Equipment〜装備と用具

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エクスペディションスキーに必要な装備と用具について考えてみたいと思います。
以下に挙げる道具は基本的な装備品です。これらが全てではないと思います。それぞれに簡単なコメントつけておきました。どういう物が自分にあっているかいろいろ探してみてください。また、装備とは単に道具を携帯・装着するという意味だけではなく、基本的な知識や技術を身につけること、保険に入って万が一の場合に備えることも含んで呼んでいます。なんかめんどうくさい感じがしますが、これは自己防衛のための手段です。笑って気持ちよくスキーを楽しむために、どこかであなたの帰りを待っている人のために、是非実行してください!!


必要不可欠な道具あったら便利な道具宿泊が伴う場合の追加道具
食料・飲料その他ルートによって必要な道具基本的な服装
遭難対策と生き残るための装備

必要不可欠な道具
ザック 日帰りで30リットルくらい
地図コンパス
高度計
地図は国土地理院発行の地形図(2万5千分の1)が一番いい
水筒 保温機能のあるもの、ペットボトルの空きなど
ヘッドランプ 予備電池、電球の用意も忘れずに!!
ポケットナイフ アーミーナイフでもいいけど、重いのがねぇ・・
ライター ZIPPOがいい、ガス・石の点検を
トイレット ペーパー ・・・
ゴミ袋 ゴミは持ち帰りましょう
タオル 汗拭き、スキーの雪落としなど
日焼け止め 男性も用意してほしい
救急道具 三角巾・バンドエイド・ガーゼ・テーピング等、常備薬も
筆記用具 行動記録を取るため
メモ帳 同上
アバランチビーコン 雪崩対策道具その1  
シャベル    〃  その2                  
プローブ (ゾンデ棒)    〃  その3
スキー道具 スキー板、ブーツ、ストック、使い慣れた物がベター
登坂用シール スキーを装着したまま斜面を登れる優れもの。糊の手入れを忘れずに。
弱層テスト用 キット 雪崩対策道具、共同装備可能
ツエルト もしもの時のテント、風よけなど使い道多い。共同装備可能
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あったら便利な道具
双眼鏡 ルートファインディング時あったらいい
カメラ(フィルム) 楽しい思い出、美しい景色、格好いい滑りを撮りましょう
ホイッスル 助けを呼ぶとき雪崩を発見した時の便利品
スノーソー 雪洞作り、弱層テスト時使えます
ヘルメット 便利というより、あったら安全
布テープ トラブル時いろいろ使えます
ザックカバー あいにく雨が降ってきたとき、ザックの中身を守ります
無線機 緊急連絡用にあれば便利
ラジオ 天気のチェックなど
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宿泊が伴う場合の追加道具
シュラフ フォーシーズン用
テント ツエルトでもいい
ストーブ 調理用
食器 料理に合わせて用意
水タンク 最低1リットルくらいはほしい
予備衣類 替えというより、防寒用
日数分の食料 おいしくて軽い物・・
目覚まし時計 なくてもいい人はいるでしょうけど
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食料・飲料
行動食 気軽に食べられる、カロリーの高い物、ナッツ・チョコレートなど
非常食 最低一晩分くらいの予備の食事を用意
昼食 是非山の中(上)で、ゆっくりランチタイムをとってみて
水分 水・スポーツ飲料・お茶など
その他 ビール・・・このために山に登る人も多いのでは
ワイン・・・ストーブで暖めてホットワインはなかなかいけます
コーヒー・・インスタントもいいけど、豆にこだわったり
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その他ルートによって必要な道具
*以下の装備は、シールでは登りにくいアイスバーンが考えられる場合必要です。
アイゼン 個人装備
アイスアックス  〃
ハーネス  〃
カラビナ 共同装備
スリング  〃
ロープ  〃
プーリー  〃
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基本的な服装
アウター 脱いでもかさばらないジャケット、動きやすいパンツ
インナー 保温機能がよく、汗をかいても体温を奪わない素材のもの
グローブ 登坂用(薄手)、滑降用(厚手)は用意したい
ゴーグル
サングラス
どちらを使うかは個人の好みですが、両方用意した方がいい
帽子 日焼け防止用としてはキャップ、防寒用としてはニット帽
ゲーター 皮ブーツの場合はあった方がいいでしょう
その他防寒着 アウターとインナーの間に着る、脱ぎ着の楽なもの
天候や気温を考えてケースバイケースで
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遭難対策と生き残るための装備

エクスペディションスキーをするためには、遭難対策と生き残る為のサバイバル技術を個人とパーティーの両方に要求されます。また遭難対策として必ず山岳保険には入っておくということ。自分だけは大丈夫と誰もが思いがちですが、゛万が一″と言う言葉があることを忘れてはいけない!!また、山に行くあなたを、残された人たちが安心して見送れるように、絶対に加入してほしいものです。でも、山岳保険というのは出来ることなら利用せずに済ませたいですよね。その為にも遭難しないための知識と技術を身につけることが必要なのです。以下バックカントリーにおけるよくあるケースと対応策です。参考にしてください。

霧・ガス・吹雪によるホワイトアウトになった場合
 基本は動かない、でも実際にはそうもいかない。そんな時はまず持っている高度計・地形図・磁石を使い現在位置、地形の特徴を把握する。そして的確な行動をとる。その後もこまめな地図の確認を怠らないようにする。最近ではGPSも良いですね。
雪崩
 なんと言っても一番怖いのは雪崩。まず雪崩が起こる要因が少しでもあるなら山に行かない。と言ってもパウダースノーフリークが深雪を指をくわえて待っているなんて出来ない。雪崩が起きやすい雪の状態かどうかを判断するのに弱層テストと言う物がある。これらの雪崩に対しての知識と技術を必ず学んで、山に出かけてほしい。雪崩に対しての知識や技術は、専門書を読んだり講習会に積極的に参加し経験を積んでいくことて習得できる。とにかく地形のことを勉強してみよう
 万が一最悪、雪崩に巻き込まれた場合、人物の捜索方法・救出方法そして救急法が必要となるだろう。雪崩の三種の神器である、シャベル・アバランチビーコン・プローブ(ゾンデ棒)がここで役に立つ。講習会などでこれらの使い方は熟知しておく必要がある。なかでもビーコン捜索(セルフレスキュー)で人命を救助出来た例は数えられないくらいある。
ビバーク
 なにかハプニングが発生し、急きょビバークしなければいけない時役に立つものとしてツェルトは勿論であるが、雪洞と言う方法もある。これは居住性を考えるとツェルトよりも優れているかもしれない。労力は必要とするがスノーソーを使えば以外と早く作ることが出来ることがある。勿論、テントより暖かく快適な夜を過ごせるのは言うまでもない。雪洞を作る技術も講習会等で一度経験しておけばそんなに難しい物ではない。
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