ゴールの冷やしトマト

Gekisaka Tour de Utsukushigahara Bicycle Race 2016

ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2016 参戦記

2016.6.26[]

経緯

松本ヒルクライムのヘッドキャップ他

ヒルクライム・イン・王滝村での一叩きも済んだし、(体重が高止まりしていることを除けば)良好な状態で迎えた、俺的年間最大のイベント「ツールド美ヶ原」。前日受付の天候は荒れ気味だが、乗鞍仲間のK野さんI田さんI川さんに会うことができ、ステージでは「チャリダー」って番組の猪野学が何かショーをやっている。大会は今年からジュニアショートコースが廃止になり、MTBの部はロードに統合された。リカンベントの部だけは美ヶ原の名物なので残ったようだ。そんな状況だが名簿によれば去年より参加者が増えている。高崎ナントカ大学が団体エントリーしたお陰だろう。ブース出店は減ったような。ウィザードの安売りがないと、私に買えるものはないなぁ。

参加賞のタオルや野菜ジュースの他に、美ヶ原と「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」両大会の参加者にヘッドキャップが配られる。「松本ヒルクライム」として今後コラボ事業をしていくそうで、来年は色違いのヘッドキャップ? 噂では日本サイクリング協会から分離独立を謀っていると聞く。

日記

6月26日()大会当日「美ヶ原はいいぞ。」
浅間温泉スタート前

天気良さげな朝。王滝村チャリ載動画の作成で夜更かしが続き、軽く頭痛を残している。走っているうちに消えるといいな。緊張感は十分で自宅からチャリ10分弱、ツールド美ヶ原会場に到着。昨日会った3人の他に動画仲間のKinottyさん、ピラータ仲間のガクさんFさんKさんなど、かつてのぼっち参加時代が嘘のように挨拶する相手が増えた。さらに懐かしい声が話しかけてくる。サイクリング部の同期H田くんだ! 会うのは17年ぶりというサプライズ、よく見つけてくれたものだ。

浅間の激坂

ウォーミングアップはジョギングで球場外を1周程度。自己ベストを狙う気満々、あわよくば夢の1:20'切りを目指して8時丁度、一般男子C第2組の前の方からスタートする。浅間温泉街の応援は愉快だが、先頭集団はどんどん離れていく。オレ何でこんな辛く苦しいこと趣味にしてるんだろう、あと1時間半近くも耐えられないよ、とか思う。激坂で今回DNSのI川さんから声援を貰い、闘志を取り戻す。同時スタートのH田くんやFさんには追い付かせないよ。序盤から強気で脚力を使い込んで行く。

美鈴湖畔の平坦路に入り、カフェピラータ前を大きくアピールしながら駆け抜ける。第1チェックポイントを19分30秒、速い。ここから長く続く坂で失速を抑えられるか。ガクさんに相当なスピード差で抜かれるし、やはり少しずつパワーは落ちていくか。第2CPを36分40秒。まだまだ夢は繋ぐ、ここからだ。ボトル水がだいぶ減っているし、給水を受けておく。

ツールド美ヶ原マップ;全長21.6km標高差1,270m

しかし体重が予定より1kgは重いし、タイヤも安物で重い。加えて今日は鼻水がやけに酷い。風邪でも引いたかな…少し弱気が混じる。勝手知ったるこのホームコース、集中力は相当なもので、ほとんど呼吸に楽をさせなかった。ストップ坂も強く登る。結果を占う第3CPは…1時間8分。さすがに1:20'切りは無理となったが、何とか頑張ればPBは行ける。気を抜くな!

絶好の景色を期待したものの、ハイスピードバトル区間は霧の中。それもまた面白い。なりふり構わず他人を風除けにして進むが、武石峰大下りの右カーブはブレーキを余儀なくする。焼山越えは油断して単独走になってしまった。ともかくラストの登りへ突入。もうヘロヘロだけど集中を切らさず、死ね坂を呼吸2倍にして1秒でも早く!とフィニッシュする。体力気力を使い果たし、結果云々なんかよりゼーハー言ってる今が気持ち良い。ライバルと健闘を讃え合ったり。

ゴールエリアで持ち上げ

で手元の時計は1:21'41"、PBと同タイムである。まぁ下山してリザルトを見て判断しよう。寒いが明るいゴールエリア、見知らぬ人でもガルパンジャージ同士だと「いいぞ」で全て伝わるのが面白い。そういえば自転車のクロモリフレームに掛けて黒森峰ジャージを着てるのだが、その設定すっかり忘れてた。サービスの冷やしトマトをかじりながら、ゴールの撮影をしつつ仲間を待つ。「チャリダー」のロケも楽しそうだ。

下山は最終組。この組だけ最終走者のフィニッシュが済んでからの出発なので、えらい待たされる。みな口々に係員に対して寒い寒いと文句を言っているが、怒ってるわけじゃなくて和気あいあいとした雰囲気。ようやく出発したかと思ったら、先導車が登り返しでも20km/hを維持するものだから大半の人は付いて行けず隊列はバラバラ。集団下山の意味無いじゃん、まぁいいか。第3CPに居るK原さんとも話しつつ、のんびり下りていく。近づくサイレンの音…あちゃー、今年も救急車沙汰かぁ。参加料が高止まりするわけだよ。

チャリダーのロケ

ピラータのスープ?はもう無かったが、スタート会場の豚汁はまだ残っててホッとする。菓子と水PET、そして完走証を貰う。記録1時間21分33秒025・・・7年ぶりの自己ベスト更新となった。たった8秒差、それも当時はグロス計測、今はネット計測なので勝ち切れてない気もするが、素直に嬉しい。そして、ランドナーにはまだまだ可能性がある。出店で昼食を調達しつつ、表彰式や抽選会を見て解散。次の目標はどうしよう?

結果

公式リザルト
時間
(全長21.6km 標高差1,270m)
1時間21分33秒025 (最速者1:01:18, 最終完走者3:40:57)
ロードレーサーの部 一般男子C 順位
(31〜40歳)
47位 (/完走269名/申込315名中)
総合順位
(61歳以上,女子,リカンベント含)
236位 (/完走1553名/申込1762名中)

撮影したチャリ載映像は、ニコニコ動画向けには乗鞍と合わせた「松本ヒルクライム」として5倍速ダイジェストを作成。YouTubeには5倍速と等倍速の垂れ流しとした。

→ニコニコ動画:【美ヶ原】松本ヒルクライム2016【乗鞍】
→YouTube:【5倍速】ツールド美ヶ原2016
→YouTube:【等倍速】ツールド美ヶ原2016

リンク

CPS写真のサンプル
ツール・ド・美ヶ原 公式サイト
2017年より新設。
松本ヒルクライム 公式サイト
2017年より新設。ツールド美ヶ原とマウンテンサイクリングin乗鞍のコラボ事業。
JCA(日本サイクリング協会)
ツール・ド・美ヶ原やマウンテンサイクリングin乗鞍などの主催だった団体。
CYCLE PHOTO SERVICE
自転車スポーツ写真サイト(2016年迄)。要ID。(右のサンプル写真)

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