俄羅斯方塊

発売:不明


メガドラユーザーの必携アイテム(笑)。アーケード版を作ったセガが、メガドライブ版も発売しようとして開発しておきながら発売できなかったというのは有名な話。もともとセガの版権が借り物的なもので、メガドライブ用の版権を…と思ったところで、あのメーカーがその版権の持ち主から版権をとってしまったというのが真相のようだ。それに付随していろいろ出回った噂に「あのメーカーがソビエトの教育省から(ちょっとこの辺うろ覚え)ソビエトで制作されるソフトの権利をすべて取得した」とか「スト2ダッシュプラスも発売中止になる」なんていうのがありました。
さて肝心のテトリス。発売中止になったもののプログラムが流出、香港あたりでROM化されたものが逆輸入されて秋葉原で入手が可能でした。しかし、当時同じくはやっていた「in1」モノが「著作権法違反」で横浜の業者が摘発された(要するにコピーだからね)のを機に「in 1」ソフトとともに姿を消してしまいました。最近秋葉原で「in 1」ソフトを売る屋台が出没しているのでそういうあたりをよく捜せばもしかしたら入手も可能かも。
スイッチを入れると明らかにここはセガロゴだったのであろう、青い長方形が点滅する。

こんなの。
タイトルではコピーライト画面が表示されるが、もちろん「Alexey Pagitnov」とかそういうのは一切出てこない。

(C) 1989 PAGEANTSOFT INC.
(C) 1989 DR.PEPPER STUDIO
DESIGNED BY NUCLEUS TRONG-HAI MR.SHIUE
CODE NUMBER 3R1W5VKPPK

という謎の著作権表示。ブートレグのくせに著作権表示してしまうというのもすごい。
しかも「ドクターペッパースタジオ」と来た。同人サークルとかにこういう名前有りそう(笑)
ゲームの出来は残念ながら今一つ。ブロックがすぐにくっついてしまうので、アーケード版のような融通が利かないのだ。しかし、二人同時プレイや二人で一つのフィールドでの協力プレイなどいろいろなモードが用意されている。
ゲームとしては今一つだが、見つけたら入手したいところだ。
以前、特に名を秘す某PS系メーカーの広報A氏と話した時のこと。「自分はあのメーカーのマシンは持ってない」といったら、「へぇ。じゃ、巨人嫌いでしょ」っていわれた。うまいこと云う(笑)


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