パーティクイズ MEGA-Q

販売:セガ

「宇宙戦艦」

アーケードゲームなどで一時期乱発されたクイズゲームっていうのは、家庭用ではあまり見かけないような気がする。個性を出すのが難しいということなのかもしれないが、このゲームは、「テレビ番組風に進行していく」という特徴がある。プレイヤーは一出場者となり、ゲーム、というか、番組を進行していく。このゲームが紹介されるときは大概「個性のあるキャラクターが云々」なんていう紹介のされかたをするが、クイズの内容も個性的でなかなか飽きさせない。回答の仕方も早押しボタンを押してから、選択肢を選ぶというタイプではなく、方向キー、A、B、Cボタンに選択肢1~4が割り当ててあり、ボタンを押したら即座に回答、という形式。。この方式の利点は、プレイヤーにアドバンテージを与えないということ(早押しボタンを押してから回答、という形式の場合、とりあえず押してから選択肢を選びながら考えるという手が使えてしまい、プレイヤーに非常に有利になってしまう)。プレイヤーも焦ってしまい思わぬ誤回答、なんていうことも起こってしまう。クイズの内容も、昔のクイズ番組形式あり、オーソドックスな早押しタイプあり、ペーパーテスト形式ありとなかなかバラエティに富んでいる。テレビ番組形式では、途中でCMも入り、希に画面最上部に「××航空機が消息を絶ちました。日本人の乗客は確認されていません。」(実際にはすべてカナで表示される)とかニュース速報が入ったりしてしまう芸の細かさ。ゲームのランクは「予選」「本番」「特番」があり、少しずつクイズのコーナーが違ってくる。「特番」ランクは、全員回答の早押しコーナーでは、選択肢出現後早いと0.3秒くらいでコンピュータが答えてしまったりと、なかなか手強い内容になっている。しかし、「特番」モードで優勝すると、隠し画面が出てきたりする。別にたいした画面じゃないが、テレビ番組風に、というこのゲームのコンセプトを理解していると、思わずニヤリとしてしまうこと請け合い。余談だが、「テレビ番組風」というコンセプトでのクイズゲーム、パソコンとプレイステーションで決定版がプレイできる。富士通パソコンシステムズの『パネルクイズ・アタック25』と、『100万円クイズハンター』である。柳生博の『赤のボックスの品物が、青へ移動します!』とか、児玉清の『立ってしまわれ、た!』など、一度でも同番組を見たことがあれば大笑いできる。

<Cheats>

・隠し画面
「特番」レベルで優勝し、エンディング画面でしばらく待つ。隠し画面でなにかボタンを押すと、「タイトルでABCだ」と、サウンドテスト画面への入りかたを教えてもらえる。

・サウンドテスト
そういうわけで、タイトル画面でA+B+C。

・おわび
「本番」か「特番」プレイ中にリセットをかけて、再度始めると「おわび」の画面が出る(ドリームライブラリ上では見られません)。



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