ESPN NATIONAL HOCKEY NIGHT

販売:SONY IMAGESOFT

「ソニーだ」

ESPNというのは、他の項でも散々書いてあるが、アメリカのスポーツ専門テレビ局。アメリカだけではなく、世界的な規模であるらしい。なんたってキャッチプレーズが「The World Wide Reader In Sports」ってなくらいで。日本でもSports-i ESPNで、一部ESPNのプログラムを見ることができる。「NATIONAL HOCKEY NIGHT」というのは、そのESPNで放送される、ナショナルホッケーリーグ(NHL)の中継番組の名前。NHLの名前を冠さずに(許諾はとってある)、ESPNの番組の名前を冠してしまうという珍しいパターンだ。日本ではプレイステーション2の「劇空間プロ野球」がこれに近いパターンだ。
ちなみに、開発は「SONY IMAGESOFT」。ソニーセガのマシンにソフトを供給するという、今では考えられない組み合わせだ(笑)
「NATIONAL HOCKEY NIGHT」は、Sports-i ESPNでも見ることができるので、知っている人もいるかもしれない。コメンテーター席のグラフィックなんかもESPNで見られるそれに非常に近い。個人的に気に入ったのは、オープニングのテーマ曲とタイトル画面まで同じ物を使っているというところ。見たことない人は気づかないで通り過ぎてしまうだろうが、これはまさしく「ESPN NATIONAL HOCKEY NIGHT」だ。
ゲームの内容は、NHLをそれなりによく表現しているような気がする。ゲーム画面を縦方向と横方向に切り替えることができるのだが、横方向の画面がテレビ中継のアングルを意識しているようで、こちらの方がテレビ中継をゲーム化したこのゲームらしいということでお勧め。ただし、一つだけ残念なのが、選手名だ。冒頭にもあるように、NHLの許諾をとってはいる。チーム名は実名だ(ただし、いまは存在しないハートフォード・ホエーラーズ(現カロライナ・ハリケーンズ)がいたり、ワシントン・キャピタルズなど、一部のチームのロゴが古かったりする。これは「当時の最新」だから仕方がないが)。選手名の表現は「C 9」などと表現される。「C」はポジション、「9」は背番号。ダラス・スターズの背番号9のセンターはMike Modano、といった、ある程度の知識か、その当時の選手名鑑が要求される(笑)。

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