「親に感謝する日らしい」


久遠　：　久遠です。最近誕生日を向かえました。
未来　：　また一年間、無駄な月日を過ごして来たわけだ。
久遠　：　どういう意味ですか！？失礼な！一年一年、何か目標を決めて生きて来ていた事を、さっき決めた私に向かった。
未来　：　さっき決めたって・・・・・・。
久遠　：　ちなみに昨年の目標は「白いからといって驚かない」という事だったらしいです。
未来　：　誰に聴いたのさ？
久遠　：　これでまた、白さに驚く事ができます。
未来　：　その年限りなのか！？
久遠　：　ついでに一昨年の目標は、「恋という字を書こうとして変という字を書かない」という、高度なモノだったらしいです。
未来　：　なんか、妙に限定的な目標だし。昨年のもそうだけど。
久遠　：　目標なんて抽象的にすると、結局何をすればいいのか分からなくなってしまいますからね。
未来　：　そういうもの？
久遠　：　いや、知りませんけど。そんな事より、せっかくなので今年の目標今決めましょうか？決めましょうよ。どんなものが良いと思いますか？
未来　：　う〜ん、真人間になる。
久遠　：　ハッハッハッ。よく分からない事を、貴様はほざかれますね。私はこれ以上ない程真人間ですよ？
未来　：　ああ、手遅れ。
久遠　：　違いますよ。真人間協会の定めたランクに照らし合わせると、特真人間には行かずとも、上真人間には入ってる位の真人間ぶりです。
未来　：　これ以上があるし。
久遠　：　ぬ？謙遜が仇になりましたか・・・・・・。
未来　：　それはともかく、真人間協会なんて毒電波が入って来てる時点で、真人間じゃないし。
久遠　：　何故ですか？真人間が真人間を語る協会の事を、知っている真人間が真人間ではないだなんて、いかんともしがたいですよ？
未来　：　あんたの頭の方が、いかんともしがたいわ。
久遠　：　だいたいからして、真人間になるなんて抽象的なものではなくて、私が欲しているのはもっと具体性のあるものですよ。頭悪いですな、貴様。
未来　：　あんたほどじゃないけどな。
久遠　：　もういいですよ、自分で考えます。
未来　：　最初からそうしてろ。
久遠　：　じゃあ、80歳まで生きてみる方向性で。
未来　：　今年じゃないし・・・・・・。












2002/06/13

モドル。