Anthropophobia〜恐怖症〜
-Q- ( I 様 )

日記*、拝見して、キャンディーちゃんのいじらしさにぐっときてしまいました。
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みゆき母さんを独占したかったのですね。一緒に寝てあげたら、たちまちご機嫌が治った
なんて・・・。お散歩に何度も行こうと、言ったのは二人きりになれるのは、お散歩だけだ、と
キャンディーちゃんなりに知恵を絞ったのですね。
その心がとてもいじらしくて、私もよく猫たちを見ていこう、と思いました。

Anthropophobia〜恐怖症〜
-A- ( みゆき♪)

お言葉どおり、キャンディーは、いじらしい猫です。

私にとってキャンディーは、問題行動*が多くても、とても大切な猫です。
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もしキャンディーに出会わなければ、今の様に猫を飼う事は無かったと思います。

キャンディーは成猫で拾ったのですが、人間や猫に対して恐怖心しか持たず、コミュニケーションの方法を知りませんでした。
今でも、甘え方が下手で、他の猫に対しても、威嚇して猫パンチをします。

だから、長い間、猫が嫌いなのだと思っていました。
でも、他の猫が病気で死んで、独りになった時、声がかれるまで鳴いて探し回り、体重が1キロ以上
も落ちて4キロになり、寝てばかりいるようになりました。
それが、今では5キロを少し越えています。

良く見ていると、機嫌のよい時に、他の猫を2〜3回なめてあげています。
そして、突然、うなり声を上げて、近くの猫を追いかけて、走り回ります。
たいていの猫は恐がりますが、紗羅とショコラは平気で一緒に追いかけっこをしています。
すごく下手ですが、キャンディーにとっては、精一杯遊んでいるつもりらしいのです。
こんな調子なので、猫が増える事は、キャンディーにとって良い事だと気づくのに時間がかかりました。

成猫と出会って暮らしていくのは、ミステリー小説を読んでいるような感じです。
心を解きほぐし、一緒に並んで考え、より良く暮らせるように工夫します。
でも、時々失敗して、心が添わなくなる事があります。気を付けなければと、キャンディーを見るたび
思います。
私の失敗が、少しでも参考になれば、キャンディーも許してくれるかな。

Anthropophobia〜恐怖症〜
-Q- ( I 様 )

キャンディーちゃんは、本当は愛情の深い猫なのですね。
ストレートに表現できる子とそうでない子がいて、うちの3猫を見ていても、得な子、損な子、がいる
ことが分かります。
今まで過酷だった子こそたっぷり可愛がってあげないといけないような気がします。
外でいたころより、今のほうがずっといいんだから、という考えは大間違いですね。
キャンディーちゃんは、心の底では愛されたいばかりじゃなくて本当は他の猫も好きなんでしょうね。
いとしい子ですね。

Anthropophobia〜恐怖症〜
-A- ( みゆき♪)

そうです、そうです。
キャンディーのお陰で、猫の心も傷つくのだと、実感しました。

私も、10数年前は、
「拾わなければ、死んでいた猫なのだから・・・」という気持ちが、どこかにありました。
でも、一緒に暮らし始めて、心が通じ合うようになると、
そんな考えでは、いけないことが解りました。

猫も喜んだり、悲しんだりしますし、私が辛い時には、心配もしてくれます。
ただ、猫は単独で生活する動物なので、群れを作って暮らす人間よりは、表現方法が少ないと思います。
そして、犬と比べてしまうと、愛想無しに見えます。でも、心は豊かで感情も複雑です。
「人間の3歳児くらい」と言う人もいます。
体の健康だけでなく、心も守ってあげたいです。