夜

暗闇の中俺は一人

 マッチをこすり、ランプに火をつけよう

 

 夜

暗闇の中私は一人

 ランプの明かりを頼りに、野菜を刻もう

 

 夜

淡い光の中、俺はギターを持つ

 野菜を刻む音にあわせ、ギターの弦をはじく

 

 夜

淡い光の中、私は鍋の中に野菜を入れる

 聞こえてくるギターの音に目を細め、その音を聞きながら浅い眠りにつこう

 

 夜

明るい光、俺は漂う匂いに手をとめる

 鼻をくすぐる匂いに、ぐーっと腹がなった

 

 夜

明るい光、私は音で目を覚まし

 スープをさらにそそぎ、持っていく。

 

 夜

 俺(私)はできたてのスープを飲み込もう

 薄暗いランプの光に照らされて……

 二人で楽しくスープを飲もう

















これは、現さんのHPで1001を踏んだ際に(笑)
記念として書いていただいた文です。
現さんのHPの「硝子の鳥籠」というコンテンツに
暫く飾って有るそうです。





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