@なかさんからの質問
Q.
最近、ボーリングを始めて毎日投げているのですが早いレーンの攻略がなかなかできません。今は、ジャイレーションを使っているのですが、曲がらないように投げているのもあり、早いレーンではほとんどストレートボールになってしまいます。重心をずらしてあるのでかんでしまえば、それなりに曲がるのですがなかなか冷や冷やものです。今は仕方がないので、1番スパットを使って斜めに入れるか、割れる危険はありますが厚めに入れるかといったところで対応しています。方法としては、スピードを落とすなどあるかと思うのですが13ポンドを使用しているので、あたりが弱くなるような気がするのと、スピードで曲がりをコントロールするのは難易度が高いのでできればさけたいです。そこで、早いレーン用にオイルに強くて曲がるボールを用意するのはどうかと思うのですが、こんなのありですか?腕は大した事がないので(^^;;;フォームは一定で、立ち位置などのスパットボーリングのみで何とかしていきたいのですが。(^^;;;
A.
まず結論を言いますと、レーン状態でボールを替えるのは必要なことだと思います。極端に言えば、曲がらないと言われているボールですら大きく曲がってしまうようなレーンで、「怒濤のフックボール!」と言われているボールで投げるのは自殺行為ですからね。ありです、あり! あり!!
なかさんは「腕は大したことがない」とおっしゃいますが、ボウリングに対する考え方は間違っていません。アメリカのプロは非常に大きなフックを多用する人が多いのですが、日本人の場合は体型やパワーを考えると曲がりが小さくコントロールがいい方が高得点に繋がると思います。
まず、なかさんの採っておられる対策を検証してみましょう。
1番スパットを使って斜めに入れるというのは、俗に「大外(おおそと)を使ってクロスに入れる」という手法で、オイルが厚く入っていてフックしづらい時に上級者も採る方法です。なかさんのボールはジャイレーションの何番でしょうか? 「2.55」あたりだと元々のフックが小さいのでレーンの中も外も速い場合はクロスに入れる必要がありますが、中が速くて外が遅いレーンの場合は1番スパット(板目5枚目付近のスパット)をまっすぐに投げると言ったこともできます。
次に厚めに入れていると言うことですが、コントロールに自信があるのであれば速いレーンの場合に3番スパット(板目15枚目付近のスパット)をまっすぐ投げる方が高得点に繋がる場合もあります。わたしも、どんなライン取りをしてもタップしたり割れてしまう場合は、曲がりの小さいボールで3番スパットを縦目回転でまっすぐ投げることがあります。以上のことは、「レーンコンディションによるライン取りの対処方法は?」の中でもライン取りの考え方として説明していますのでこちらもご覧下さい。
そしてスピードで曲がりをコントロールするのは難易度が高いのでできればさけたいという考え方は、非常にいいですね。確かにボールのスピードを落とせばそれなりに曲がりが大きくなるものですが、それだけコントロールが不安定になります。フックボールを覚えたての初心者が陥りやすい間違えですが、なかさんがこの事を分かっているのであれば是非オイルに強くて曲がるボールも購入して下さい。
前述したような、曲がりが小さくコントロールがいいボウリングをするためには、なかさんのイメージしている「フォームは一定で、立ち位置などのスパットボーリングのみで何とかする」必要があります。この考え方と曲がりの大きさが少なくとも大・中・小の3つのボールを持っていれば、どんなレーンでも怖がらずに高得点を出せると信じています。せっかくすばらしい考え方を持っていらっしゃいますので、基本的な部分をしっかりと練習して高い技術を身につけて下さい。
以上簡単ではありますが回答になりましたでしょうか? また質問などありましたら遠慮なくゲストブックの方に書き込んで下さい。
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