トージャム&アール

発売:セガ

「もっと早く気が付くべきだった…。」

はっきり言おう。日本向けなキャラクターではないため、見た目でかなり損をしている。値段もすぐ安くなっていた。私自身もとりあえず安かったんで買ってみてほとんどプレイしないでほったらかしていた。しかし、よくよくプレイしてみると、フィールドはランダムジェネレートされ、アイテムの中身も使ってみるまで分からず、プレイごとにもちろん違う。そう。これは「ローグ」や「ネットハック」のシステムではないか。いまとなってはさほど目新しいシステムではないが、(太った商人がダンジョンに潜るゲームがこのシステムのオリジナルだと思ってる奴はここを見にくるような人ならいないはず。このゲームのクリエイターが、それを作るまで『ローグ』を知らなかったというのはいくらなんでも信じ難い。)このゲームに見事にマッチしているように思う。練習用(?)に、固定されたモードが用意されているのも親切だ。
さらに目新しいのはサウンドモード。曲を選ぶとトージャムとアールが画面に現れる。そこでコントローラーをいろいろ操作してやると、バックのサウンドにパーカッションで干渉ができるのだ。ちょうど3DOの「ショートワープ」に収録された「ダンス天国」のような感じか(もっとわからない例えをしてどうする)。
ちょっとばかりトージャムとアールの移動速度が遅くていらいらするところはあるが、それが気にならなくなれば結構長いこと遊んでいられるのでは?
(あと、スラング丸出しの英語になれる必要もありそう。下手に日本語にされるよりはいいか)



PrevINDEXNext