…しかし、なぜ横浜で合流なのだろうか…？

理由を探すもそこにあるのは一抹の記憶の空白のみ。
とりあえずはあまり深い事は考えない事にし、市原へ向かう。
ところが、横浜から電車で向かおうと考えていたらしい大兄、筆者が事前にリサーチしたところ、
「横浜から電車で？おかしいんじゃないの？普通はバスだよ！？」
というリサーチ結果の下、その結果にしたがってバス乗り場へ

大兄「ほほぅ、そんな交通手段があったのか。」

大丈夫か？この横浜市民。

という思いが脳裏をよぎるも、いつもの事なのであまり気にしないことにする。

バス乗り場につくと、次の出発まであと５分少々という完璧なまでのタイミング
早速チケットを購入し、五井駅行きのバスに乗り込む。

しかし、時間のタイミングも見事ながら、行き先も市原臨海の最寄駅である五井駅行きとアクセスも見事。
同じ乗り場には木更津行きのバスもあるようだが、千葉行きのバスはない…
市原でマリノス戦がある以上、増発便とかならば多少理解はできるが、そんな様子も無く。
普通にある程度の本数が出ているようだ。

筆者「なんで千葉行きでなくてわざわざ五井駅行きなんだ〜〜！？」
大兄「わかんねぇ〜、何故だ〜！？」

素で理解できない二人を乗せたバスは東京湾を横断し、一路千葉県へと向かうのであった…。
 

そして五井駅。
筆者が「岡谷駅以上、松本駅以下か…」などという少なくとも筆者の現地の方でなければ
わからない表現をしたり、大兄が一度来た事がある身ながら例の如く臨海行きの
無料バス乗り場の場所を間違えたりなどあったが、何の問題も無く臨海行きのバスに
乗り込む二人。

街中はジェフっぽいカラーが至る所にあって良い感じ。

しかし、バス乗り場にはバス１台あれば全員なんとか乗り込める程度の行列であったが、
筆者の周囲に乗り込んだジェフサポと思わしき人の
「今日は結構観客多そうだなぁ〜。良かった〜」
という会話が思わず涙を誘う。

というわけで初の市原臨海へ到着。

取り敢えず記念撮影。

またこの格好かよ。という突っ込みは一切黙認するものとする。
そもそも、筆者は家を出たときからずっとこの格好だ。

さて、市原臨海といえばカレー、カレーといえば市原臨海であり、
ここのカレーは大名物なわけで、筆者としては是非ゲッツしたい所である。
というわけで競技場の中がわからないながらも探す筆者。
筆者、ユニが青いため、マリノスサポに間違えられないか
非常にビクビクしながらも市原ホーム側を散策していた所、ついにそれらしき場所を発見。
（ちなみにマリノスサポである大兄は赤い服装をしていた。何故？）

だが…

終了。

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もうだめぽ…

なんという事であろうか。
これで筆者の本日の楽しみが約８０％ほど消えてしまった。
しかも、後で聞いた所によるとマリノスサポの方でカレーを食した方が結構いたとか。

ヲノレ横浜。

マリノスに対する敵対心をより一層深める筆者であった…
 

とりあえずカレーを食えなかった悲しみを乗り越えながらスタンドへ。
現椅子男が酷評していたスタジアムだけにどのようなものかと思ったが、
メインスタンドはまあまあだし、何より、

ひたちなかよりは全然マシ

である上に

ゴール裏は平塚のほうがよっぽど酷い

ためにそれ程でもない印象を受けた筆者であった。
バックスタンドの電光掲示板壊れてないし。

シャイニングジェフィ君（単にブレてるだけ）

しかし、２体出てくるとどっちがどっちだかわからない筆者。

市原のビッグフラッグに感動。

そんなわけで試合開始なわけだが、いきなりの市原の展開に度肝を抜かれる。
とにかくゲーム展開がすばらしい。
ダイレクトパスで相手を揺さぶり、スペースへのパス。
そしてスペースへパスが出されることを信じてのダッシュ。
スペースでボールを取ったらそのままトップスピードで敵陣深くまで斬れ込んで
低くて早いクロス。そしてそれに応えるＦＷ陣

前半１分、いきなり市原先制

正直痺れました。この後も終始このスタイルで横浜を圧倒。
本当に見てて素晴らしいサッカーをしていると思った次第で。

もう、どこかのチームにみせてあげたいくらいに。

しかし、そんな中非常に目立ったのがレガースをぽろぽろと落としまくる奥。

大兄「なんであんなにレガース落としまくるんだ？」
筆者「きっと特注品でみんなに見せびらかせたいんだよ。
　　『おっといけねぇ。いやぁ、コレは特注品でねぇ（ニヤニヤ）』って」
大兄「すっげぇ嫌味な奴だなぁ…。もしくは子供の写真が張ってあるとか。」
筆者「なんか物凄くありそうな話やな…」

酷い言われようだ。

更に試合終盤、横浜はＤＦ登録であるらしい栗原をセンターフォワードで起用。

大兄「何故栗原がフォワードなんだ〜！？」
筆者「何？栗原圭介が…」
大兄「違う違う。勇蔵だってば。」
筆者「何ぃ！？船越優蔵だと！！？」
大兄「違う。栗原勇蔵だ。」
筆者「えぇい紛らわしい。一体どっちなんだ！！」

取り敢えず落ち着け自分。

道理ででみんなユウゾウ、ユウゾウと言っているわけだ。
筆者はすっかり横浜の方々は船越の素晴らしさを噂しあっていると思っていたよ。

そんなこんなで結局試合は３−１。ヨンスのハットトリックで市原の快勝。
素晴らしいサッカーが堪能できて筆者は満足。
さらに、大兄も１点目と３点目は何故か絶賛。アンタどこのファンなんだ。
流石に２点目には頭を抱えていたが。

そんなわけで、バスに乗る間際に競技場入り口にいたジェフィ君に
脅しをかけるマリノスサポらしき方にガクガクブルブルしつつ
臨海を後にしたのであった…。
 
 

まあ、その後横浜に戻ったのは１２時近くで大兄宅でスパサカ見てそこでようやく
筆者が最初三ツ沢へ行った事を思いだし、その惨状に涙し、
その後飲み屋で３時まで大兄と仕事や恋の話に花を咲かせたり、
翌日、昨夜の悔しさを紛らわすためにカレーを食いに行ったり、
カフーやめてシニョーリ獲ろうとか話していたわけだが割愛。