寅(とら)と申(さる)の年に行なわれる奇祭ともいわれる雄大な諏訪地方の祭り。
上社(本宮と前宮)下社(秋宮と春宮)それぞれ4つの社殿の4隅に八ヶ岳から
切り出されたモミの大木を曳行し建て替える伝統的な行事で、住民のほとんどが
参加する。柱を曳行する途中に木落とし坂、川越などの難所があり怪我人が出る
ほど。4月の山出し祭り、5月の里曳き祭りが主な日程として組まれてます。
上社日程 4月2日(金)〜4日(日) 山出し祭り (終了)
綱置き場といわれる場所から2日朝8時ごろから順次氏子たちの
手により本宮一の柱から曳行が始まり、3日、4日には木落とし、
川越しがあり最大の見せ場となります。木落とし坂はJR中央東線
茅野駅から徒歩で15分ほど。御柱屋敷と呼ばれる所まで運ばれ
5月の里曳きまで安置されます。
この柱を曳く綱がJR上野駅の構内に展示されているそうです。
5月2日(日)〜4日 里曳き祭り (終了)
4月の山出しで無事川を越えた八本の柱が川のそばに安置されていよ
いよ社まで曳かれ建てられます。
ちなみに、今まで建てられていた柱の運命は?というと山出しと里曳きの
間(御柱休め)に倒されて、縁起物になるそうです。割り箸に姿を変えるのが
多いとか。本宮一とかは入札で欲しい人が決まるという話も。
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下社日程 4月9日(金)〜11日(日) 山出し祭り (終了)
下諏訪町を中心に行なわれる下社では上社のような川越しはないが
木落としのスケールではこちらの方が凄い。斜度40度、100m程の
坂を15m位のモミの大木が滑り落ちるのですから。その柱に飛び乗ろ
うと群がる男たち。危険度いっぱいの祭りです。
5月8日(土)〜10日(月) 里曳き祭り
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前回に上社本宮に建てられた一番太い御柱。今回、これが新しい物に
建て替えられる。部落ごとに曳く柱の大きさが違い、すでに抽選で割り当て
が確定しています。太い順に本宮一、二、三、四 。前宮一,二、三、四
と計八本。下社と合わせると十六本の柱が曳かれ、境内に建てられます。
山から切り出された周囲3メートル近いモミの巨木が八ヶ岳農業大学校下の御柱街道
沿いに間隔をあけて置かれ、やがてメドデコや綱が取り付けられ曳行に備えます。
4月4日の木落としは雨が雪に。この坂の斜度を見て下さい!しかも、ぬかるんで
足場は最悪。
坂の上に本宮四の柱が到着。
坂の下には綱を曳く氏子と多くの観客が。
メドデコ乗りの勇姿
坂を無事降りた柱は最後の難関、宮川の川越しです。雪の降りが激しくなってきました
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大雪の中、これから柱を対岸まで曳きつけるために川に入ろうとする勇者たち!
里曳き建て御柱
これから垂直に立ち上がろうとしている本宮二の柱。
先端が三角錐に切り落とされている(冠落とし)
社の一番奥に位置する本宮四の柱。垂直になるまでもう一息。
*デジタルムービーの静止画モードで撮影。ムービー画像はDVDに焼く予定です。
期間限定御柱弁当
JR茅野駅ホームでしか買えない木箱入り2段重ねのお弁当。この期間しか
食べることの出来ない駅弁マニアにはたまらない逸品。次に口にできるのは
6年後? 食べた後の木箱は小物入れ等に使えるよ!
1200円
2段重ねでボリュウム満点
上段
下段
桜肉のしぐれ煮、こおり豆腐、ワカサギの佃煮、煮付(しいたけ、ごぼう、人参)
豚ひき肉のもち米包み蒸し、かりんの羊かん、かまぼこ、こごみ、姫竹の赤白
たずな巻き(これが御柱みたいでかわいい!)、下段がちらし寿司になってます。
ウナギまでのっかっている!
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