敏捷な怖がり、てんこちゃん

てんちゃんは、くるちゃん、ムーちゃんと一緒に生まれた三つ子のうちの一人です。最初見た時、一番体格が良く、健康そうだったのがてんちゃんです。餌場に来る時はいつも一人だったので、単独で行動していたようです。

捕獲したとき、ケージの中で大暴れてして手に怪我までしたので、てっきり凶暴な性格かと思いきや、翌日避妊手術をしてもらうために連れて行った動物病院で、つついても持ち上げてもまったく反応が無く、クタ〜んとなってしまったという、とても臆病で恐がりな子です。

最初は小屋の中を逃げ回っていましたが、最近はおもちゃをくわえて自分から膝の上に乗ってきてくれるようにもなりました。ナデナデしてあげると、いつまでも気持ち良さそうに膝の上に座っています。よほどの事が無い限り鳴かないので、滅多に声を聞く事がないのですが、爪きりをする時だけは、まるで虐待にでもあっているかのような悲鳴をあげます。別に、痛くはないだろうに…。

運動神経は三つ子の中では飛びぬけて良かったです。後ろから見るとくるちゃんと区別がつかないのですが、ちょっと寄り目なところと、鼻の茶色い模様がポイントです。(毛足はくるちゃんよりも少し短く、硬めです。) 性格は ｢逃げ足24倍速｣ タイプです。