描いてあったりはしないが、これも痛ジャージの一種と言えるだろう。サブフォーティー(40分切り)を最低限の目標として、朝8時30分いざパンツァーフォー。3列目からスタートし10位くらいで競技場を出るも、わらわらと抜かれる。
そう、ろくに絞れていない身体が重戦車すぎて、思うようにペースが維持できない。強い南風も悩ましく、なるべく人の後ろに付くコソコソ作戦が展開される。コース南端から追い風区間に入ってペースは上がるが、敵もさるもの。我慢比べの展開で、ふるいに掛けるように人数が減っていくなか、追い上げてくる人もいる。とてもじゃないが給水なんて取っている場合じゃない。どうしても脚のピッチと呼吸のリズムがバラバラになり、肺への負荷が重い。ランニングフォームはこれでいいのか?
目論んだほどのアドバンテージを築けないまま、コース北端からまた向かい風区間に入る。呼吸は三拍子のリズム。終盤は幸運にも5人集団を形成し、良い勝負となった。ラスト1kmで牽制が入った隙にトップに踊り出るが、500mで息絶え逆に置いて行かれる。最後尾で競技場トラックに入り、もう胃と肺が口から飛び出そう。来週にロゲイニング大会を控えいるし、「肺を潰したくない」という弱気が入った。
「間もなく39分50秒です!」との場内アナウンスに、慌てて少しスパート。40分切りを確信してバンザイゴールする。ああ、気持ち良かった。確かに計測ラインを通過してから見たオフィシャル時計は39'59"を表示していたが・・・出力された完走証では「40分00秒 22位(部門469人中)」となった。ありゃりゃ、こんなこともあるわな。係員さんに「40分丁度ですね〜」と祝福され、苦笑い。まぁこのレースでどうこうと言う重要な数字ではないが、今後の教訓としたい。2400秒のうち1秒の油断があった。
完走サービスにポカリ、豚汁、おにぎり、バナナ、ヨーグルトを頂く。すっかり雨は止み、晴れ間も出てくる。ハーフの部や2kmの部がスタートを切っていくなか、出店のFALCONハンバーガーやViViクレープを頬張ったり写真を撮り回ったり。概ね満足して自転車で帰宅し、すぐにバタンキュー。肺を休めて、来週末の塩尻ワインロゲイニング(3時間)に挑むことになる。
記録 | 40分00秒 | (最速者34'40", 最終完走者1:34'40") |
中学生以上男子 順位 | 22位 | (/完走331名/申込469名中) |
総合順位(女子含む) | 22位 | (/完走512名/申込732名中) |