北アルプスの麓を爽快ラン

第3回 信州安曇野ハーフマラソン 参戦記

2017年6月4日

日記

6月4日(日)大会当日 「水色シャツの時」

体調良好の朝。今の走力だと単に自己ベスト更新だけならゆるふわ系ヌルゲーなので「自宅から会場までジョギングで行く」という縛りを付けた。7.3km、まぁウォーミングアップだと思えば。豊科南部総合公園に五千人余が集まり、過半数が参加賞の水色シャツを着ているので何か宗教じみている。自分はいつもの赤いサイクリングジャージですすみません。トイレ待ちは二台の仮設につき一列という動線が作られているなど、ストレスを感じさせない運営力は感じる。ゼッケン等も事前郵送されている。ゼリーサプリ摂取や日焼け止め等の準備をして、スタート行列へ。Aブロックの、わりと前の方になったか。ここからの待ち時間はちょっと長いね。埼玉県三郷市と奈良県三郷町（さんごうちょう）から祝電が打たれているあたり、かつての三郷アップルマラソンの後継イベントなんだなと嬉しくなる。

とは言えここは初参加、緊張して朝9時スタート号砲を受ける。Aブロックゼッケンに恥じないキロヨン（4分以内/km）ペースを意識して、失速ランナーを次々かわしていく。涼しいが微風という絶好の条件下、坂も少ない高速コースだ。北アルプスの稜線は曇りがちで、スッキリ見えるのは爺ヶ岳くらい。あと南には南アルプス。沿道の応援は人口規模なりだが暖かい。

なかなかアドバンテージが広がらず苦しいかなと思ったが、8kmラップ3'43"が出て一安心。エイドでスポーツドリンクを頂き、下堀の登り坂はハイピッチで乗り切って後半戦に入る。拾ヶ堰沿い、ずっと前に白バイが付けているのが気になる。どうやら女子1位らしいが、結局この差は縮まらないことになる。15km過ぎ、大会ゲストの有森裕子＝サンとハイタッチ。有難う！

だが跨線橋のちょっとした坂がキツい。もう4分/kmを切るのが難しくなっているのだ。豊科の折り返しで、序盤に抜いたはずの女子2位3位まで背後に迫っていることを知る。力を溜め直そうと人の後ろに付けて、19kmラップ4'11"まで落ちる。悪い癖。

20kmから呼吸を3拍子にしてスパートを掛ける。だが今はそんなに無理しなくても良い。幸いゴール前の叩き合いにはならず、1:23'41"でバンザイフィニッシュした。10年前の大町アルプスマラソンで出ていたPBをようやく塗り替え、ハーフでは初のキロヨン達成である。いつかはちゃんとフルで・・・。

順位95位（女子含めると96位）と二桁に入れたのも意外で嬉しい。フィニッシュ直後に渡されるオシボリがキンキンに冷えてやがる。額の汗を引かせたり、脚のアイシングにも使えて便利。嵩張るタオルなんかよりずっと良い。スポドリと安曇野産こしひかり750gが完走賞。具入れ放題のおにぎりや特産玉ねぎスープ、冷やしおしるこ、和菓子やトマトのふるまいも有難い。ローカル感満点だった三郷アップルとは趣がずいぶん異なるが、都市マラソン並みの運営を田舎でやったらそりゃ快適だよねという信州安曇野ハーフマラソンだった。

預け荷物を受け取って一段落。タンパク補給に出店の辛口ケバブを食って、帰路もジョギングとする。だが自宅とは逆の北へ向かう。参加者シャトルバスに何度か抜かれつつ、御法田経由でファーマーズガーデンあかしなまで10.5km。今日は38.9km走った計算だ。参加者特典の値引券で玄米等を買い込み、焼きおやきをかじりつつ明科駅まで歩く。JR篠ノ井線で帰松。風呂の値引券もあるので、夜はクルマで豊科温泉湯多里山の神へ。って結局クルマ出すんかい。

例年4月の長野マラソンを過ぎると一切ジョギングしなくなるため、この大会は評判と人気を気にしつつも不参加だった。今年は7月のロゲイニング日本選手権に向けトレーニングを継続しており、その一環として参加することができた。もう、スピードは十分。あとはスタミナを付けて、暑さにも強くなりたい。

結果

公式リザルト

記録	1時間23分41秒	(最速者1:05'53")
ネットタイム	1時間23分27秒	※スタートラインからの計測参考記録
男子40代順位	26位	(/完走1115名/出走1122名/申込1284名中)
男子総合順位	95位	(/完走3720名/出走3770名/申込4336名中)
男女総合順位	96位	(/完走5087名/出走5182名/申込5965名中)

他にファミリーラン（2km）完走672名/出走672名/申込681名。ボランティア約600名
9時気象: 天候晴れ,気温15.1℃,湿度53%

リンク

信州安曇野ハーフマラソン公式ページ

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