「反戦平和論」の位相に於ける津吹純平の営為

  1. 戦争の危機を予告
    1. 現実的位相
      1. 日本が再び国際紛争に武力関与する可能性の指摘（87年当時から）
        1. 戦前型軍国主義とは異なる「当たり前の国家論」
      2. 対米関係における参戦
        1. 日米同盟至上主義
      3. 日本独自の民族主義による武力行使
      4. 戦争遂行者が、特定の右翼的タカ派に限らないこと
        1. 小沢一郎や石原慎太郎の問題
      5. 中間政党の脆弱性
      6. 平和の砦の崩壊
        1. 左翼政党の崩壊と限界★
        2. 労働組合の崩壊・保守化
        3. マスコミの脆弱性★
        4. 憲法の権威の衰退★
        5. 国民意識の現実主義化・保守化★
        6. 若者の限界★
        7. インテリ知識人層における現実認識の誤謬
        8. 関係諸国政府の打算・限界
    2. 思想的位相
      1. 絶対平和主義の崩壊★
        1. 戦争容認論の台頭
      2. 護憲平和主義の衰退★
        1. 憲法至上主義の崩壊
      3. 既得権益の固執★　
      4. 独裁的政治家・権力者への国民の願望
      5. 天皇制タブーの有効性★
        1. 天皇制絶対主義の権威・権力の若者への有効性天皇への忠誠心・敬愛心がなくても、天皇制は若者を拘束する
  2. 平和の砦の再構築・新構築を提唱
    1. 総合的位相における対処
      1. 思想的位相
        1. 国民的コンセンサスの形成★
          1. 革命主義の超克☆
            1. 仲間内の論理と言語
              1. 異論・反論との対話――他者を説得し得る論理と言語の構築☆
          2. 政治主義の超克☆
            1. 真理への忠誠・事実の尊重
      2. 現実的位相
        1. テーゼに即した言語と論理の構築
          1. 個人的営為
          2. プロジェクトの構築
    2. 個別的位相における対処
      1. マスコミにおけるジャーナリズムの確立
        1. 問題の対立点（国民に迫られている選択肢）の明確化★
        2. 左翼的論調（保守対左翼の構図）の抑制・脱却★
      2. 若者★
        1. 閉塞感の解放
        2. 利己主義・自己中心主義
          1. 対他連関の構築
          2. 社会の仕組みへの理解
        3. 真の自我・主体性の確立
        4. 戦争と国家の関係への理解
          1. 「俺は関係ない」などと言えない状況――選択権は国家にのみ存する
            1. 国家が国民を支配する構造
        5. 悲惨な戦争の実態への理解
          1. 戦場そのもの
          2. 戦争社会
          3. 己の将来の生活と人生
      3. 憲法問題
        1. 本気で憲法に即した政治の実践の欠如を指摘★
      4. 政党問題
        1. 政治家そのものの大幅な入れ替え★


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