私の平和主義論――状況論の位相で
目的
日本が戦争に向かいつつある現状を阻止すること
1987年執筆活動以来、一貫して、平和と民主主義の危機を訴え続けてきた
こんにちの状況――国際紛争に軍事的に関与する――を予測、警鐘を鳴らす
方法――形式的位相
革命主義の超克
国民的コンセンサスの形成
異論・反論との対話
方法――内容的位相
小泉首相ら「戦争勢力」のイデオロギーの本質を暴くこと
国民が現時点で容認している事象とのギャップを明白にする
それだけで、<現状否定>の決断をもたらすことが可能か?
国民の間にある北朝鮮への恐怖感と不安感
もし武力攻撃を受けたらどうするのか?
勿論、他国を武力攻撃に追いつめる政策は論外
懸案事項の平和的解決に向けて最大限の努力を行うことが大前提
それでもなお、実際に武力攻撃を受ける事態になったらどうするのか?
この問いに答える「反戦平和論」でなければならない
津吹純平の「正当防衛」は具体的にどのようなものか
発射されたミサイルが着弾する前に迎撃する武力行使
領空・領海・領土内に侵略してきた敵国軍に応戦し、撤退をもたらす武力行使
津吹純平が否定する、保守・中道右派の「政党防衛論」
ミサイルを発射されたら、日本も相手国にミサイルを発射する武力行使
領空・領海・領土への侵犯に対して、敵国軍を撤退させるのみならず、相手国への「報復攻撃」を行う
上記の「報復攻撃」は、侵略された際の直接的な応戦ではなく、後日改めての攻撃も行う
相手国からの攻撃が予測される場合、日本が「先制攻撃」を行う
上記の現実的な反戦平和の哲学の欠如は、国民をどこに導くか
<殺すこと>と<殺されること>の相克に於いて、<殺されないこと>を優先するのではないか
保守的論理
先制攻撃はまずいが、報復攻撃が多少行きすぎるとしてもやむを得ない
相手に攻撃の意志がある場合は、先制攻撃もやむを得ない
現実の政治的選択
小泉否定・自公政権否定には至らないのではないか
小泉らの<戦争政策>の具現化を促進させてしまう
戦後左翼・護憲派の論理と言語は、どのような影響をもたらすか?
上記の保守的論理を助長してしまう
Yatugatake-Kougen-dayori
http://www.dcn.ne.jp/~skana4/yatugatake.htm