プロホッケー

販売:エレクトロニック・アーツ

想像力で勝負(笑)

EAお得意の、といってもいいだろう、スポーツゲームシリーズの一環。日本でははっきり言ってそれほど馴染みではないアイスホッケーではあるが、アメリカ・カナダでは絶大な人気を誇る。特にカナダではアイスホッケーは国技といっていい。きっと北米大陸ではヒットしたに違いない(笑)
そののち、日本で遅れてリリースされることになる。アイスホッケーといえば「王子製紙」とか「国土計画」なんていってる国でどうなんだろうという気もするが、案の定、それほどヒットしたという話も聞かない(京都の御家庭コンピューターのアイスホッケーってそれなりに出たみたいだけど、あれって京都が出したから、ファンダメンタリストが飛びついただけだよなぁ。アイスホッケーがしたかったからじゃなくて)。言い忘れたが、22の国の中からチームを選ぶことができるが、北米大陸よりも遅れてリリースされた弊害がここにある。ソビエト連邦とユーゴスラビアの存在だ(笑)。マニュアルの1ページ目をめくった目次の下に「ゲームは、ホッケーが最も評判の高い時期(1990~1991年)を基に、舞台設定しています。そのため、ゲーム中ではソ連(現ロシア)、ユーゴスラビア(現新ユーゴ、ボスニア・ヘルツェゴビナ)が登場していますが、あらかじめご了承ください。」という苦しい言い訳が記載されている。
選んだ国で何が違うのかというと、ユニフォームの色や、選手の能力値などが多少変わってくる。特に選手名が出てくるというわけではない。そこは想像力のはたらかせどころだ(笑)下手に選手名とか(架空なら出さないほうがいい)出てくると、想像力が邪魔されてしまう。その気になりさえすれば、長野オリンピックの決勝戦、チェコ対ロシアの一戦(チェコスロバキア対ソビエト連邦になってしまうが)の再現だって平気だ(笑)。北米大陸的に見れば、国別対抗よりも、NHL(北米アイスホッケーリーグ)の方が売れるんじゃないだろうか。
と、向こうも思ったに違いない(笑)ジェネシスでは、システムの似た「NHL’97」というソフトがリリースされている(サターンやプレイステーションにも同名のソフトがあるがこちらはポリゴン使用の3Dタイプ。今年版早く出せ。)。うらやましい。「’98」や「’99」はジェネシスでリリースされるんだろうか?あるいは長野オリンピックを想定した国別対抗とか。PCや64にはあるけども。
後日談:ジェネシス版NHLは、’98まで出ているようです。

PrevINDEXNext