Hong Kong Tour For Gamers 2003/2004

1/11~1/15/2003、1/26~1/31/2004
前回の記録はこちら


▲某日、成田空港の銀行で5000円を香港ドルに換金。300ドル+164円。書類の上で計算するな(笑)

▲上と同日、重慶マンションで5000円を換金。364ドル。

「はじめに」


えー、今回は1日目にここ、2日目にここ、とか順序立てて行ったわけではないので(信和中心に1日に複数回行ったりしてるしなw)時間軸ではなくてジャンルごとに書いていきたいと思います。
エアポートエクスプレスは今年で5周年(2004)。
▲エアポートエクスプレスは今年で5周年(2004)。


香港携帯電話事情

香港での携帯電話の規格は、いわゆるGSM(Grobal Standard for Mobilecommunication)という規格。っていうか、この規格じゃないのが日本と日本を手本にした韓国ぐらいのもんで。要はGSM規格の端末を持っていればその国での契約データの入ったSIMカードを端末に入れればその国で通話ができるわけです。NTTのFoMA端末を持っているヒトなら、このカード形式はなじみがあると思います。あるいはVodafoneVodafone Groval Standard端末もこの形式です。この形式の端末を持っていけばいいのかもしれませんが、如何せんラインナップも機能も中途半端。日本語のメールが受けられないとか、カメラ機能で撮った写真がメール添付できないとか。日本と海外同時に使おうというのはもう少し待ったほうがいいかも知れませんねぇ。日本もGSM規格に対応してくれればいいのに。
結論としては、Vodafoneユーザーの私としましては、VGSに乗り換えるのはもう少し待ち、ということで、向こうで安いGSM端末とプリペイドSIMカードっていうのが一番いいんじゃないかっていう感じです。前回行ったときはAUのあれだったんだけど、なんか面白くなくてキャリア変更しちゃいました。あれはあれでよかったかも知れないけど。FoMAもGSM対応を始めるらしいし。
日本の端末はどいつもこいつも二つ折りで面白くもなんともないですが、GSMはいろいろ面白そうな端末があります。ここなんかが詳しいですが、Motorola V70あたりはマックユーザーでもないのにMotorola好きの自分としてはたまんないですね。機能としてはどうってことないんですが、 デザインとかいろいろ。なんてことを思いつつ、向こうで売ってないだろうかなんて考えていたら、GSM端末って言うのは基本的にキャリア縛りがない(SIMカードを入れ替えればどうにでもなる)から日本みたいに何ヶ月かキャリア縛りをする代わりに端末はタダでくれてやる、という考え方をしないんですね。要するに、高いんですわ。端末。特に人気機種は。前述のV70なんかは5万円じゃきかない。日本で使えりゃまだ話は違うんですが…。結局安い端末、中古の端末(そんなわけで中古市場って言うのも成立するわけですな)いろいろみてみましたが結局これはというものを見つけられず。免税店のGSM無料レンタルサービスを使うことにしました(要クレジットカード。保証金1000HK$、プリペイドSIMの購入が条件)。そうしたら充電器の機種が間違ってやがって、バッテリー切れで難儀しましたわ。次に来るのはNokiaのN-GAGEとみたね(笑)

2004追記:2004年、香港での流行はNOKIA 7600。3G規格に対応しており、日本でもVodafone経由で使えるというのが売り。このとき現在の売値はHK$3288くらいから。逆に流行を過ぎたV70はHK$1000前後で新品が入手可能。N-GAGEはあんまり来てません(笑)。とにかくソフト売ってるのをあんまり見かけない。千数百HK$で中古あったので買ってしまいましたが。Symbian OSって、いじりがいがあって結構面白いかも。いろいろ、携帯電話上でゲームとか動いたりしてるのが面白いが、外見がゲームマシンだから違和感なし(^^;

3G&GSMケータイ活用事典というちょうどいい本が出ました。

ゲームセンター

今回の宿は尖沙咀でした。近所をいろいろ散歩してみたところ、ゲームセンターを発見。朝の8時ごろから営業してました。おいてあるゲームはほとんどが日本語表記のままです。意外とあたらしめのゲームがおいてあったのに驚きました。日本でも最近よくあるカードにプレイヤーの記録を登録するタイプのゲームも結構ありました。見たところ、私がカードを持っていたのは頭文字D、ウイニングイレブン、それとセガ4人打ち麻雀MJくらいでしょうか。MJ以外はほとんどプレイしていませんが。というか、MJ置いてある所があったというのだけでもかなり驚きでしたが。後に麻雀格闘倶楽部のロケを香港で行ったという噂も聞きました。日本と中国、麻雀のルール違うはずなんだがなぁ…。そのMJがあった店では、店先にカレンダーの裏みたいな紙に書かれた『日式麻雀入荷』みたいな張り紙がしてありました。オンライン対応はもちろんされていません。なので、全国段位ランキングみたいなものは表示されません(当時は日本でも店舗間対戦のサポート前)。よし、ここはひとつおれの3段のカードで…と思ったら、カード受け付けてくれません。隣の席にいたヒトに『日本のカードは使えねぇよ』(推測。『日本』を意味する『ヤップン』という単語を聞き取れた)と言われた(らしい)。なぜかMJは日本のカードと互換性がないようです。頭文字Dとウイニングイレブンはカード読んでくれたんですがねぇ。あ、香港のカードを日本で使うこともできませんでした。ええ、試しましたとも。
セガ4人麻雀MJ。香港で撮ったんですよ、この写真。
▲セガ4人麻雀MJ。香港で撮ったんですよ、この写真。

言い忘れましたがプレイ料金はゲームによってかなり変動します。基本的にゲーム機のコインシューターは1ドル硬貨のみ受け付けるようになっています。両替機は置いていない所もあり、店のオヤジに10$コインや紙幣を渡すと黙って1ドルコイン10枚くれます。カード関係も筐体から新規カードが出てこないコナミ系は店のオヤジに申し出て売ってもらうシステムです。料金は古めのゲーム、たとえばそこで見たものではスーパースト2くらいだと2HK$。比較的新しいゲーム、大型筐体のゲームは4から6$くらい(前述のウイニングイレブン、頭文字Dなど)。
で、MJ。物好きなおれは新規でカード作りました(笑)。1ゲーム+カード作成の料金は11$でした。1ゲーム5$、カード代6$だったと思います。1ドルコイン5枚入れてスタートボタンを押して、あと6ドル入れるのか、と1ドル6枚入れている間に選択画面でタイムオーバーになりそうだったわ。店舗間対戦がスタートする前のMJって、わりと空いていることが多かったのですが香港のMJは結構盛況でした。麻雀格闘倶楽部がないっていうのもあるだろうけど。

2004追記:麻雀格闘倶楽部は製品がリリースされていて日本とリンクしてます。プレイ料金はHK$3で1クレジット、2クレジットで1プレイ。カードはHK$12。頭文字Dが8台置いてある店があったりして人気。このとき現在の最新はアウトラン2か。そして、ついにお得意のn in 1モノがアーケードマシンにも(笑)。なーんか、こんな感じの画面だったなぁ(笑)。
今年はパワーパフガールズが地下鉄のキャンペーンキャラクター(2003)。
▲今年はパワーパフガールズが地下鉄のキャンペーンキャラクター(2003)。


かいもの(ゲーム、DVD除く)

前回時間の都合などで行かれなかったところなどにもいろいろ行ってみました。
まずはオクトパスカード(八達通)。JRもSuicaを出してきてオクトパスカード同様に東京近郊の改札口が香港同様になってきましたが、香港ではもう一つ先に行っています。オクトパスカードでコンビニやスターバックスコーヒーあたりの支払いができるようになってました。前回私が行ったツアーのような、オクトパスカードを貸し出して地下鉄フリー、なんていうのはもうでてこないでしょうね(笑)。あと、限定品らしいのですがこんなものまでありました。とりあえず買ってみて、フツーに時計として使ってみてます。
前回行かれなかったところといえば旺角近辺の何でもありマーケット、男人街・女人街があります。夕方ごろになるとネイザンロードからひとつふたつ奥の通りに屋台ができ始め、5時半ごろになると一大屋台街が発生します。売っているものは雑多の一言に尽きます。LVマークの入った財布や小銭入れみたいなものが妙に安く売ってたり(笑)とか、キーホルダーやライターなどの小物を扱う店、Tシャツを売る店、DVDやヴィデオCDも健在。しかし、VCDはかなりDVDに押されて絶対数はかなり少なくなっています。他には、前述の携帯電話、Motorola V70の人気を物語るアイテムなどもありました。V70型のライターやキーホルダーです。日本でも最近こんなのが出てきていますが、いま日本によくある二つ折り型のフタではなく、フタを180度回転させる形になっているんです。この写真のライターとキーホルダーも、ちゃんと回転機能はサポートされています。別に開けたからってなんかあるわけじゃないんですが。他にも『中華人民共和国 香港特別行政区』と書かれ、香港の国旗のデザインにもなっている『洋紫荊』(日本では「ハナズオウ」といわれることが多いが、ハナズオウは『紫荊』で、間違って伝わっているらしい。『洋紫荊』は「バウヒニア」なんだそうだ。)の絵の入った懐中時計とか、毛沢東グッズ(これも時計やライター)など、ちょっとしたお土産なんかによさそうな物がいろいろありました。大体10~30$くらい。Tシャツは元WWFのWWE(World Wrestring Entertainment)がこの時点でのはやりのような感じでした。Shopzoneあたりにありそうな肖像画入りのTシャツがほかより高い値段で出ていました(それでも80$くらいか)。あと、特筆すべきは、と言いたかったところなんですが、あんまり見かけなかったんですよね。ここにあるみたいなバカ日本語Tシャツ。前回(2000年)にいったときは結構着てる人いたのに。漢字を使う国だから、いい加減感づきましたかね。でも、ここにある『ダンボール収納』のやつは見つけたので買っていやげもの(イヤなみやげもの、の意。命名はみうらじゅん)にしました。あと、びっくりしたのはこんなロゴが大書してあるやつとか。コレはさすがに買ってきませんでした。
他には、DVDプレイヤーを売る屋台、なんていう香港ならではのものも見られました。それにしても、DVDならぬVCDレコーダーなんてものがあったのには驚かされました(たとえばこんなの。まぁいまどきこのくらい出せば安いDVDレコーダー買えるだろうが。)。

2004追記:オクトパス時計まだ売ってます。毛沢東の時計(鄧小平もあり)とかは、だんだん見かける数が少なくなっています。廟街や女人街あたりの携帯電話グッズは相変わらず人気です。ケースとかは日本の二つ折り端末には不似合いなので目もくれませんでしたが、企業ロゴ入り携帯電話のストラップやネックストラップなんかはよく見かけます。品揃えではNokiaが一番でしょうか。意外とMotorolaを見かけませんでした。売れてるから少ないということなのか、それとも人気が下がってきちゃったんでしょうか。Samsungとかの方が多かったくらい。ほかには下記のライダージャケット風のもの。割と安かったのでひとつ買おうかと思って品定めしていたんですが、よくよく見てたらばからしくなってやめました。
2輪も4輪もいい加減、YAMAHAとSUBARU、Lucky Strikeと555が同居してたりする。
▲2輪も4輪もいい加減、YAMAHAとSUBARU、Lucky Strikeと555が同居してたりする。


かいもの(ゲーム、DVD)

やっぱりコレをはずすわけにはいかないでしょう。いざ、信和中心へ。DVDはそのときの流行に大きく左右されます。まぁ当たり前ですね。でも、いわゆる名作の類もたくさんあります。たとえば、ルパン3世とかジャイアントロボなんてのがありました。このころのあたらしめのところではあずまんが大王あたりでしょうか。あずまんがは2003年の香港滞在時、日本では3枚組の1と2がリリースされており、3は日本でも未発売でした。でも、香港では3枚組みで売ってたんですよね…。3枚目見てると『番組の最後にプレゼントのお知らせがあります。メモの用意をして最後まで見てね!』っていうテロップが入るそうですよ(笑)。もしセーラームーンのTVシリーズでもあったら買ってこようかなとか思ったんですが、ビデオCDしかないって…。ルパンみたいに過去の名作みたいな扱いになったらDVDになるかなぁ…。あと、ゲームの項でもでましたが、頭文字Dも人気みたいですねぇ。アニメ関係以外では、HMV Hongkongを見てきました。リージョンフリー、1、3、混在(笑)ちょっと古めの映画とかの投売りとかもすごかった。『ラスト・エンペラー』(またかよ)なんて20HK$。300円ですよ。ビデオCD前に買ったけど、DVDも買っちゃったよ。まぁあとでリージョン3って書いてあるのに気がついたんですけどね(笑)。でも帰ってからだめもとでプレイヤーにかけてみたら、見られた。もうなにがなんだか。でも、ホントにリージョン3で見られないのもあった。『スコーピオン・キング』と『DRIVEN』はダメでした。買う前にリージョンチェックはしておきましょう(^^;それさえ解決できれば(あ、あと言葉の問題ね)香港のこの環境は非常にうらやましいなぁ。


ゲームのほうは信和中心だと、例のコピー品ばっかりなのですぐそばの好景商場へ。まぁこっちもコピー品ばっかりなんですが、入り口付近は普通のショップです。たまたま旧正月近辺だったので、Xboxの正月記念限定セットが売っていました。Xboxロゴ入りの赤い袋の中にXboxロゴ入りのウエストポーチ、OTOGIのロゴ入りマグカップ、カレンダー、限定色コントローラー、PGR2、ソウルキャリバー2、クリムゾンスカイ、零、魔牙霊、タオフェンの中から1本、『Xbox霹靂無敵神算機』とか言うもの、最後にお年玉袋まで入って388HK$。今改めてみると結構お買い得な感じだな。買っとけばよかった。お年玉袋はいろんなところで配っている模様。銀行のロゴが入ったものを見かけたし、自分自身もマクドナルドでもらいました(笑)。香港では金額は少ないものの、先輩が後輩へとか上司が部下へ、みたいにやり取りが非常に多いそうです。
相変わらずコピー屋も健在です。前回行ったときはプレイステーション2は発売直後で日本でも手に入れにくい状態で、日本価格の倍で本体を買っても平気なごく一握りのお金持ちが純正品を買っていたような感じで、MODチップとかそういうのも存在しなかったんですが、3年もたてばそりゃもう(笑)。香港人民のかたがたも、お金持ちの人はトイザラスでどんどん純正品買って、そうでない人は、好景商場とか信和中心で親子連れでのコピーものの品定め…。
前回(2000年)の頃はコピー屋も堂々としたもんで、普通に30HK$とコピーソフトをその場でやり取りしてましたが、いまはモノをその場に置かなくなっていますね。飾ってあるのは見本で、3~4桁の番号が書いてある。それをメモって係りの人に渡すと、おもむろにGSM携帯電話からメールをどこかに送信する。そのソフト番号の羅列のようだ。『Come back again 20 minutes later』とか言われるので20分くらいどこかで時間をつぶして戻ってくるとそのソフトがそこにある、という寸法。まぁもちろん、コレを買ってきたところで普通の機械じゃ動かないしねぇ。でも、ひとつだけ興味を引かれるものがあったので…。

Playstation2版?
▲Playstation2版?


Dead or alive extreme beach volleyball…のplaystation2版?まぁ『電影版』って書いてあるから予想はつくだろうけど、単なるプレイ中の画面とかを延々とDVDに収めてあるだけでした。 オープニング、スタートデモ、プレイ画面、カジノ画面、静止画像集、CM。
ゲーム中の画面は思いっきり所持金999,999,999になってるし、静止画像はignのロゴが入ってる(笑)。
広東語では『DOA美少女沙灘排球』って言うらしいですよ(笑)
しかし、このジャケ、むちゃくちゃだねぇ。後ろ半分の画面写真はビーチスパイカーズだし、その下には"MATURE","BLOOD AND GORE","VIOLENCE"とか書いてあるし(笑)

信和中心のある店のシャッターに張ってあった警告書。
▲信和中心のある店のシャッターに張ってあった警告書。
香港法令528章とか何とか書いてある。


余談

香港滞在最後の夜、ちょっとした買い物をするのに香港ドルが不足気味。重慶マンションまで行くのも面倒なのでレートが悪いのを承知でホテルのフロントでやってもらおうかと思って、たまたま持っていた弐千円札を出したらば、
『Our accounting bank has not accepted two thousand yen bill.Because two thousand yen is special.』
(私たちが取引してる銀行は2000円札受け付けてくれない。特殊だから。)
って言われたorz


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