話のはじめに



  その記録をいずれどこかにまとめようと思っていたのだが、 とりあえずHPにアップしてみる事を思い立った。
 全体的に断片的なエピソードから構成していく。と、言うのは留学中日記をつけていなかったので 正直言って順番通り思い出す事が出来ないからである。
 そもそも、私自身の中で留学が今の私にどのような影響を結局与え、与え続けているのか、 それは今もってわからないのである。それは絶えず変化し続け、一つの形を取らない。
 だから結論などでない。出るはずも無い。そもそも目的のある旅行ではなく、あてど無い放浪の旅という 性質をあの留学は持っていたのだから、固定した形など取り得るはずも無く、液体のように日々形 を変えていくもののはずである。
だから思い出しては書く。前に書いたことと後で書いたことが、事実関係が変わら なかったとしても私の中での意味付けが変われば、当然全く違ったものになるのである。
何か偉そうに書いてきたが、まあ、つまり、要約して言えば 
適当に書く
ということである。

だいたいからして中国という国では、日本人の我々からすれば信じられない、マンガみたいなギャグや 、劇画みたいな事が日常茶飯事で起きているのである。 中国に行った事の無い人にこれを全て事実だ、と説明してもにわかには信じられないかもしれない。
だが、一つ言っておく。
全て事実である。
どうしても信じられない人は、中国へ行って欲しい。今ならば船で行けば格安で行ける。
大阪からで往復4万円ちょっとの船が出ている。 ただし、中国の面白さにはまって、日本に帰る気を無くし、会社を辞める破目になっても 筆者は一切責任を持たないものとする(爆)。