私の平和主義論――状況論の位相で

  1. 目的
    1. 日本が戦争に向かいつつある現状を阻止すること
      1. 1987年執筆活動以来、一貫して、平和と民主主義の危機を訴え続けてきた
      2. こんにちの状況――国際紛争に軍事的に関与する――を予測、警鐘を鳴らす
  2. 方法――形式的位相
    1. 革命主義の超克
      1. 国民的コンセンサスの形成
        1. 異論・反論との対話
  3. 方法――内容的位相
    1. 小泉首相ら「戦争勢力」のイデオロギーの本質を暴くこと
      1. 国民が現時点で容認している事象とのギャップを明白にする
        1. それだけで、<現状否定>の決断をもたらすことが可能か?
          1. 国民の間にある北朝鮮への恐怖感と不安感
            1. もし武力攻撃を受けたらどうするのか?
              1. 勿論、他国を武力攻撃に追いつめる政策は論外
              2. 懸案事項の平和的解決に向けて最大限の努力を行うことが大前提
              3. それでもなお、実際に武力攻撃を受ける事態になったらどうするのか?
                1. この問いに答える「反戦平和論」でなければならない
                  1. 津吹純平の「正当防衛」は具体的にどのようなものか
                    1. 発射されたミサイルが着弾する前に迎撃する武力行使
                    2. 領空・領海・領土内に侵略してきた敵国軍に応戦し、撤退をもたらす武力行使
                  2. 津吹純平が否定する、保守・中道右派の「政党防衛論」
                    1. ミサイルを発射されたら、日本も相手国にミサイルを発射する武力行使
                    2. 領空・領海・領土への侵犯に対して、敵国軍を撤退させるのみならず、相手国への「報復攻撃」を行う
                    3. 上記の「報復攻撃」は、侵略された際の直接的な応戦ではなく、後日改めての攻撃も行う
                    4. 相手国からの攻撃が予測される場合、日本が「先制攻撃」を行う
                2. 上記の現実的な反戦平和の哲学の欠如は、国民をどこに導くか
                  1. <殺すこと>と<殺されること>の相克に於いて、<殺されないこと>を優先するのではないか
                    1. 保守的論理
                      1. 先制攻撃はまずいが、報復攻撃が多少行きすぎるとしてもやむを得ない
                      2. 相手に攻撃の意志がある場合は、先制攻撃もやむを得ない
                    2. 現実の政治的選択
                      1. 小泉否定・自公政権否定には至らないのではないか
                        1. 小泉らの<戦争政策>の具現化を促進させてしまう
                3. 戦後左翼・護憲派の論理と言語は、どのような影響をもたらすか?
                  1. 上記の保守的論理を助長してしまう




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