ガントレット

発売:テンゲン/オリジナル:アタリ

「You’re about to die!」

海外製のゲームの割にけっこうゲームセンターで見かける事ができましたね。(サンフランシスコ・ラッシュは出回るのかなぁ…)通常のアーケードモードに加え、レコードモードやバトルモードなどのモードが追加されている。そのなかでもっとも熱いのがクエストモードだ。アクションRPGとは言い難い「RPG風味のアクション」といった雰囲気のゲームのRPG要素が強まってじっくり遊びたくなるようなゲームに変わっている。もちろんオリジナルモードもテンゲンらしくほぼ完璧といっていい仕上がり。ウォリアーのボイスは左側から、エルフのボイスは右側から出るという芸の細かさもいい。しかし、よくここまでボイス詰め込んだなぁ。出てくる敵の量も半端じゃないし。
しかしテンゲンの特徴にはもう一つ「入手しにくい」というのもあるわけで…。中古価格は販売・買い取りともにかなり高価。持っている人は手放さないほうがいいだろう。
最後に感心したことがひとつ(アーケード版では気が付かなかった)。ある程度進むと出てくるボーナスステージ。ここには敵がいない。とにかくトレジャーをとりまくって時間内に出口から出ればトレジャーをとった数だけボーナスポイント。ただし、出口から出る前にタイムが切れてしまうと0点。
10秒前から、「Ten,Nine,Eight…」とカウントダウンのボイスが入る。しかし、ごくまれに14秒くらい前からカウントダウンのボイスが入ることがある。「14、13、12…」とカウントダウンするのではなく、14秒のところから「Ten,Nine,Eight…」とくるのだ。フィールド画面に気を取られていてタイム表示を見ていないとトラップに引っかかる。「Five,Four,Three…」急いで出口を探していると「Two,One…Just Kidding!
このセンスはアメリカには追いつけないだろうね。


PrevINDEXNext