湧水日記







☆11月14日(土)――「




☆11月10日(火)――「心機一転」

 わたしの肉体には、死の影が潜んでいる。幸い、今回の大腸のポリープは、
手術の結果も良性で、一安心だったが、まだある幾つかの小さなものは、みな
腺質性なので、自然治癒もしなければ、食事療法でも、消滅することはないそ
うだ。その意味では、「死に至り得る病」を患ったことになる。もちろん、悪
性腫瘍とは違うので、差し当たって、それほど深刻になる必要もないようだが、
癌が発病する可能性も残されているのだそうで油断はできない。とにかく、わ
たしの肉体が、死の危機とも無縁ではない<挫折>を体験したことは確かだ。
これからは、今までのように、心身を酷使する生活を続けてはいられまい。食
生活もふくめて、健康的な生活を心がけなければならない。
と同時に、死を現実的に感じるようにいたった今、わたしは、改めて、己の思
索活動と言論活動の役割について自省し、今後は、いわば「遺言」を書くつもり
で、執筆活動を展開していきたいと希う。



☆6月30日(火)――「ポリープ」

審判は、先に延びた。腸内にポリープができていた。良性か悪性か、内視鏡検
査を行なうことに。かかりつけの診療所の先生は、「40歳を過ぎればたいが
いの人にポリープはできます。悪性ということはないですよ」と言って下さっ
たが。来月9日に、再検査を行なう。どういう結果が出るか。いずれにせよ、
毎日を、計画どおり、充実した思索生活、執筆生活、表現活動を以て、生きな
ければいけない。中途半端に時間を費やしてはいけない。言っておかなければ
ならないことがたくさんある。書き残しておかなければならないことが山積し
ている。時間を浪費してはいられない。明日から、強い意志を抱き直して、着
実に歩を進めよう。



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