浅間温泉の入浴施設、枇杷の湯

Gekisaka Tour de Utsukushigahara Bicycle Race 2014

ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2014 参戦記

2014.6.29[]

経緯

ゼッケンとスタッフジャケット

5月11日の車坂峠ヒルクライムで一叩きしてから十分な期間があったはずだが、「練習の成果が」とか言えるほど頑張れなかった。まぁ毎年のこと。ツールド美ヶ原前日の6月28日、ジョギングがてら浅間温泉の受付会場に行くと乗鞍仲間のiwaさんi川さんに会い、しばらく雑談となる。

三週間ほど前に、実行委員会から電話が来た。下山誘導協力員としての協力依頼だった。去年も同時期に電話が鳴っていたけど居留守しちゃったんだよね。という訳で、初めて仰せつかることになる。受付時に協力員の名簿をチラ見したら、松本市・塩尻市・安曇野市からの参加者がほとんど。近場だとドタキャン率が低く人員不足に陥りにくいからだろうけど、報酬の「季節の果物」は遠方の人にこそ差し上げて欲しい気もする。

今日は時々雨が降り、明日も天気予報は怪しいけど、今年の私は超晴れ男。きっと大丈夫。

日記

6月29日()大会当日「ツールド美ヶ晴れ」
雨上がる浅間温泉スタート会場

早朝の雨に冷やっとしたが、それからぐんぐん晴れてくる。やっぱり晴れ男。暑いレースになりそうだ。ネット仲間のkinottyさん、ボヌールさんと挨拶してから、軽くジョギングしておく。こういうウォーミングアップができるのは、ランドナー&トークリップ&マラソンシューズの強み。スタート前に赤いアミノバイタルゼリーを飲み、あとは補給食無しの作戦で行く。ボトルの中身は塩水だ。やがて我らがロードC3組がスタートラインへ。すっかり慣れてしまい緊張感が足りないので、意識してテンションを上げていこう。そう、天候がどうあれトレーニング状況がどうあれ、二千人の中で一番レースを楽しむのはこの俺だ…!

ロード男子C3組スタート

7時56分スタート。前2列目からで、計測開始ラインまで8秒。それからもあまり抜かれず温泉街を抜け、強気のままで名物の激坂を登る。激坂終了部(美鈴湖まであと3km標識)で7'49"(グロス)なら上々。そこからもなるべく押せ押せで進む。番馬口からの平坦区間で771番が「先頭交代を回そう」と声を掛けてくれる。有り難い。これで第1チェックポイント19'44"、早いっ。

ツールド美ヶ原マップ;全長21.6km標高差1,270m

しかし、ここまで頑張りすぎた。その人に置いてかれてからは他にペースの合う選手が居ない真空地帯。脚に力が入らないし、トレーニング時と大差ないスプリットを刻む我慢の展開が続く。第2CPで37'23"。メカトラの兆しはないか、身体は最後まで持つのか、…どうやら集中力は十分だ。ランドナーで走っていると時々声を掛けてもらえるのは嬉しい。第3CP1:09'11"。う〜ん、伸び悩む。腰も普通に痛い。

晴天の美ヶ原高原駐車場フィニッシュ

終盤のハイスピードバトル区間も単騎になってしまったが、追い風に助けられて一矢報いる走りが出来ている。晴天で気分最高、ひゃっほう。最後の登り返しで失速しないなど、走り方も上達した気がする。死ね死ねぇっ!とスパートしてフィニッシュ、手元の時計で1:22'41"。公式で正味1時間22分32秒。自己ベストより51秒遅く、去年より11秒遅い。練習量の少なさは裏切らないわ。でもゴール後のトマトは格別。

信州スカイパークランでも戦ったトムさん、乗鞍仲間でここでは運営スタッフのk原さんにも会う。一人欠けてる。

下山誘導車に続いて誘導協力

今日の本番はここから。レンゲツツジ色のスタッフジャケットを着て、下山誘導協力員の待機場所へ。なんか後から来た協力員がスッと入ってったりするので、取り残された自分はとうとう最終組まで待つことになった。まぁいいや。受付会場の豚汁は残っているのか、だけが気掛かり。車列の中間係やシンガリ係もあるが、ここで仰せつかったのは栄光の(?)先頭係。下山誘導車MiEVに続けて自転車列の先頭を走る…はずが、早撃ち野郎ども数人が追い抜いて車を煽りまくっている。これはマズい。二つ目の登りで何とかそいつらを抜き返し、また出そうになる奴をハンドサインで制す。せっかくのレンゲツツジが映える素晴らしきコースと天気、和やかに走りたいものである。ルール上は車と20m空けなければいけないが、この状況では無理っぽい。キッチリ2〜3車身を保つようにして、ゆっくりゆっくり下山する。残念ながら別の組で事故があり、その救急車に続くように走る我々は、不謹慎ながら葬送行列の如しと思った。

また自分らの組も美鈴湖を過ぎて下山専用路の人肉坂にて、存在しないはずの対向マイカーが現れた時はかなり危険な状況が発生した。無口な私もこの時ばかりは「対抗!」と叫んだ。振り返れば、キープレフト出来ていないガキ(たいてい年上)がさらに右に避けようとしている。アホか。こうなる前に怒鳴りつける必要があっただろうか? もし事故っていたら私の後悔は半端なかったろう。でもね、こっちだって疲れているんだ…。

御射神社前の立硝員によれば「ここから上がってったクルマは無い」とのことで、知る人ぞ知る原橋からの裏道を通ったと思われる。あとでアンケに指摘しておく。もう、ヤレヤレという気分でどうにか無事に下山を終えた。豚汁はもう肉が少なくなっていた。参加者サービスの水ペットとまんじゅうを受け取り一旦帰宅…する時間はなくなったので、会場のブース出店で昼飯にする。ケバブロールは冷めてるがそこそこ、タンドリーチキンは味付けが濃くてレース後には良い。ブルーベリー生クリームチョコクレープも旨い。

表彰式に続いてお楽しみの抽選会が始まる。幸運続きの私だから何か当てるつもりでいたが、空振りで解散。大会参加者には温泉入浴の割引券が配布されているので、夜になってから枇杷の湯でぽかぽかになる。あー、ゆっくり。

フィニッシュ後の白河産トマト 晴れの表彰式
下山誘導協力員報酬の松本市岡田神沢産りんご

夏が過ぎ秋冷の10月21日、下山誘導協力員を務めた報酬としてりんご8ヶ入りの箱が届いた。憧れの松本市岡田神沢産。気をもむ仕事だったけど、これなら来年も電話来て欲しいなぁ?

結果

公式リザルト
時間
(全長21.6km 標高差1,270m)
1時間22分32秒722 (最速者1:02:05, 最終完走者3:44:54)
ロードレーサーの部 一般男子C 順位
(31〜40歳)
80位 (/完走351名/申込403名中)
総合順位
(61歳以上,女子,MTB,リカンベント含)
270位 (/完走1593名/申込1857名中)
他にジュニアの部完走34名/申込39名

例によってチャリ載動画の撮影をしていたが、今年はカメラ改良などの新ネタがないので、ニコニコ動画では毎度の5倍速ではなく10倍速でババっとコース全体を紹介という形にした。

ニコニコ動画:ツールド美ヶ原2014(ババっと10倍速)
YouTube:ツールド美ヶ原2014(等倍速)

リンク

CPS写真のサンプル
JCA(日本サイクリング協会)
ツール・ド・美ヶ原やマウンテンサイクリングin乗鞍などの主催団体。
CYCLE PHOTO SERVICE
自転車スポーツ写真サイト。要ID。(右のサンプル写真)

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