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大阪へ…
(J2第3節、湘南VS長居)

 
1章〜混沌都市・大阪〜
 

春です。
昨年の西京極に引き続き、春の関西遠征のシーズンです。
今回目指すは長居。
完全に反則な戦力をもつ凶悪J2チーム、セレッソ戦でございます。
そんなわけで、筆者は延々5時間半、バスに揺られて大阪へ…

高速をから一般道に出た途端、太陽の塔とモノレールに出迎えられます。
流石は混沌都市大阪、最初から飛ばしてくれます。
そんなこんなで渋滞に巻き込まれる事も無く、お昼過ぎに梅田に到着。
 


バスで来たのに何故JR大阪駅の写真なのかという苦情は受け付けない。
 

本日の案内人であるM殿に連れられて大阪の街を散策。

……
………。

…ココ、地上なんですか?地下なんですか?
全然わかりません。一体何処に進んでいるのでしょうか?
筆者が方位とか現在位置を知る上で得る情報は、
太陽の位置と角の店や看板、あとは何階であるかという階層なのですが、

…あの緩い下り坂を降ったところは何階なのですか?
ってゆか、屋根があって、やけに暗いんですが、ココは地上?地下?

さっぱりわかりません。完全に混乱。
流石は混沌都市大阪。このような些細な事
気にしてはいけないという事なのでしょうか。
まあ、通った道はわかるので迷子になる事は無いと思いますが…

シーフ技能を持たないため、シティ・アドベンチャーは苦手なのです。
(今時ソード・ワールドネタなんぞ、何人が分かるというのだろうか、汗)
 

2章〜洗礼〜
 

それはさておき、とりあえず地下鉄で一路長居へ。
まずは商店街で飲食物のお買い物です。
大阪といえばたこ焼きお好み焼きM殿お勧めの店で購入。

「たこ焼き9個と豚玉」

これで450円なのだから驚きである。田舎ではこうは行かない。
が、しかし、暫くの後に出てきたものは…

豚玉と焼きそばでした。(値段は一緒)

うぐぅ(T□T)

こ、これがもしや噂に聞くアウェイの洗礼というやつでしょうか?
筆者にとっては初のアウェイの洗礼。
いざ受けてみるとなかなかのショックであります。
 

3章〜挑戦〜
 

そんなこんなで一抹の不安を感じつつスタジアムへ移動。
 


ほ〜、これがW杯で使われる長居スタジアムですか。
で、他のW杯スタジアムと合体して巨大ロボになる場合は何処の部位になるのですか?(違)
 

でっかいねぇ。
こんなところでJ2の試合が…え?
 


今日はこっち。
 

そう、本日は長居第2での開催でしたな。はぁ…
(筆者は未だにW杯で使われるスタジアムには何処にも行った事がありません)

そして長居第2の正面横には…
 


…なんだか偉そうな…
 

見ようによっては足元のプレートにある「湘南ベルマーレ」という字を
上から踏んでいる絵にも見える…オノレ…。
沸々と怒りが湧き上がる筆者。単なる逆恨みかもしれんが。

その後アウェイ側スタンドの入り口で今回のバトルのお相手、アサヒ堂さんと合流。
昨年末のさいたま以来ですな。
とりあえず、一言二言挨拶を交わし、スタジアム内へ移動。

そこで筆者が目にしたものは…

芝生席、ですか…

まあ、筆者にとっては芝生席ははじめてであったので
結構新鮮で、それはそれで良いのですが…
 


まったりとした空気がながれています。
 

視点、低っ!

選手とそれほどかわらない視点という状況。
新鮮です。新鮮なんですが…

見辛い…。
 

4章〜そんな話は聞いてない〜
 

それはさておき、とりあえずいつもの湘南サポの皆様とちと雑談などしていると…
どなたかがM殿と接触。聞いた所、ガンバ大阪サポーターズソウルの脚魂さんでした。
当サイト黎明期にリンクしてくださったということもあって、うれしい出会い。
どうもハジメマシテ。しかも湘南側に付いてくださいますか。は〜、ありがたや。
ここでアサヒ堂さんはバックスタンドへ移動のため離脱。

試合開始まで芝生の上に腰掛けてまったりとしていると、スタメン発表のようです。
……おお、井原が居ますな。ようやく復帰ですか。奮起して頂きたいものです。
ってゆかペルーがサブにも居ないってどーゆー事ですか?
おまけにぽっちゃり型ジョカトーレ稲垣メンバーまでベンチスタート
そしてスタメンに名を連ねるのは、前節で散々酷評したかげろうお銀量産型茸
やる気あるんかい。

そして、非常に不自然な間の後に長居のスタメン発表。

いるやんけ、尹晶煥…

そんな一抹どころでは無い不安を抱きつつ、
どうも今ひとつ観客とかみ合ってないスタジアムアナウンスの語りの後、
いよいよキックオフです。
 

5章〜本当にこんな試合しか出来ないのか小一時間(以下略)〜
 

で、いきなりモリシのゴールで失点。
ゴール裏にいた筆者にはオフサイドに見えましたが、
後でビデオを見てみると、良い飛び出しでした
というより、今日の湘南はとにかくバランスが悪い。
どうも無理して対長居用の布陣にしているかのような不自然さ。
前節、中島交代後のポジションをそつなく埋めた杉本だったが、
その面影は今日ではまったく見られなかった。とにかく危なっかしいプレイが多すぎる。
中盤では前節同様かげろうお銀量産型茸てんでダメ
量産型茸完全に消失。見かけたのはCKの時だけ。
かげろうお銀はとにかく連携が悪すぎる、個人技で突破できるとでも思っているのか?
それ以前に全体的に気持ちが引いてしまってる感があって、完全にちぐはぐ。
それならと動き回る選手もおらず…こんな時に必要なのがぽっちゃり型ジョカトーレでは?

とかぶつぶつ思っていたら大久保に早い切り替えしからゴールされ0-2、
そして3点目も大久保、もうグダグダ
とにかく守備においては最終ラインでなんとか防いでるという感じでボランチが殆ど効いていない。
そこからボールを奪取しても連携が悪いのか、ボランチやサイドへのパスが不正確、
もうその時点でもたついているので簡単にチェックされてDFとMFの間なんていう
危険なところでボールを取られつづける。もう見てられないプレーの連続。
そして前半終了間際にもPKをとられる。蹴るのは尹晶煥
前半だけで4失点か…鬱だ…とか思っていると…

…筆者はPKキッカーの2度蹴りの反則って、初めて見ましたよ。
(蹴ったボールがクロスバーに当たったり、 ゴールキーパーの防御により跳ね返って
 キッカーに触れた場合は相手チームへその地点からの間接フリーキックになります)

最後は尹晶煥に助けられて前半終了。この時点で0-3、鬱だ…

ハーフタイム中は横浜方面からの量産型茸の評価に対する質問に対して

「要返却」

と返しつつも、試合後の予測できる展開に更に鬱になる事しきり
周囲に話し掛けては
「なんでペルーがいねぇんだよおぉぉぉ…」
と叫んでみるものの虚しく響くだけ…サポの間ではみんな待ってると思うのですがねぇ
 

6章〜微かな光〜
 

そんな感じで後半キックオフ。
どんな虐殺劇が待っているのかと思えば、どういうわけか後半は幾分マシな試合展開に
ハッパでもかけられたか?どっちにしてもそこまでできるんなら最初からやれ
最初から物怖じするな。一応元J1同士の闘いなんだぞ。

今となっては虚しいだけの言葉だがな。

ようやく湘南も攻めの形が少しできつつあるっぽい展開ができるものの、
そこに立ちはだかるのが田坂
ホントに地味だけどいい選手だ。湘南の攻撃の殆どをシャットアウトしたのは間違いなく
彼の功績。本日の影のマンオブザマッチでしょう。
というより、個人的には、代表3人衆よりも田坂の方が怖かったです。
どちらかというと、尹晶煥は怪我の影響か消失している時間が長かった感が。
その分、大久保がキレキレだったのでこのスコアなのですが、

後半半ばあたりで筆者が散々酷評(筆者の中での評価点3.5していた量産型茸に代わって
ぽっちゃり型ジョカトーレ投入。攻守にいろんな場面に顔を出す精力的な動きに

「おお、ウチにもモリシがいるじゃねぇか」

などと思うことしきり。背も低いし
その後は5分5分の展開に、長居もジョンが下がったということもあって
前線の起点ができずに点ゴールまでもっていけない状況に。
普通にシュート打つだけでは、ウチには黒チャカと白チャカ(剃髪修行僧)がいるからな。
そうそうは破れまいて。
しかし、湘南も惜しいシーンはぽつぽつ出てくるものの点には絡めず、
終盤にはに代えて須藤投入。3トップの布陣に代えると流れが遅まきながら
ようやく湘南側にもくるようになる。須藤の動きもなかなか良い
しかし、遅すぎたか。そのままタイムアップ。結局は0-3の大敗に終わる。

なお、筆者の中での各選手の評価点
伊藤裕 6.0
寿司屋 5.5
チャカ 6.5
剃髪修行僧 5.0
杉本 3.0
肝 4.5
井原 4.5
量産型茸 3.5
かげろうお銀 3.0
貴公子 5.5
栗原完全体 4.0
ぽっちゃり型ジョカトーレ 6.0
須藤 5.0

何故かげろうお銀はそこまで使われるのかが正直わからん…
 

7章〜お約束〜

さて、そんな試合を見せられて終盤にやや希望をもったものの突きつけられた現実に
打ちひしがれている所に勝者、アサヒ堂さんがバックスタンド側からやって来ます。

このままされるがままにされてしまうのか…いや、しかしっ

…と、他会場の結果を見て名案が。
そして目の前にアサヒ堂さんが笑顔を湛えて登場。
今だっ、反撃するのは今しかないっ

「5-2ですか。」(仙台VS柏の結果)

その場に脆くも崩れ落ちるアサヒ堂さん
どうやら効果抜群だったようです。さすが長居系も兼ねる柏サイト

が、反撃もコレ単発のみ、当然負けたので懲罰慣行。
やっぱり一番屈辱的なのはロビー君像の前ですか…
 


屈辱の極み。
 

当然その後は解散までこのまま…(T口T)
しかも、長居駅でこの姿を湘南サポの知り合いの皆様に目撃される始末
ちくしょー、いっそ殺せーーーー!!!
 

8章〜二人の敗者〜
 

場所は某飲み屋へ。
無論筆者は長居レプリカ着用で晒し者
…が、アサヒ堂さんも柏が大敗を喫した事で意気消沈

その場には長居に敗北した敗者と、
バトルに勝ったにも関わらずメインの柏が敗れた敗者
2人の敗者が出来あがっていた。
くだを巻く筆者、それを傍観するM殿脚魂さん。
しかも筆者は長居ユニなのに湘南と船越の事ばかり語る
奇妙な世界だ。

しかし、そこで一つの事が判明した。

やはり、筆者は酒が入ると語り出す傾向があるようなのである。
柏の時は半分記憶が飛んでいたため、周囲にいたらしい方々が

『大演説だった』

と評されているフシがあって、にわかに信じがたかったのだが…

やっぱりその通りみたいです。
今回その演説に巻きこまれたお三方、お楽しみ頂けたでしょうか(汗)

そんなこんなでサッカー談義に華が咲く

しかし、私は長居ユニ終始鬱のまま。
 

…そうか、ここに居る私は私であって私では無いのか。
私でないのだから、長居ユニを着ていても問題無いし、
私だから湘南を熱く語るのは当然なのです。
ってことは本当の私は当然何時もの青いユニを着ていて…

……アレ?おかしいな。服、なンだかピンクっぽいや…
あははははハハハハハハハハハハハハ………
 

…こうして筆者は壊れて行くのであった…
 

なお、途中からビールから酎ハイに切り替えてちょっとペースが
上がっているアサヒ堂さんをみてちょっとハラハラドキドキしていたのは秘密です(笑)

ところで脚魂さん、私、そんなにあの選手に似てますかねぇ…
やっぱり、そうは思わないのですが…
(誰に似ているかはファンが多そうなので秘す)
 

9章〜あんたら鬼や〜
 

電車の都合もあって、2次会は無しで一応解散の方向に。
店をでてトコトコと梅田駅に向かって歩く。

ちょっとまて
私はどこまで行けばこの長居ユニを脱いで良いのかね?
時間は10時過ぎ松本ならば駅前でも人はまばらであるが、ここは梅田。

まだまだ人がぞろぞろと…

で、改札付近で解散となったわけですが…
人、めちゃめちゃ居ますよ。ここで脱げと?

仕舞いにゃ生着替えですかッ!!

とほほほ…
しかたなく陰でいそいそとユニを脱ぐ筆者。
な、なんというか…そこまでさせますかあなた方。

鬼や、ホンマモンの鬼や…

黙々と着替える筆者。
ほんの僅かな時間ではあるが、とても長い時間のように…

その間にも通行人が…沢山の通行人が…こちらを…
 

「いやぁぁぁぁぁ!!!!見ないでぇっ、
私をそんな目で見ないでぇっっっ!!!」
 

被害妄想、大爆裂中。

そんな野郎の叫びを飲み込んで
今日も大阪の夜は何事も無かったかのように更けていくのであった…
 
 

追伸:1日め、2日めとお世話になった方々、ありがとうございました。またよろしく(笑)

 そら吊りたくもなるわい(笑)